「お金を貯められる人」は銀行口座をどう使っているのか?
LIMO / 2019年6月2日 11時45分
「お金を貯められる人」は銀行口座をどう使っているのか?
将来のために貯金しなくては、と思っていてもなかなか貯まらないのが現実。一方、上手にお金を貯められる人は、銀行口座の使い方、活用方法がほかの人とは少し違うようです。そこで今回は、貯金がうまくいく人の銀行口座の使い方をご紹介します。
デビットカードを作ってお金の使い方をチェックする
使うと銀行口座の残高からすぐにお金が引かれる仕組みになっているデビットカード。ひと昔前は、クレジットカードが作れない人がデビットカードを作る、などと言われていいイメージがない人も多いかもしれません。
しかし、デビットカードは非常に使い勝手がいいものです。当然、残高以上に使いすぎるリスクはありませんし、その場で引かれるので「今月の使っていいお金」の計算がしやすいのです。
クレジットカードの請求額を見て、「あれ! こんなに使ったっけ?」と驚いたことはありませんか。想定外の請求が来て今月の生活費がピンチに、という展開を経験した人もいるでしょう。これがなくなるだけでもデビットカードは魅力的です。
さらに、使ったお店がわかるデビットカードならお金の管理もしやすいですよね。現金で支払う場合はレシートを見返さないと、どこでいくら使ったのかわかりませんが、デビットカードならすぐに明細が見られます。特にネットバンキングを利用していれば、アプリですぐに確認ができるんですよね。とても便利ですし、お金の管理がしやすくなります。
目標達成度を入出金履歴でチェックする
お金が貯まりやすい人は、入出金の履歴をよく見ています。自分がいつ、何に、いくら使ったのかを把握するという意味もあると思いますが、目標の達成具合を入出金履歴を見ながら確認するのです。
残高だけでも目標の達成具合は計算できますが、入出金履歴を見ればどういう場面で無駄なお金を使っているのか、どういうときに自分が大金を使ってしまうのかという傾向が見えてくるようになります。
先述のように、ネットバンキングを利用していたり、そもそもネット銀行だったりすると、スマートフォンにアプリを入れてすぐに残高を確認することができます。
20代で1000万円以上の貯金がある人に話を聞いたときは、「アプリで残高を見るのが大好き」と話してくれました。残高を見てモチベーションを保っているということなのでしょう。確かに毎回残高が増えているとワクワクしますよね。
用途別に口座を分ける
お金を貯めるとき、「とにかく貯めればいい」と思っているとなかなか貯まりません。用途や目的がはっきりしておらず、不用意な出費や想定外にお金が飛んでいくようなことがあると、せっかく貯めたお金から差し引いていかなくてはならないからです。
しかし、お金を貯める目的は一つではないですよね。趣味のものを買いたいと思っていたり、結婚資金やその先のマイホームのお金、子どもの教育資金など、お金を貯めておかなくてはならないことはさまざま。
そして、忘れてはならないのが老後資金ですが、老後資金のように先が長い目標に向かってお金を貯めるのはとても大変です。せっかく貯めていたお金がマイホームの頭金で一度ゼロになり、また貯まってきたと思ったら子どもの教育費でゼロになる、というようなことが繰り返されがちだからです。そうなるとモチベーションも保ちづらいですよね。
貯金上手な人は銀行口座を貯金の目的ごとに分けています。都市銀行のA銀行は給与受取兼生活資金決済用、金利の高いネット銀行は老後資金貯金用、地方銀行のB銀行はマイホームの貯金用、などと分けて使うんですよね。
お給料が入ったらすぐに、給与受取の口座からほかの銀行口座に振り分けて貯金します。お給料をもらってすぐにお金を振り分けることで確実にお金を貯めることができますし、用途ごとに分かれているので目標と比較して進捗を確認することもできます。
「マイホームを4年後には買いたいけれど、この金額しか貯まっていないなら貯めるペースを上げよう」とか「老後資金が順調に貯まってきている。このまま継続しよう」などとペース配分を考えることもできますよね。
金利が少しでも高いところにお金をまとめる
当たり前のことのようで実はあまり行動に移せていないのが、金利のこと。
少しでもいいから高い金利がつく銀行へ預けたいと誰もが思うはずですが、使い慣れているところからお金を動かすのが面倒だったり、そもそもどの銀行の金利が高いのかわからないことも。そうなると、せっかく今の銀行より高い金利を設定しているところがあっても活用しきれません。
貯金上手な人はこのひと手間を惜しみません。預金利率をこまめに調べたり、いろんな銀行のウェブサイトを見たりして有益な情報が拾えるようアンテナを張っているのです。そんな時間はない、と思う人もいるかもしれませんが、通勤中のちょっとした時間でも、仕事の休憩時間でもいいので少し調べてみてはどうでしょう。
まとめ
いかがでしたか。お金が貯まる人は銀行との付き合いを適当にせず、ちゃんと向き合っている傾向が見られます。そもそも、大事なお金を預ける銀行なのですから、真剣に、そしてしっかり考えて選んだほうがいいですよね。ぜひ今お持ちの銀行口座をフル活用してくださいね。
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