違反物件問題の大和ハウス工業が急落!日経平均株価は3日ぶり反落
LIMO / 2019年6月24日 7時20分
違反物件問題の大和ハウス工業が急落!日経平均株価は3日ぶり反落
【東京株式市場】 2019年6月21日
株式市場の振り返り-日経平均株価は3日ぶり反落、21,500円回復目前で急失速
2019年6月21日(金)の主要指標(カッコ内は前日終値比)
日経平均株価 21,258円(▲204円、▲1.0%) 3日ぶり反落
TOPIX 1,545.9(▲14.0、▲0.9%) 3日ぶり反落
東証マザーズ株価指数 890.8(▲17.0、▲1.9%) 3日ぶり反落
東証1部上場銘柄の概況
値上がり銘柄数:619、値下がり銘柄数:1,458、変わらず:68
値上がり業種数:7、値下がり業種数:26
年初来高値更新銘柄数:61、年初来安値更新銘柄数:67
東証1部の出来高は15億3,666万株、売買代金は2兆7,182億円(概算)となり、いずれも前日より大幅増加となりました。FOMCの結果を受けた米国株式市場の大幅続伸という好材料はあったものの、模様眺めムードが継続しました。ただ、FTSEのリバランスに伴う売買により、最後の1時間で約1兆円の嵩上げがあり、結果的には久々に薄商いから脱した形です。
売買代金は3兆円には届きませんでしたが、5月8日(2兆9,130億円)以来の高水準でした。ちなみに、この5月28日もMSCIのリバランスに伴う売買で嵩上げされたので、実質的には1ヶ月近い薄商いが続いていると見ていいでしょう。
そのような中、日経平均株価は利益確定売りに押される展開となりました。寄り付き後は一時+35円高となり、21,500円回復目前まで迫る場面がありました。しかし、前場の半ば過ぎから売りに押され始め、後場の半ばには一時▲241円安まで下落しています。最後はやや巻き返したものの、結局は▲200円超の下落となる3日ぶりの反落でした。
なお、TOPIXも同じような値動きで3日ぶりの反落で引けています。
東証マザーズ株価指数は3日ぶり反落、売買代金は3日連続で1,000億円超え
東証マザーズの出来高は5,647万株、売買代金1,107億円となり、いずれも前日より減少しました。売買代金は3日連続で1,000億円を上回る商いとなりましたが、やや盛り上がりに欠けたようです。
また、株価指数も▲2%安に迫る下落となり、3日ぶりの反落となりました。終値で再び900ポイントを割り込みましたが、今後の展開は引き続き個人投資家の物色意欲回復次第と言えそうです。
ファーストリテイリングとソフトバンクGが大幅安、大和ハウス工業は急落
個別銘柄では、ファーストリテイリング(9983)が年初来高値を更新(上場来高値でもあります)した後に急落し、ソフトバンクグループ(9984)とともに大幅安となりました。
また、エーザイ(4523)、資生堂(4911)、第一三共(4568)、アステラス製薬(4503)などのディフェンシブ銘柄が大幅安となり、不祥事の影響(再調査の結果、不適切物件数が倍増)が危惧される大和ハウス工業(1925)は▲6%安に迫る急落となっています。
さらに、円高進行を懸念して自動車株やハイテク株に売りが増加し、SUBARU(7270)、スズキ(7269)、ソニー(6758)、NEC(6702)などが大幅下落となりました。
その他では、三井不動産(8801)など不動産株の下げがきつく、三菱UFJフィナンシャル・グループ(8306)など金融株も冴えない値動きに終始したことが目を引きました。
一方、ファナック(6954)とキーエンス(6861)が続伸し、パナソニック(6752)やシャープ(6753)などハイテク株の一角も値を上げました。また、東京エレクトロン(8035)や信越化学工業(4063)など半導体関連株にも買い戻しが入ったようです。
新興市場(東証マザーズ)では、モルフォ(3653)が値を上げて年初来高値を更新し、手間いらず(2477)が急伸して高値更新となりました。一方、メルカリ(4385)が急落して公開価格(3,000円)を下回り、サンバイオ(4592)も急落して続落となっています。
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
日経平均は大幅反落、1,052.40円安の「38,520.09円」で取引終了…株価急落を招いたトランプ米大統領の“一筆”【2月3日の国内株式市場概況】
THE GOLD ONLINE(ゴールドオンライン) / 2025年2月3日 17時45分
-
日経平均は5日ぶり反落、26.89円安の「39,931.98円」で取引終了も…株価騰落数が示唆する“相場への期待”【1月24日の国内株式市場概況】
THE GOLD ONLINE(ゴールドオンライン) / 2025年1月24日 17時15分
-
日経平均は反落、121.14円安の「38,451.46円」で取引終了…トランプ就任前にポジション調整の動きも「指数38,000円水準」はサポートか【1月17日の国内株式市場概況】
THE GOLD ONLINE(ゴールドオンライン) / 2025年1月17日 17時15分
-
日経平均は反落、102.24円安の「39,981.06円」で取引終了も…指数の“底堅さ”を演出した銘柄群の正体【1月8日の国内株式市場概況】
THE GOLD ONLINE(ゴールドオンライン) / 2025年1月8日 19時0分
-
日経平均は先物主導で大幅安、587.49円安の「39,307.05円」で取引終了…大発会は3年連続で下落【1月6日の国内株式市場概況】
THE GOLD ONLINE(ゴールドオンライン) / 2025年1月6日 17時15分
ランキング
-
1ホンダ・日産の株価急上昇、需給巡る思惑先行 破談報道でも
ロイター / 2025年2月5日 10時39分
-
2やりすぎやん、スシロー! 鶴瓶のCM“抹消”は危機管理的にアリかナシか?
ITmedia ビジネスオンライン / 2025年2月5日 6時10分
-
3「横浜駅に頼らない路線」神奈川県ご当地鉄道事情 代表格は「ロマンスカー」でおなじみの大手私鉄
東洋経済オンライン / 2025年2月5日 6時30分
-
4トランプ政権始動、円相場の行方は関税次第に…マーケット・カルテ2月号
THE GOLD ONLINE(ゴールドオンライン) / 2025年2月5日 7時0分
-
5西友の売却に見る「総合スーパー」の終焉 かつてダイエーと争った“王者”の行方は?
ITmedia ビジネスオンライン / 2025年2月4日 8時0分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください