「旦那より稼ぎが低いから家事をする」「育児は私が担う」は、本当に常識なのか?
LIMO / 2019年7月28日 11時0分
「旦那より稼ぎが低いから家事をする」「育児は私が担う」は、本当に常識なのか?
「夫の稼ぎの方がいいから」という理由で、家事を丸ごと引き受けてはいませんか?「自分より多く稼いでくれているから」と思う気持ちは分かりますが、だからといって「収入が少ないほうが家事をしなくてはならない」という理由にはならないはず。
そこで今回は、夫婦間における家事について考えてみましょう!夫に家事をしてもらうコツもあわせてお伝えします!
家事と収入を結び付けるのは間違い?
そもそも、家事と稼ぎを同じ目線で考えることは正しいのでしょうか。仕事をしていると、周囲の人や社会との関わりをもてるだけでなく、自分の能力を評価してもらえる機会や、労働に応じた給与を受け取れます。
その一方、家の中で黙々と行うことが多い家事は、周囲からの評価をもらう機会は少ないうえ、無給で取り組まなければなりません。労力に対するやりがいは、仕事に比べると少なくなってしまうでしょう。
このように、仕事と家事は得られるメリットも苦労も大きく異なります。収入だけで家事の負担割合を決める、という方法には疑問が残りますね。
また、「女性は結婚や妊娠で退職する可能性がある」という理由から、高年収の役職に就きにくいケースも珍しくありません。同じ労働条件なのに、男女間の給与に差があることも。夫婦それぞれの収入面を考える際には、こういった現状も視野に入れておきましょう。
家事ができる夫を育てるには
とはいえ、「夫は家事ができない」「私がするしかない」という家庭もあるのではないでしょうか。しかし、この状況が続いていると「自分は家事をしなくていいんだ」と夫に認識されてしまいます。家事に対する意欲もどんどん薄れていくでしょう。
そこで、家事の一部を夫にお願いしてみるのがおすすめです。あくまでも「この家事をしてくれたら助かるな」と依頼するのであって、「こうするのよ」と指導するのではありません。
夫が自ら行動して学ぶことで、1人でできる家事のレパートリーが増えていくはず。万が一妻になにかあった場合も、心強い存在になってくれるでしょう。
「育児は妻任せ」も考えもの
なかには「家事や仕事で精一杯だから、子育てをする余裕はない」「仕事に専念したい」と考えている女性もいるでしょう。そういった考えに至るのは、子育てで発生する仕事への支障が女性に偏っているからと考えられます。
残業や出張が発生した場合、育児中の女性はどうしても育児面で断るケースが多くなりがち。その一方、男性は子どものことを心配することなく応じられるでしょう。
さらに、子どもの体調が悪いときには看病をし、病院へ連れていく必要もあります。急な休みなど、職場に気を遣う場面も増えていくでしょう。このような状態だと、女性が思うように働けないのも無理はありません。
この現状を変えるには、男性の積極的な育児参加が必要不可欠です。「子どもは妻が見てくれる」と任せっきりの状態ではなく、自分も育児を担っている1人なのだと自覚しましょう。夫婦で育児に取り組み、「仕事も子育てもしたい」というお互いの理想を実現させてくださいね。
まとめ
気が付けば、「旦那より稼ぎが低いから家事をする」「育児は私が担う」といった状況が当たり前になってはいませんか?男女間の労働条件が異なること、「働きたい」という思いは夫婦共通であることを踏まえると、不公平な現状だと分かるはず。
収入や性別関係なく、「家事は協力し合いたい」「仕事も育児もしたい」と胸を張ってもいいのです。夫が自主的に参加するよう促しながら、夫婦二人三脚で家事や育児に取り組んでいきましょう。
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