年収1000万円プレイヤーの約3割が「5時間睡眠」睡眠満足度と年収の関係
LIMO / 2019年9月26日 20時15分
年収1000万円プレイヤーの約3割が「5時間睡眠」睡眠満足度と年収の関係
年収1,000万円プレイヤーの約3割が5時間睡眠——今年4月公開のハイクラス人材に向けたアンケート調査により、年収1,000万円プレイヤーの生活スタイルと睡眠事情が大きな話題となりました。一般に理想の睡眠時間が6時間〜8時間といわれる中、なぜ彼等は短時間睡眠で、優れたパフォーマンスを発揮できるのか。その秘密は睡眠時間ではなく、“睡眠の質”が左右する「睡眠満足度」にあるかもしれません。今回は、睡眠満足度と年収の関連性を考察していきます。
重要なのは“時間”ではなく“睡眠満足度”
「東北大学」による「年収と睡眠スタイルの関係性に関する分析(https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000212.000022215.html)」において、以下のような研究結果が公開されています。内容を要約してご紹介しましょう。
・睡眠時間の長さと年収に関連性はない
・睡眠に関わる生活リズムが安定しているほど年収が高い
これはどういうことか。まず、睡眠時間と年収に関連性がないのは確かです。「たっぷり寝れば稼げる!」というわけではなく、ショートスリーパーでも年収1,000万円を超える人がいるのは事実。重要なのは、睡眠満足度に影響する生活リズムのようです。
論文では「総合睡眠リズム安定度」と称し、就寝時刻や起床時刻など、睡眠に関する生活リズムが安定しているほど、年収が高い傾向にあることがわかっています。それが睡眠の質、ひいては睡眠満足度を高め、仕事における生産性も向上。結果、年収アップに繋がるのではないでしょうか。あくまでも仮説に過ぎませんが、睡眠満足度と年収に一定の関連があると筆者は考えます。
睡眠の質を高める5つのポイント
年収アップの秘訣は、睡眠満足度の向上にあると見ました。では、睡眠の質を高め、睡眠満足度を向上させる方法はあるのでしょうか。以下にポイントをまとめました。
・適切な生活リズムの維持
・生活習慣の改善(運動不足・ストレスの蓄積・過剰飲酒・喫煙など)
・就寝環境の改善(衣類の変更・枕の変更・照明の変更など)
・夕食以降にカフェインやニコチンの摂取を避ける
・就寝前にパソコンやスマートフォンを操作しない
優先すべきは、適切な生活リズムの維持。就寝および起床時間をパターン化することで、体内時計が規則正しくなり、入眠もスムーズになります。また運動不足や過剰飲酒・喫煙などの生活習慣も、できるだけ改善すべきです。これらは良質な睡眠を妨げる要因となります。夕食以降のカフェイン・ニコチン摂取、パソコンやスマートフォンの操作も同様です。
女性に関しては、手足の“冷え”も睡眠の質を低下させます。38度〜40度のお風呂にゆっくりと浸かったり、就寝前にマッサージやツボ押しで血行を促したりすると良いでしょう。さまざまな“冷え”対策を行うことで、質の高い睡眠が得られやすくなります。
自分の睡眠サイクルを把握する
質の高い睡眠を得るには、「適切な睡眠時間」を確保することも重要です。以下の手順に沿い、自分の睡眠サイクルと適切な睡眠時間を把握しましょう。
・1.1週間分の就寝時間や起床時間、起きた時の気分などをメモする
・2.スッキリと目覚められた日の睡眠時間をピックアップする
・3.睡眠時間を※5の数字で割り、睡眠サイクルを割り出す
※一晩の睡眠サイクルの周期数
例えば、スッキリと目覚められた日の睡眠時間が8時間なら「8÷5=1.6時間」が自分の睡眠サイクルとなります。これはつまり、1.6時間毎にレム睡眠とノンレム睡眠を繰り返しているということ。たとえ毎日8時間寝られなくても、1.6の倍数かつ8時間に近い睡眠時間ならば、熟睡感が得られやすくなります。
上記サイクルから割り出した適切な睡眠時間が、以下の通りです。
【例:理想的な睡眠時間が8時間の場合】
・1.6時間(睡眠不足)
・3.2時間(睡眠不足)
・4.8時間(睡眠不足?)
・6.4時間(許容範囲)
・8時間(最も理想)
もし起床時間が決まっているなら、就寝時間を逆算してください。自分の睡眠サイクルに合わせ、アラーム設定を行いましょう。
まとめ
一部の1,000万円プレイヤーがなぜ、短時間睡眠で活躍できるのか。それは自身の適切な睡眠時間が元より短く、睡眠満足度も高いからだと考えます。あなたも睡眠の質を高め、年収アップを狙ってみてはいかがでしょうか?
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