キラキラネームを付けた親と本人の本音。「改名したい」と言われないためには?
LIMO / 2019年10月27日 20時45分
キラキラネームを付けた親と本人の本音。「改名したい」と言われないためには?
子どもの明るい将来を願ってつける名前には、両親の想いがたっぷりと込められています。しかし、思わず聞き返してしまうようなインパクトのある名前に出会うことも珍しくありません。
あまりに個性の強い名前は「キラキラネーム」とも呼ばれ、批判的な意見も多く見られます。実際にキラキラネームを付けた親やその本人は、この現状をどのように感じているのでしょうか。その本音に迫ってみました。
「キラキラネーム」をつけられた本人の本音
・「高校を卒業してから、企業の面接で名前について聞かれることが多くなりました。由来を説明すると、険しそうな顔で『ふーん…』と言われたことも。相手の年齢層によっては、あまりいい印象を受けないのかもしれません。やっぱり、一般的な名前のほうが良かったかな…」
・「親には『自分の個性を大事にしてほしいから、あえて個性的な名前にしたの』と言われましたが、そのせいで小学生の頃にからかわれて恥ずかしかった。親の気持ちは嬉しいが、せめて笑われない名前にしてほしかった…というのが本音です」
・「小学校に入ってから、自分の名前がキラキラネームなんだと気が付きました。そのころは『珍しい名前だね』と言われるくらいで、何も気にならなかったです。でも、大人になってからは、名乗ったときに一瞬変な間ができるように…。親は気に入っているようなので、文句は言えませんが…」
・「何度も読み方を聞かれたり、変換ミスをされたりと、キラキラネームのせいで苦労が多かったです。小学校の頃、友達からの年賀状で漢字間違いが連発したこともありました。親によると『あえて珍しい漢字を使った』とのことですが、もう少し利便性を考えてほしかったな」
小学校でキラキラネームだと自覚し、周囲の反応に違和感を持ち始めるのは社会人になってから、というケースが目立ちました。なかには、「親の愛情がつまった名前だから…」と受け止めている人もいるようです。キラキラネームに対する親の気持ちと周囲の声を聞き、板挟み状態になっている様子が見られますね。
名づけ親の本心は?
では、キラキラネームを名付けた側はどう捉えているのでしょうか。批判的な意見を目にした時の心境を聞いてみました。
・「職場の人に娘の名前を伝えたら、『うわ、それってキラキラネームってやつですよ…』と言われたことがあります。たしかに珍しい名前ですが、私たちが納得してつけた名前に文句を言わないでほしい」
・「よくキラキラネームについての話題を耳にしますが、周りがあれこれと言うこと自体に疑問を感じます」
・「人気の名前だって、時代によって異なっているはず。それなら、聞きなれない名前があってもおかしくないのでは?」
子どもにぴったりな名前を考えた親にとって、批判的な意見に納得できないケースが多いようです。わが子の名前を悪く言われると、嫌悪感を覚えるのも無理はないのかもしれませんね。
改名は一苦労…名付ける前に立ち止まろう
待望の子が生まれ、「とっておきの名前を付けたい」と思う親は多いもの。しかし、名前は本人の人生に大きく関与します。出生届を提出する前に、本当にこの名前でいいのか、苦労するシーンがないかをじっくりと考えておきましょう。
日本において「改名の手続き(http://www.courts.go.jp/saiban/syurui_kazi/kazi_06_20/index.html)」をするには、家庭裁判所の許可が必要となります。だれでも簡単に許可されるわけではなく、「名の変更をしないとその人の社会生活において支障を来す場合」でないと認められません。申し立てや手続きの手間も踏まえると、改名のハードルは決して低いものではないのです。
将来子どもに「名前を変更する手続きがしたい」「名前を変えたいのに変えられない」と言われないためにも、その場の勢いではなく時間をかけて考える、名付ける前に第三者の意見を聞くといった対策をしておきたいですね。
まとめ
個性的な名前は記憶に残りやすく、人間関係や社会の中で強みになることもあります。しかし、批判的な意見や日常での不便さが存在するのも事実。「普通の名前が良かった」「でも、親がつけてくれた名前に文句を言うのも…」と悩む声も耳にします。いずれにせよ、どんな名前も広く受け入れられるような社会になるといいですね。
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