娘は「シナスタジア」と「クロスドミナンス」?3人目育児で初めて知った、子どもの特徴
LIMO / 2019年11月3日 9時45分
娘は「シナスタジア」と「クロスドミナンス」?3人目育児で初めて知った、子どもの特徴
子どもが成長していくにつれて、言葉をしゃべるようになったり、字を書けるようになったり。その様子を見守ることは親として、とても嬉しいものです。
ですが、その我が子の様子がどこか他の子と違う…と気になる点が出てくることもあります。
病気というわけではない。日常の些細なことなので、気にする程のことじゃないんだろうけれど、やっぱり気になる!…そう思う親御さんもいらっしゃることでしょう。
今回は、3人の子どもを持つ筆者が「コレってこういうことだったのか!」と興味を惹かれたある特徴について、ご紹介します。
娘が「クロスドミナンス(交差利き)」だった
3人の子どもがいる筆者ですが、一番下の娘は現在4歳です。
離乳食が始まり、手づかみ食べやスプーンを使って自分で食べるようになってから、様子を見ていると左手を使っていることが多かったのです。
ですが、左手ばかりではなく右手も使います。その様子は、私には「対象物に近い方の手」を使っているように見えました。そのため「両利きかな」って思っていたんです。
その様子を気にはしていましたが、とくに矯正することもなく、娘がしたいようにさせていました。
そして成長するにつれ、食事だけではなく、お絵かきや積み木などの遊び、幼稚園に入園してからは文字を書いたり…と、手を使う作業が増えていきました。
そうすると、だんだんと物によって使い分けているように見られたのです。
例えば、クレヨンやスプーンは左手、えんぴつやお箸は右手…という感じに。
「これは、単なる両利きとは言えないんじゃないか?」そう思った私ですが、なんと言うのか分からず、なんとなくモンモンとしていました。
ある日知った「クロスドミナンス(交差利き)」という存在
私が「クロスドミナンス(交差利き)」の存在を知ったのは、SNSに投稿されていた、ある人のマンガでした。
それは『両利きって言われると、違和感…でも、右利きでも左利きでもない…』という内容でした。
その人のエピソードは娘ととても似ていて、「そうそう!」と頷きながら読みました。
そしてマンガは、作者が「クロスドミナンス(交差利き)」という存在を知って、長年のモンモンとした考えが解消されてスッキリしたという結末で終わりました。
このマンガを読み終え、私自身もスッキリしました。「娘は両利きじゃなくて、クロスドミナンス(交差利き)だったんだ」と。
まあ、知ったからと言って、何か日常的に劇的な変化があるわけではありませんが…。
今までと同じように、とくに右手に矯正することもなく、娘の様子を見守っていこうと思っています。
次に知った「シナスタジア(共感覚)」
この「シナスタジア(共感覚)」も、じつはSNSの投稿を見て知りました。
「数字(もしくは文字)が色に見える」という現象。
例えば「5+3」という計算式、答えは「8」ですよね。
ですが、とある少年は答えが毎回「7」になったそうです。そこでその少年のお母さんが訪ねたところ、数字が色に見えるとの返答でした。それを聞いたお母さんはいままでの算数の間違いも納得しました。なぜなら、お母さん自身が「シナスタジア(共感覚)」だったからです。
もしかしたら、娘も?!
この投稿に私が反応したのも、娘に思い当たる節があったからです。
我が家はお風呂場にひらがな表を置いています。このひらがな表、行列ごとに背景色が分かれています。
例えば「あ行」は赤背景、「か行」は青背景…というように。
娘とお風呂に入っている時に、このひらがな表を使って「アイスクリームの『あ』はコレ」なんて、遊びながら文字を読んでいました。
たしか3歳を過ぎた頃だったと記憶しています。ある文字が読めなかった時に、『〇は赤色にあるよ、どれかな?』と言ったのです。そうしたら娘は「えっ?〇は青だよ」と、その文字の背景色とはまったく違う色を口にしたのです。
その時は、『えー?〇は赤色でしょ?』と何気なしに返しました。ですが、その後もひらがな表の背景色で文字を表現すると娘に戸惑う姿が見られたので、色で文字を指すことを止めました。
もしかしたら娘は「シナスタジア(共感覚)」かも?…という点については、まだハッキリと確証を得た訳ではありません。
ですが、母親である私自身が「シナスタジア(共感覚)」という存在を知ったことにより、もし娘が該当したとしても必要以上に驚いたり、専門家のように正しい方法ではないにせよ、せめて困ったり悩んだりするような教え方をしないように、と注意していくことはできるだろう…と思っています。
3人目にして初めて知った「個性」
子どもの個性は1人1人異なるとは言え、上の子ども2人は右利きで文字も数字も「形」で覚えている子達だったので、このような特徴があることすら、私はまったく認識していませんでした。
もし知らずにいたら、私自身ではなく娘が「なんで私だけみんなと違うの?できないの?!」と悩んでいたかもしれません。まずは知ることができて良かった…と思っています。
自分が今まで知らなかったことも、子どもを通じて知ることができました。もしかしたら、あなたもそうかもしれませんね。今回の記事も、そんなあなたのスッキリに多少でもお役に立てたなら嬉しいです。
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