100円ショップ・キャンドゥ、既存店は不振から脱せず2019年11月期が終わる(2019年11月)
LIMO / 2019年12月17日 12時15分
100円ショップ・キャンドゥ、既存店は不振から脱せず2019年11月期が終わる(2019年11月)
シリーズでお伝えしている「注目小売店月次実績」。今回は100円ショップ「キャンドゥ」を運営するキャンドゥ(2698)の、2019年11月の月次動向及び過去実績、また過去1年の株価動向について振り返ってみましょう。
直近の月次実績
2019年12月10日に更新されたキャンドゥの2019年11月既存店売上高は、対前年同月比97.9%となりマイナス成長となりました。なお、同社の客数及び客単価の内訳は開示されていません。
また全社売上高は100.7%となりプラス成長。既存店と全店で明暗が分かれる形となりました。
今期の既存店売上高の振り返り
では、同社のここまでの既存店売上高はどう推移してきたのでしょうか(同社は11月決算)。
既存店売上高はプラス成長月2カ月、マイナス成長月10カ月と苦戦が続いた1年になりました。ただし通期累計は98.8%であり、マイナス成長ながらもなんとか踏みとどまった状態です。10月は93.7%にまで落ち込みましたが11月は97.9%に戻し、10月の落ち込みは一時的となりました。
一方で全社売上高はプラス成長月8カ月、マイナス成長月4カ月であり、既存店に比べ健闘。全体累計も100.8%となり100%を超えました。
過去1年の株価動向
最後に同社の株価動向を見ていきましょう。
同社の株価は、昨年12月25日に1,466円まで下落した後に反転。5月の1,733円到達後に反落しましたが、その後はおおむね1,600-1,700円間でのレンジ相場が続き12月に至りました。現在は1,600-1,650円間の狭い値幅での取引が継続中です。
既存店の不振から脱出できないまま2019年11月期が終了しました。来期は成長の糸口をつかむことができるのか、という点が注目されます。
参考資料:2019年11月度 月次売上高前年比速報(https://www.cando-web.co.jp/corporate/ir/1911.pdf)
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