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小学校で「給食中はおしゃべり禁止」そのルール、あなたは賛成?反対?

LIMO / 2019年12月27日 10時45分

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小学校で「給食中はおしゃべり禁止」そのルール、あなたは賛成?反対?

今の小学校のルールは、私たちの時代と大きく様変わりしており面食らうことがしばしば。給食にまつわる風景も、ずいぶん変わっているようです。

今回は、現代の小学校の給食指導の様子とともに、そこに至った背景、保護者の想いをご紹介していきたいと思います。最近の小学校での給食指導、果たしてあなたは賛成ですか?それとも反対?

給食中はおしゃべり禁止?

筆者が小学生のころは、給食の時間になると班ごとに向かい合わせに机をくっつけて、クラスメートとおしゃべりを楽しみながら給食を楽しんでいました。小学校6年生のときは、担任の先生が週替わりで各班の仲間に加わって、話に花を咲かせながら楽しく給食を食べていたことを思い出します。

給食はわいわい話しながら食べるのが当たり前、お調子者の男子が牛乳を飲むクラスメートをわざと笑わせて、牛乳がそこらに飛び散って大惨事に…というのも懐かしい思い出。娘が小学校に入学し、給食が開始したときにまっさきに思い出したのが、そんな賑やかな教室の様子でした。

給食がスタートした日、帰宅した娘に「給食どうだった?」と聞くと、「美味しかったよ」と満面の笑み。「給食はどうやって食べるの?お隣の子と向かい合わせになって食べるの?今日はどんなお話しながら給食を食べたの?」と質問すると、娘は怪訝そうな顔をしてひとこと。「お母さん、給食のときはおしゃべりをしたらいけないんだよ」

給食中はおしゃべり禁止…この一言に筆者は衝撃を受けました。とはいえ、給食時間中はずっとおしゃべり禁止なのではなく、「いただきます」から10分間のみおしゃべり禁止。後の時間はおしゃべりをしてもいいのだそうです。

小学校が給食中の一定時間おしゃべり禁止にしている理由

・食事のマナーを定着させる
・残さず食べきる習慣を身につける
・給食をきちんと味わって食べるため
・食べ物を大切にする心を養う

いずれの理由も、「そう言われれば…」と思うものばかり。かといって、「給食中のおしゃべり禁止」は保護者に全面的に歓迎されているわけではないようです。

賛成?反対?給食中のおしゃべり禁止

あるお母さんは「給食中のおしゃべり禁止」に対しては否定的。

「子どもがまっすぐ黒板の方を向いて、もくもくとご飯を食べる…想像しただけで息が詰まります。確かに、給食をしっかりと味わって食べることは大切だけど…」

また別のお母さんはこう語ります。「『なぜ給食時間に私語禁止』なのかをしっかりと理解できていればいいのですが…。意図をちゃんと説明されずに頭ごなしに『いただきますのあとはおしゃべり禁止』と言われているみたいで、小学1年生の息子は『楽しくない』とぼやいています」

一方で「給食中のおしゃべり禁止」に好意的な保護者も多数。「限られた時間の中で食べないといけないのだから、『食』に集中することは大切。会話を楽しみながら食事をするのは、家での食事のときでいいのではないでしょうか」

「最初から最後まで私語禁止なら、それはちょっと…と思いますが、後にちゃんとおしゃべりOKの時間も設けているのだから、なんら問題ないと思います。食べることに集中する時間、会話をしながら食事を楽しむ時間、両方あるのですから何をクレーム付ける必要があるのでしょうか?」

どうやら保護者の間でも賛否両論ある、給食中のおしゃべり禁止問題。しかし、明確な目的を持って学校が定めている以上、子どもたちがきちんと納得できるようにその理由を教えてあげるのが親の役目だと思います。

まとめ

ちなみに筆者は「給食中におしゃべり禁止時間」を設けることには賛成です。文部科学省によると、学校給食の目的は「学校給食の普及充実及び学校における食育の推進を図ること」。給食時間に、「時間内に食べ終える」「食べることに集中する」ことを覚えるのも、れっきとした食育の一環だと思うのです。

しかし、大切なのは子どもたちがその意義をしっかりと理解すること。子どもたちが「なぜおしゃべり禁止なのか」を理解せず、「黙ることを強制されている」と感じることがないよう、家庭でもしっかりとフォローしてあげる必要があるな、と考えています。

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