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「孫消費」に50万円以上費やす人も!?60代〜70代シニア世代の「幸せなお金の使い道」

LIMO / 2020年1月1日 9時45分

 「孫消費」に50万円以上費やす人も!?60代〜70代シニア世代の「幸せなお金の使い道」

「孫消費」に50万円以上費やす人も!?60代〜70代シニア世代の「幸せなお金の使い道」

終活という言葉が聞かれるようになって、はや数年。最近は、若くして老後の暮らしや、お金との向き合い方を考える人が増えています。実際のところ、シニア世代と呼ばれる60代〜70代の人達は、どのようなことにお金を使っているのでしょうか。今回は「大和ネクスト銀行」が実施した「2019年ランキングで見るシニアライフに関する調査(https://www.bank-daiwa.co.jp/info/2019/1217_01.html)」を元に、シニア世代のお金にまつわる3つのことをご紹介します。

旅行に平均19.9万円。シニア世代が費やしたコト・モノ

まずは、シニア世代がお金を費やしているコト・モノをご紹介します。併せて平均金額も見ていきましょう。

【シニアが費やしたモノ・コトと平均金額(2019年)】
・旅行:19.9万円
・趣味:12.8万円
・ネット通販:11.8万円
・アンチエイジング:2.2万円
・デート:1.1万円

最も多かったのは「旅行」で、年間平均19.9万円となりました。次いで12.8万円の「趣味」、11.8万円の「ネット通販」と続きます。個人的に驚いたのは、「ネット通販」が上位にランクインしたこと。パソコンやスマホを使いこなし、ネット通販を楽しむ“デジタルシニア”が増えているのでしょう。

シニア世代の中には、お孫さんにお金を費やす人もいるはず。一緒に旅行を楽しんだり、プレゼントを買ってあげたりと、さまざまな“孫消費”が考えられます。同調査では、お孫さんがいる人を対象に「孫消費に使った金額」も質問。その結果は以下の通りです。

【「孫消費」に使った金額(2019年)】
・0円:6.3%
・5万円未満:30.7%
・5万円〜10万円未満:20.7%
・10万円〜20万円未満:24.4%
・20万円〜30万円未満:8.1%
・30万円〜50万円未満:4.0%
・50万円〜100万円未満:3.0%
・100万円以上:2.8%
・全体平均:15.1万円

「5万円未満(30.7%)」が最多となり、次いで「10万円〜20万円未満(24.4%)」、「5万円〜10万円未満(20.7%)」という結果に。全体を通して見ると、5万円から20万円未満に集中していることがわかります。

また、全体の平均額は15.1万円でした。これを1年間(12回)で割ってみると、毎月約1.25万円の“孫消費”がある計算です。個人的に気になったのは、50万円以上を費やす人が5.8%もいること。それだけお孫さんへの愛が大きい、ということでしょうか。何とも羨ましい限り……

約3割が株式投資を利用!シニア世代の資産形成・資産運用状況

同調査では、シニア世代の「資産形成・資産運用状況」について調べ、その結果をまとめています。ランキング形式でご紹介しましょう。

【シニアライフに向けて取り組んでいる/いた資産形成・資産運用(2019年)】
・円預金:63.4%
・株式投資:30.7%
・貯蓄性のある保険:21.7%
・投資信託:21.1%
・外貨預金:9.9%
・財形貯蓄:5.3%
・債券投資:8.3%
・確定拠出年金:3.3%
・不動産投資:4.7%
・ファンドラップ:2.3%

「円預金(63.4%)」が断トツで多く、次いで「株式投資(国内・海外)(30.7%)」、「貯蓄性のある保険(21.7%)」となりました。「円預金」に関しては、銀行の定期預金を活用している人が多いと予想されます。仕組みがわかりやすく、安定的な資産運用に繋がりやすいためです。

「貯蓄性のある保険」とは、年金保険や養老保険、一時払い終身保険などのこと。やはりシニア世代は、馴染みあるかどうか、仕組みがわかりやすいかどうかを重視するのでしょう。一方、「株式投資」や「投資信託」などで、資産運用に取り組む人もいます。何で「お金を守る」「お金を増やす」のかは人それぞれ。いずれにしても、資産形成・資産運用に積極的なシニア世代は多い印象です。

また、資産形成の状況は、シニアライフの満足度に影響するようです。同調査によると、「資産形成に取り組んでいる/いた」シニア世代の81.3%が、老後の幸せな暮らしを実感しているとのこと。一方で「資産形成に取り組んでいない」人の実感率は、74.9%に留まりました。

すでに葬儀の準備を始める人も……シニアの終活状況

最後にシニア世代の終活状況を見ていきます。2019年、シニア世代はどのような終活に取り組んだのでしょうか。

【シニアが行っている終活(2019年)】
・持ち物の片付け・身辺整理をする:52.9%
・資産・財産を管理する:34.1%
・アルバムを整理する:25.4%
・エンディングノートを作成する:23.2%
・お墓の準備する:14.5%
・スマホやパソコンデータを整理する:14.1%
・遺言書を作成する:12.0%
・家族へのメッセージを作成する:9.1%
・友人・知人リストを作成する:6.9%
・葬儀の準備をする:6.5%

「持ち物の片付け・身辺整理をする(52.9%)」が最も多く、「資産・財産を管理する(34.1%)」、「アルバムを整理する(25.4%)」と続きます。お金にまつわる内容としては、「資産・財産を管理する」、「お墓の準備する」、「葬儀の準備をする」あたりでしょうか。また、「エンディングノートを作成する」、「スマホやパソコンデータを整理する」など、この時代ならではの回答も。遺族に負担をかけないよう、早い段階で終活を始める人が多いようですね。

まとめ

老後の幸せな暮らしには、ある程度の備えが必要です。それがシニアライフの満足度を左右するのは、「大和ネクスト銀行」の調査をもって良くわかりました。シニア世代のお金にまつわる動きに、2020年も目が離せません。

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