約4割が「嫌だけどSNSで繋っている職場の人がいる…」本音と建前
LIMO / 2020年2月7日 18時15分
約4割が「嫌だけどSNSで繋っている職場の人がいる…」本音と建前
ストレスの大きな原因となっているのが、「人間関係」です。本当はあの人の顔を見たくない…なんてこともあるでしょう。とりわけ本音と建前が入り乱れるのが職場ではないでしょうか。
そこで今回は株式会社エアトリが20~70代の働く男女722名を対象に「職場の人との繋がり方(https://www.airtrip-intl.com/news/2019/3273/)」に関する調査を行った結果を見ていきましょう。休みの日でさえ、職場の人との付き合いに気疲れしている人が多くいることが分かりました。
8割が休みの日に職場の人から連絡が来たことがある
休みの日は仕事のことを忘れてゆっくり家族や友達と一緒に、あるいは、一人の時間を楽しみたいはずです。しかし、約8割の人が休日でも職場の人から何らかの連絡を受けた経験があると答えました。
・仕事・プライベート両方で連絡が来たことがある:30.4%
・仕事の連絡が来たことがある:43.0%
・プライベートの連絡が来たことがある:6.0%
・ない:20.6%
部下からの連絡であれば「何とも思わない」と回答した人が最も多いですが、上司からの連絡だと仕事の話であってもプライベートな話であっても「嫌だ」という回答が過半数を占めました。同僚からのプライベートな話の連絡だと、「嬉しい」と回答した人が14.6%いますが、それでも決して多いとはいえません。
日本人はビジネスライクな関係を望んでおり、プライベートでは職場の人とあまり関りたくないと考えている人が多いのではないでしょうか。仕事とプライベートを切り分けたいという気持ちは分からなくもないですね。
約4割が本当はSNSで繋がりたくなかった職場の人がいる
同僚や部下については5割以上、上司とは4割以上の人がSNSで繋がっていると回答しています。SNSはメールや電話より気軽にやりとりできるので便利なツールと言えるのですが、SNSで繋がっている職場の人のうち約4割の人が「本当は繋がりたくなかった」というのです。
繋がりたくなかった職場の人と繋がってしまった理由
・共通の友人が多くなり、さすがに承認しないとまずい感じになりそうだったので。(30代・女性)
・上司とLINE交換をしている横から、先輩に「じゃ、ついでに私も」と交換させられた。(30代・女性)
・仕事のつながりで業務に支障が出ることも考えられるので仕方がなかった。(60代・男性)
上司から申請が来て断れなかったり、仕事の報連相のために仕方なかったりしたようです。申請した人は気軽な気持ちでしたのかもしれませんが、相手は嫌がっている可能性もあるというわけですね。とりわけ上司が部下に申請するときは気を付けたほうが良さそうです。
職場の人とはある程度の距離感が必要?
上司とSNSで繋がるのを避ける理由の一つとして、上司のSNS投稿を見たくないというのが挙げられます。過半数の54.7%の人が、上司のSNSを見たくないと回答しています。同僚や部下であっても、4割以上の人がSNS投稿を見たくないようです。
反対に、職場の人のSNS投稿を見たい人は1割以下なので、ごく少数だと言えます。やはり、職場とプライベートは分けて考えたい人が多いようですね。
職場の人との距離感が近くなりすぎて困った経験
・記念に撮った内輪向けの写真をWEBにアップしたところ、ポーズ(社会的に不適切でもなんでもない、至って普通のポーズ)が可笑しいだの不適切だのそんな撮り方するななど、私含め全員が文句を言われた。(30代・女性)
・上司から飲みの席で不倫している話を聞かされてどう反応したらよいか困った。がっかりした。(20代・女性)
・体育会系のノリで、SNSでみんなが繋がっていたり、お休みの日に何かとイベントをやろうとする人がいたので、面倒くさくて、SNSはやってないとか、家庭の事情で休みの日は無理とか、理由をつけて参加しなかった。(30代・女性)
一定の距離感を持って職場の人と接する必要があるのかもしれません。
まとめ
約4割が本当は繋がりたくなかった職場の人がいると回答したことは、納得の結果なのではないでしょうか。まれに職場の人と家族ぐるみで交流することもあるかもしれませんが、実は相手が嫌がっているかもしれません。なかには、上司とのやりとりが嫌で、SNSをやめてしまった人もいるようです。
たとえ部下であっても、プライベートに立ち入らない配慮が必要なのではないでしょうか。
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