ソニーなどハイテク株が買い戻されて上昇! 日経平均株価は3日ぶり反発
LIMO / 2020年3月11日 7時15分
ソニーなどハイテク株が買い戻されて上昇! 日経平均株価は3日ぶり反発
【東京株式市場】 2020年3月10日
株式市場の振り返り-日経平均株価は乱高下の末に3日ぶりの反発、一時19,000円割れ
2020年3月10日(火)の主要指標(カッコ内は前日終値比)
日経平均株価 19,867円(+168円、+0.9%) 3日ぶり反発
TOPIX 1,406.6(+17.7、+1.3%) 3日ぶり反発
東証マザーズ株価指数 665.4(+19.2、+3.0%) 3日ぶり大幅反発
東証1部上場銘柄の概況
値上がり銘柄数:1,645、値下がり銘柄数:477、変わらず:42
値上がり業種数:30、値下がり業種数:3
昨年来高値更新銘柄数:0、昨年来安値更新銘柄数:1,405
東証1部の出来高は25億7,037万株、売買代金は3兆8,120億円(概算)となり、いずれも前日より増加しました。
NYダウが▲2,000ドル超安となる米国株式相場の暴落を受け、リスクオフモードが一気に高まりましたが、その後は買戻しが活発になるなど活況な商いとなりました。
売買代金は4兆円の大商いには届きませんでしたが、非常に高い水準を維持しています。
そのような中、日経平均株価は乱高下となりました。米国株の暴落を反映する形で、前場の序盤に一時▲806円安まで急落して約1年3か月ぶりに19,000円を割り込みました(昨年来安値を更新)。
しかし、その直後から急速に買戻しが入りあっという間にプラス圏へ浮上し、大引け直前には一時+271円高まで買われて20,000円台回復目前まで迫る場面が見られています。
結局、最後はやや息切れしたものの、3日ぶりの反発で引けました。日中の値幅(高値と安値の差)は約1,077円という荒い値動きでした。
なお、TOPIXも同じような値動きで3日ぶりの反発となり、上昇率は日経平均株価を大きく上回りました。これは、中小型株を含めて全般的に買戻しが入ったことを示唆しています。
東証マザーズ株価指数は3日ぶり反発、売買代金は7日ぶりに1,000億円上回る
東証マザーズの出来高は1億3,191万株、売買代金1,114億円となり、いずれも前日より増加しました。前日に▲10%近く暴落した反動もありますが、新興市場でも買戻しが活発となり、売買代金は7日ぶりに1,000億円を上回っています。
また、株価指数も+3%上昇となる大幅反発でした。しかし、それでも700ポイント回復にはまだほど遠く、前場の序盤には600ポイント割れ寸前の場面も見られています。
MUFGとSMFGが揃って11日ぶりに反発、ソニーなどハイテク株も概ね買い戻される
個別銘柄では、東証1部の昨年来安値更新銘柄が1,400超(全体の約65%)に膨れ上がりましたが、そのほとんどが前場に安値更新となり、直後から急速に買い戻されています。
特に自動車株では、トヨタ自動車(7203)とスズキ(7269)以外の全てが昨年来安値更新となり、その後は日産自動車(7201)が大幅高となり、ホンダ(7269)も堅調に推移しました。
また、ハイテク株では、昨年来安値更新にはならなかったものの、村田製作所(6981)、東京エレクトロン(8035)、ソニー(6758)、NEC(6701)などが大幅上昇で引けています。
その他では、金融株にようやく買戻しが入り、三菱UFJフィナンシャル・グループ(8306)と三井住友フィナンシャルグループ(8316)が実に11日ぶりの反発となり、野村ホールディングス(8604)は一時+8%高に迫る急騰となったのが目を引きました。
一方、買戻しが入っても下落のまま引けた銘柄も少なくなく、ファーストリテイリング(9983)、ファナック(6954)、ファミリーマート(8028)、コマツ(6301)、三菱重工業(7011)などが値を下げました。
また、原油価格暴落を受けて前日に大暴落した国際石油開発帝石(1605)が大幅続落となり、三菱商事(8058)、住友商事(8053)、丸紅(8002)などの資源事業に強い商社株もマイナス圏に沈んだまま引けています。
新興市場(東証マザーズ)では、前日にストップ安だったアンジェス(4563)が反発し、オンコリスバイオファーマ(4588)は一時ストップ高まで買われたのが目立ちました。
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