糸がプツリと切れた夫の言葉。休校措置から見えた「夫婦の温度差」
LIMO / 2020年3月27日 21時15分
糸がプツリと切れた夫の言葉。休校措置から見えた「夫婦の温度差」
3月2日よりスタートした学生たちの休校措置。解除の話し合いが出るも、そのまま春休みに突入してしまう子供もいるなど、今もなおバタバタと日々変化する状況が続きます。
今まで当たり前にあった日常の多くがストップし、そんな状態の中で子供たちを守るママたち。知らず知らずのうちにストレスもマックスになっている頃かもしれません。
一方、そんなママたちの現状を理解しないパパたちは「大変大変っていうけれど、子供とただ家にいるだけでしょ」なんて思っていませんか?
一日中キッチンにいる感覚
今回、多くのママたちの会話にあがったのが「給食って本当にありがたい」という話題でした。自分一人でも家にいれば何か食べているはずなのですが、子供がいるのといないのではキッチンでの作業時間は大幅に変わってきます。
中には成長期の子供たちのお腹を満たすために、一日中キッチンに立っていると感じている人も。「作ったと思ったら一瞬で食べられてしまい、洗い物を終えたと思ったらすぐに次の下ごしらえに入らなくてはいけない」なんてため息がでてきます。
専業主婦のYさんは幼稚園に通う二児のママです。その日は登園を自粛し自宅で過ごすお子さんたちを飽きさせないために、お子さんたちの希望である「クッキーづくり」を三人でしていたそう。Yさんはクッキーの準備と並行しながら夕食の下ごしらえもしていたため、朝からキッチンに立ちっぱなしの状態でした。気が付けば時計は12時を指していましたが、オーブンを使用していたため冷凍食品を作るわけにもいかず、お子さんたちに「今日はカップラーメンパーティーにしてもいいかな?」と確認したところ、今までほとんど食べたことのないカップラーメンにお子さんたちは大喜びだったそう。
罪悪感を突かれたときのガッカリした気持ち
とはいえ、まだ4歳という下のお子さんにカップラーメンを与えることに少々抵抗感のあったYさん。しかし、お子さんは一人で小さめのものをすべて完食しました。「親が思っているより子供は成長しているのかもしれない」お子さんのうれしそうな顔を見ながら、Yさんはポジティブに考えることにしたそうです。その後、クッキーも上手に焼け、その日はバタバタと過ぎていきました。
その夜、子供たちと作ったクッキー片手に夫に昼間あったことを報告したYさん。会話の流れで下のお子さんがカップラーメンを一人で平らげた話をしたところ、ご主人から「そこは最低袋麺じゃないの?」という言葉と共に、ガッカリした顔をされてしまいました。
すでに何日も経過した子供と一日中いる生活に疲れていたYさん。夫のその一言に張り詰めていた糸がプツリと切れ「じゃあ…野菜はあなたが刻んでくれるの?お鍋はあなたが洗ってくれるの?!」と言い残し寝室へ消えていったといいます。
「今まで私が子供たちにカップ麺をほとんど食べさせないでここまで暮らしていたこと、夫はそれを当然と思っていました。カップ麺という便利なものがありながらも、野菜やたんぱく質といったもののバランスを考え、必死で食事を用意していた私。そんな私がカップ麺に頼るほどの状況に陥っていることを夫は理
妻や子が今置かれている状況を理解せず理想を口にする夫にガッカリしたというYさん。自分が日中子供たちのために一生懸命やっていることが全く伝わっていなかったことがわかり、孤独を感じたそうです。
身体を動かす以上に疲れること
翌日、普段よりもやることが多すぎて手一杯だったこと、これまで子供たちのことを考え努力してきたがそれ以上に今は手が回らないことを夫に伝えたYさん。「たった一言」に過剰に反応した妻に驚きつつも、普段温和なYさんがあんな風に夫に言い返したことが衝撃だったようで「追い詰められていることに気づかずすまなかった」といわれたそうです。
Yさんのご主人が思ったように、休校中の子供がいる家庭というのは一見穏やかに過ごしているように見えます。しかし、自宅にいるからといって決して何もやることがないわけではありません。通常の家事や育児に加え、随時更新される学校からの連絡や子供の習い事の変更といったイレギュラーなことへの対応。それらの取りこぼしがないように周囲から情報を収集したり連絡を取り合ったりと、家にいながらアンテナを張り巡らせるのは神経を使うものです。
今回多くのママたちが悩んだというのが「ご家庭ごとに判断してください」という文章の多さ。環境が一軒ごと違うため仕方のないことではありますが「今まで経験したことのない状況で、いきなり難しい文面を読んで判断しろというのはかなり精神的に疲れる」ということでした。
まとめ
子供が家にいるということは、それに伴い普段以上に一緒に過ごす時間が増えるということ。しかも今回は普段と違う状況に子供たちが戸惑わないよう神経を使っている方も多いはずです。
在宅ワークができず出勤を続けているご主人にとって、家の中が見えないというのは無理ないことかもしれません。しかし、実際に体験しなくても妻たちが疲れ切っていたらその気持ちに共感しよりそって励ましてあげるだけで、普段以上に頑張っているママたちの気持ちもかなり違ってくるのではないでしょうか。
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