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街から消えたマスクやトイレットペーパー「買いだめした」その理由

LIMO / 2020年4月9日 20時45分

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街から消えたマスクやトイレットペーパー「買いだめした」その理由

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の終息が見えるどころか、都市部を中心に拡大が広がっています。不要不急の外出を控えるよう要請するなか、消費者が買いだめをおこなう動きが見えています。

緊急事態だからこそ、冷静な判断をしたいのですが、株式会社エアトリが20代以上の男女1,221名を対象に2020年3月26日に発表した「買いだめに関する調査(https://www.airtrip-intl.com/news/2020/3693/)」をおこなった結果、消費者の不安や動揺が見えてきました。

買いだめは一部の人だけ?「買いだめしていない」が過半数

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)がニュースで取り上げられるようになった当初は、トイレットペーパーやキッチンペーパー、ティッシュなどの紙類が品切れになる現象が起きました。

そして、3月下旬ごろになると、朝日新聞デジタルで「「十分な食料を確保、買いだめ必要ない」対策本部で強調(https://www.asahi.com/articles/ASN3W0P24N3VULFA02J.html)」という記事が取り上げられるようになる事態にまで陥ります。東京都や周辺の県のスーパーでは、水やカップ麺などの飲食料品が通常よりも売れ、一部が品薄になっているというのです。不安を感じた消費者が買いだめに走ったためだと予想されます。

しかし、株式会社エアトリの「買いだめに関する調査(https://www.airtrip-intl.com/news/2020/3693/)」によると、58%の人が新型コロナウイルス感染症(COVID-19)発生後も、買いだめをしていないと回答しています。一部の消費者のみが買いだめに走っているのかもしれません。

例えば、次のものを買いだめしているようです。

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)発生後、買いだめしたもの

・トイレットペーパー
・インスタント・冷凍食品
・マスク
・殺菌(除菌)ジェル・スプレー
・ティッシュ

そして4月に入っても、マスクが手に入らない人が多くいます。4月1日の政府対策本部で安倍晋三首相が「全世帯に布マスクを2枚届ける」という方針を発表して安心した人もいるかもしれません。

ただし、「これだけ混乱して給料も下がっているのにマスク2枚だけ?」という否定的な意見も聞こえます。

買いだめした人のうち9割が十分な供給を知っていた

供給は十分なはずなのに欲しい人に行き届かないのは、一部の人が買いだめしているからだと言えるでしょう。

実際、株式会社エアトリの「買いだめに関する調査(https://www.airtrip-intl.com/news/2020/3693/)」によると、ティッシュ・トイレットペーパーを買いだめした人のうち、93.1%もの人が供給量は十分にあることを「知っている」と回答しました。大変多くの割合を占めます。

それでも4月に入って、毎朝ドラックストアの前で行列をつくり、マスクを買い占める人がいるようです。いつも行列をつくっているのは同じ人だとも聞きます。

約2割が「買いだめは全く問題ない」

それでは、買いだめに対してどんな意識を持っているのでしょうか。

「買いだめ」に対してどう思いますか?

・問題は全くない(個人の自由):18.2%
・すべきではないが、仕方ない:60.9%
・絶対にすべきではない:20.9%

買いだめは「すべきではないが、仕方ない」と考えている人が約6割、「問題は全くない(個人の自由)」と考えている人が約2割いるようです。必要としている人に届かないのは避けたい現象ですが、スーパーの棚に無ければ、慌てて買いだめするしかないと回答した人もいます。

スーパーやドラックストアの対応としては、「一人1点まで」と販売を制限することでしょう。しかし、何回も行列に並んだり、人を雇ったりする悪質な行為も見られるので、今一度冷静な行動をしたいところです。

「買いだめをした」「買いだめをしたいと思っている」理由

・大震災後にもトイレットペーパーや水など品薄になっていたため。(40代・女性)
・スーパーで実際に棚にない状況を見て、買わなくっちゃ、と思いました。(60代・男性)
・親戚の地域でなくなって欲しいと連絡があったので購入して送るため。(70代・男性)
・今後に備えて。曖昧なデマでも、日本人は情報や流行に流されてやすいので、いつ何が不足するかはわからない状態だと思う。(50代・女性)
・マスクを中国人が買いだめしているニュースを見て一応買っておこうと思った。(70代・女性)

人間の心理として、棚に点々としか陳列されていないと、「品薄だ…今度いつ買えるか分からない」と不安になる気持ちがあるのかもしれません。

まとめ

農林水産省の「国民の皆様へ(https://www.maff.go.jp/j/saigai/n_coronavirus/)」というメッセージでは「食料品は、十分な供給量を確保しているので、 安心して、落ち着いた購買行動をお願いいたします」と明言しています。

また、順次各世帯にマスク2枚が配布されるので、慌てて何かを買いだめする必要性はないのではないでしょうか。限りあるものを多く人に行き届かせましょう。

【参考】
「買いだめに関する調査(https://www.airtrip-intl.com/news/2020/3693/)」エアトリ
「新型コロナウイルス感染症対策サイト(https://stopcovid19.metro.tokyo.lg.jp/)」東京都
「新型コロナウイルス感染症対策サイト(https://covid19-osaka.info/)」大阪府
「「十分な食料を確保、買いだめ必要ない」対策本部で強調(https://www.asahi.com/articles/ASN3W0P24N3VULFA02J.html)」朝日新聞デジタル
「<新型コロナ>食品買いだめ不要です スーパー協会「店頭になくても在庫十分」(https://www.tokyo-np.co.jp/article/economics/list/202003/CK2020032802000149.html)」東京新聞
「国民の皆様へ(https://www.maff.go.jp/j/saigai/n_coronavirus/)」農林水産省

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