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テレワークでクビ候補に? 在宅勤務で評価される人とされない人の違い

LIMO / 2020年5月6日 20時0分

テレワークでクビ候補に? 在宅勤務で評価される人とされない人の違い

テレワークでクビ候補に? 在宅勤務で評価される人とされない人の違い

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)拡大防止のために政府が推奨しているテレワーク。そのテレワークでは、普通に出社して働くよりも評価がシビアになる面もあるようです。

たとえば、出社すれば会社にいるだけで仕事をしているように見えるが、テレワークでは成果が出せない人があぶり出されるという声もあります。そこで今回は、テレワークで評価される人とされない人の違いを、テレワーク中の3人の話から考えます。

1日仕事をしているはずなのに成果物がない

金融機関で部長職として働くAさん。自分が管理職という部下を評価する立場なので、部下の動きには神経質になると言います。

「テレワークの場合、仕事をしている姿が見えない分『ちゃんと仕事をしているのか?』と疑ってしまうときがある。特に、成果物が何も出てこない人を評価するのは本当に難しい」と言います。

「何も出てこないのは、何も仕事をしていないのと同じこと。せめて今、何の仕事をしているのかということがわかればいいけれど、いちいち報告をしてこない場合が多いし、こちらからその日やっていたことを報告するよう指示するのも、なんだか信用していないというのが相手に伝わってしまう気がして…」と悩まし気にしていました。

「いつもなら活発に社内メールが飛んでいるはずなのに、テレワークになった途端に数が激減。それでも、部下の中で1人、2人は今まで通り頻繁にメールをやり取りしていて、その他は動きがない。これまで1日にいくつも来ていた申請のペースも落ちている。これでは、メールや申請が減った人が今まで通り仕事をしていないのではと疑心暗鬼になってしまう。その一方で、部下を信用できない自分を責めてしまうこともある」と嘆いていました。

もし上司から1日の成果報告をするよう求められなくても、日報や週報のようにやったことや成果物を報告することも上司からの信頼を得るポイントかもしれません。

Aさんも「簡単でもいいから報告をしてくれるとヤキモキしなくてすむし、メールが飛んでいるのを見ると安心するので、普段からそうだけれど、CCに必ず上司である自分を入れてくれる人は評価しやすい」と教えてくれました。

不自然なまでにレスポンスが遅い

IT企業に勤めるBさんは、社内で仕事をしているときよりもテレワークのほうが、相手のレスポンスの遅さが気になると言います。

「うちはメールのほかにチャットも利用しているけれど、チャットのやりとりがすぐに返って来ないとイライラしてしまう。社内だったら席まで行ってちょっと聞けるようなことでも、チャットして尋ねなければならない。その返事が来ないと進められない仕事がどんどん積み上がっていく。終わらないタスクがどんどん増えていって、返事を待つしかない状況に追い詰められる」と嘆きます。

Bさんが気になるのは、チャットの機能の一つとしてその人のステータスが表示されるから。離席中の表示になっていたり、応答不可になっている時間があまりに長いとイライラするのだと言います。

「レスポンスは早めに欲しいし、即答できないことであってもスルーしないで、一言でもいいから返事ができるタイミングを教えてほしい。そうするとこちらも仕事のやり方を調整できる。ランチのためにお昼休憩を取るのは与えられた権利だから当然問題ないけれど、テレワークだとお互いにいつがランチ時間なのかわからなくて…。ランチの時間はスケジューラーに入れておいてもらえると、こちらも返事をもらえなくて当然と割り切ることができる」と話していました。

テレワークでは、お互いの信頼とこまめなコミュニケーションが重要なカギとなります。レスポンスは早めにすること、そして自身のスケジュールはみんなが見られるように共有しておくことも大切なようです。

テレワークでいっそう評価が落ちる

メーカーで管理職を務めるCさんは、「普段から信用されていない人はテレワークだと余計に信頼を得るのが難しい」と話します。

「管理職の立場で言うと、どうしてもテレワークだとサボってないかな?という目で部下を見てしまう。だから、普段から仕事ぶりが今ひとつだと思っている部下には自然と厳しい目を向けてしまいがち。部下を信頼できないなんて自分でもどうかなとは思うものの、どうしても人間だからそうなってしまう」とのこと。

Cさんは「こまめに連絡をくれたり、朝会や部の会議でプロジェクトの進捗を報告してくれたりすると『ちゃんと仕事をしているんだな』と思える。でも、オンライン会議で黙り込んで話を聞くだけだったり、進捗の報告をしてくれなかったりすると、こちらも不信感が増す。それが普段からあまり信頼できない部下だったりもするから、『やっぱり会社にいてもテレワークでも、仕事をしていないんだな』と思ってしまう」とも話してくれました。

やはり、重要なのはこまめな進捗報告とコミュニケーション。普段から信頼関係を築いておくことも大事ですが、こういった状況だからこそ、よりいっそう”報連相”を意識したいところです。

おわりに

テレワークになるとお互いの仕事が見えづらくなってしまいますし、成果物が上がって来なかったり報連相がなかったりすると「仕事をしていないのでは?」と思われてしまうようです。コロナ不況で今後は社員に対する評価がより厳しくなる可能性もある中、今まで以上に上司や同僚とのコミュニケーションを意識して働いてみてはいかがでしょうか。

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