断っても終わらないお中元…姑「礼儀を欠いては失礼」嫁「省略したい」

LIMO / 2020年6月25日 10時45分

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断っても終わらないお中元…姑「礼儀を欠いては失礼」嫁「省略したい」

まもなく今年もお中元の季節がやってきます。とはいえ、昔に比べ物を贈りあう文化は年々減少傾向にあるようです。その文化が同じ感覚であれば問題ないのですが、婚姻により新しく親戚になった場合、その感覚が必ずしも一致するわけではなく、ときとしてどちらかの大きなストレスになってしまうことも。いったいどんな場合があるのでしょうか。

お中元・お歳暮はみんながするものではない?

2019年5月に株式会社高島屋が株式会社ロイヤリティマーケティングと行った「お中元に関する調査(https://www.takashimaya.co.jp/base/corp/topics/190528.pdf)」によると、贈答用としてお中元を実施する予定の人は全体の42.2%と半数を割っています。そのうち、20代で贈答用を予定している割合は29.0%。対して60代の割合は63.0%と倍以上の差がでました。「お互いに贈りあうのであれば省略したい」と考える若者に対し「礼儀を欠いては失礼」と考える高齢世代。そのため、親子であってもお中元を贈りあうという家庭も存在し、たいていの場合、嫁や婿である若者世代が親たちに合わせることが多いといいます。

結婚3年目のYさんは、お中元・お歳暮といった文化のない家庭で育ちました。しかし、義母はことあるごとに贈り物をするのが大好きな人だったそうです。

物の贈答が大好きな義母

Yさんのお父さんは地方公務員でした。そのため、取引先などと公平にお付き合いをするため、仕事関係以外の人とも品物を贈りあうことをしないよう断っていたそう。そのため、Yさんは家にお中元やお歳暮の品物が届くといった経験がなく、デパートなどののぼりを見てもいまいちピンときていなかったといいます。

「父は物のやりとりなどなくても、本当に大切な人とは心でつながれるからと言っていました。母も同じ気持ちで、何か感謝を伝えたいときは手紙などを書いていたのを覚えています。そのため私自身も心のない形式的なものに参加するといった感覚がありませんでした。ところが、夫の実家はお中元・お歳暮、父の日や母の日、誰かの誕生日といった何か理由を見つけては必ずプレゼントを贈りあう家庭だったんです。」

文化の違いに面食らったというYさん。今まで経験がないながらも、いただいたからにはお返ししなくてはと慣れない贈り物を義実家へと用意するようになったそう。

「そうはいっても、すべての行事ごとに贈っていてはネタも尽きるしお金だってかかります。そんな悩みを夫を通して義実家に伝えてもらい、毎回はできないので節目ごとにこちらからプレゼントさせていただきたいと話しました」

義母からは「私が好きでやってるだけだから気にしないで!」と返事が。どこか申し訳ないので先方にもこちらと同じくらい減らして貰えたらな、と思っていたYさんの気持ちは完全には通じなかったようです。とはいえ、これ以上考えて相手に付き合っていくことはストレスに感じてしまうため、割り切ることにしたそうです。

スタンスの違う実母のストレスに

悩みながらも割り切ることができたYさんに対し、そうはいかなかったのがYさんのご両親だったといいます。

「義母の贈りたい欲求は私の実家にまで及んでいました。お中元・お歳暮は当然、どこか旅行へいくとその旅先から私の実家へとお土産が送られるんです。義母としては『親戚として仲良くしたい気持ち』で送ってくれているのかもしれませんが、うちの両親はそういった過度な贈り物が大の苦手。私だけだったら我慢もしますが、親がストレスに感じているのは心が痛みました。そのため『うちの親も恐縮してしまっているのでもうお気持ちだけいただいて本当に止めてください』と私から義母に伝えました。

しかし、義母の返事は『そんな水臭いこといわないで!』と全く伝わらず…。贈り物に疲れた母は『あなたの嫁ぎ先はお金持ちだとでもいいたいのかしら?うちはお金がないからしないのではなく、信念をもってやらないといっているのに!』と私にキレる始末。母はそれがきっかけで義実家への印象が最悪に。何をいっても理解できない一家と夫の家族を言うようになってしまったため、夫にも申し訳なく、板挟みの状態が続いています」

いつ爆発するかわからないハラハラ感

実母のイライラが伝わり、お中元の季節がやってくると胃が痛いというYさん。先日実母から「あちらのお義母さんに受け取らないで送り返したら本当に迷惑だって伝わるかしら」といわれ、母が限界に感じていることを察したといいます。

「例え親同士が直接会うことがなくても、お互いの親が不仲というのは避けたいというのは夫も同じ気持ちです。しかも、義母は全く悪気がありません。世間からみたら大した話ではないかもしれませんが、文化が違うとこんなにも分かり合えないんだと改めて実感しています」

いくら実家の考え方を説明しても理解しない義母。「自分がうれしいものはみんながうれしいはずだという考え方は、時に人から不快に思われているということに気づくことはないのでしょうか」そんなYさんの言葉から、遠慮ではなく本当に断っている人もいるということを理解する大切さを感じました。

【参考】
・株式会社高島屋、株式会社ロイヤリティマーケティング「お中元に関する調査(https://www.takashimaya.co.jp/base/corp/topics/190528.pdf)」

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