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26日米ダウ平均は大幅下落。コロナ第2波への懸念、日本株への影響は?

LIMO / 2020年6月28日 12時30分

26日米ダウ平均は大幅下落。コロナ第2波への懸念、日本株への影響は?

26日米ダウ平均は大幅下落。コロナ第2波への懸念、日本株への影響は?

【日経平均株価】テクニカル分析 2019年6月28日

米国でコロナ新規感染者増加。国内外の株式が伸び悩み

2020年6月26日の東京株式市場で、日経平均株価の終値は前日より252円29銭高の22,512円08銭となりました。3営業日ぶりの反発です。

前日25日の米株式相場で、ダウ工業株30種平均が前日比299ドル66セント高と反発したことから、日本株も堅調でした。ただし、積極的に上値を追う動きにはなりませんでした。商いも薄く、東証1部の売買代金は概算で2兆386億円にとどまっています。

今週の展開はどうなるでしょうか。日本ではやや落ち着いたように見える新型コロナウイルスの影響ですが、海外では依然として楽観できない状況です。特に米国では、テキサス州やフロリダ州などで感染者が急増しており、26日の米国の新型コロナウイルスの新規感染者数が約4万4000人と、過去最高になりました。

テキサス州では飲食店などの営業規制を再度強化すると発表、フロリダ州でも一部の飲食店での飲酒を禁止しました。またニューヨーク州などでは、これらの地域からの訪問者に2週間の自主隔離を要請しました。米国では経済活動再開への期待が高まっていましたが、一転して「第2波」への懸念が広がりつつあります。

26日の米株相場は大幅に下落。ダウ平均は前日比730ドル05セント安の25,015ドル55セントと、5月26日以来、1か月ぶりの安値を付けています。週初、日本株も連れ安となる可能性があります。

ただし、足元の相場が難しいのは、これらの悪材料で大きく下落したかと思えば、翌日に「往って来い」のような動きで反発することが珍しくないことです。投資家の間に「アフターコロナ」を見越した買いの勢いがあるためです。

ハイテク株が多いナスダック総合株価指数は23日まで8日続伸して最高値を更新しています。国内でも、26日の東京株式市場で東証マザーズ指数が週末終値ベースで12週連続上昇しています。

今週は2日に米6月雇用統計が発表されます。最近は、相場が実体経済とかけ離れて動く傾向にあるので、結果がよくても悪くても、安易に飛びつかず、投資家の動向を見極めたいところです。

上値の重い展開だが、下値はしっかりとサポートされる

先週の日経平均の値動きをテクニカル面から振り返ってみましょう。

前週16日に大きな陽線で5日移動平均線を回復し、一時22,624円まで上昇しました。23日には一時、22,693円までわずかに上げましたが、直近の高値である6月9日の23,185円には至らず上値を押さえられました。ローソク足の実体は短く、5日線をはさんで上下するような動きでした。

今後の展開はどうなるでしょうか。3月下旬から急上昇を続けてきたこともあって、やや調整気味ですが、それでも現状は、25日線、200日線など、チャート上で止まりやすいところでしっかりと止まってサポートされています。

こういった点からもここから急に下降局面になることはないと考えられます。ただし、5日線が25日線に近づきつつあり、デッドクロスが形成されそうです。25日線は上向きであることから、ただちに売り姿勢になるわけではありませんが、しばらくはもみ合いになるかもしれません。

積極的に買いに出るには6月9日の高値(23,185円)を超えてからになるでしょう。逆に下値メドとしては、6月15日の安値(21,529円)となります。ここを割るまでは短期的な上昇トレンドは継続です。

さらにここを割り込んだとしても、3月19日の安値(16,358円)から6月9日の高値(23,185円)までの上昇の3分の1押し(20,909円)あたりまでは調整が入ることもあり得ます。短期的に値が下がったとしても、押し目買いの好機と考えていいでしょう。

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