夫の不倫を許した3人の妻。「離婚」という選択をしなかった彼女たちの末路
LIMO / 2020年7月23日 20時45分
夫の不倫を許した3人の妻。「離婚」という選択をしなかった彼女たちの末路
不倫とは、当の本人たちには刺激的で毎日の生活に潤いと生きる活力を与えてくれる甘い蜜なのかもしれません。しかし、それは当人だけのもの。
周りの人間にしてみれば不快以外何ものでも無く、人間としての信頼関係も大きく揺るがす出来事に他なりません。
今回ご紹介するのは、そのような人として認められない行為をした夫を許し、再構築を測った妻達の末路をご紹介します。その結果が幸せを呼ぶのか、はたまた…それは夫婦である2人のみが知ることなのかもしれません。
エピソード1. 離婚には至らなかったものの、夫婦間にしこりが…
「夫は大学時代からの憧れの先輩でした。スポーツ万能で容姿端麗、競争率の高い高嶺の花と思っていたのですが、大学卒業後思い切って私から連絡を取り、なんとお付き合いすることに。その後も交際は続き、私も社会人になって数年が経てから結婚することになりました。こんなに素敵な人と結婚できるなんてと、私はすっかり舞い上がっていました。と同時に、常に不安を抱えていたことも否めませんでした。
結婚して半年後、夫の行動に違和感を覚えたのです。家の中を移動する際にも、どこに行くにもスマホを肌身離さず、常にソワソワしている感じでした。最初はまだ新しい環境になじめないのかと思っていたのですが、その私の考えは甘かったと、すぐに分かったのです。
その日はたまたま夫がリビングテーブルの上にスマホを置いたままで着信が鳴りました。ふいにスマホの方に目線をやると、女性の名前が表示されています。戻ってきた夫に尋ねると、あたふたしているので疑惑は深まる一方です。さらに問い詰めると『実はストーカーまがいにあっていて…』と言います。
同じ職場の人間で、大ごとにしたくないと言う夫。学生時代からモテていた夫を知っているだけに、私はその言葉を信じました。逆に『ひとりで悩まずに、もし手助けが必要だったらいつでも力になるから』なんて、夫を励ましたのです。
そんな事件から約3年が経ち、私は第一子を妊娠しました。ひどい悪阻で入院を余儀なくされてしまった私。夫は毎日のようにお見舞いに来て、励ましてくれました。その日も面会時間ギリギリまでお見舞いに来てくれ『また明日来るね』と言いながら、帰っていく夫の後ろ姿を見送ったのです。
気が付くと、夫のスマホが目に止まりました。病室に忘れて行ったのです。いつもだったら中を開いてみるなんてしないのですが…夫のスマホの中身を開き、着信履歴やメールやSNSをチェックしました。
そこで見つけたのは、特定の女性とやり取りをしている数々。その内容はあたかも恋人同士のように甘い内容ばかりでした。そしてその相手女性の名前を目にした時、私の記憶は遡ったのです。そう、あの結婚して半年くらいの時に夫が『ストーカーまがい』と言っていた時の女性と同じ名前だったのです…。
『携帯忘れちゃった』と陽気に病室に戻ってきた夫は、そのスマホを片手に凍り付く私を見て状況を察したらしく、一瞬にして顔が青ざめました。『本気じゃない』『遊びだったんだ』と言う夫の言葉は空しく感じるばかりです。あの時から…と思うと、信じられるわけがありません。
その場ですぐに相手の女性に私から連絡し、私が妊娠して入院中であること、また正式な慰謝料請求も考えていることを伝えると、相手はただ平謝りでした。電話を切った後に夫の連絡先を消去するように伝え、夫のスマホからもその女性の連絡先を消去しました。
その時お腹にいた子も、いまや小学生です。夫とは夫婦関係を続けていますが、あの時にできてしまったしこりがいまだ拭えず、夫を信じきれない私がいます。今、目の前で笑っている夫の笑顔が本物なのか…なんて、どこか重い気持ちを常に持ち続けています。」
エピソード2. 幼稚園が不倫現場に。子供に影響を与えしまう可能性も?
「子供が同じ幼稚園に通っていて、親しくなったママ友がいました。そんなママ友が垢抜けた感じになったな…キレイになったなぁ~、なんて思っていたんです。それがまさか、うちの夫と不倫していたなんて…。
ママ友は幼稚園の役員を引き受けていて、うちの夫も男手が必要な行事ではよくお手伝いをかって出ていました。園のイベントが終わると、その役員や参加者同士で打ち上げと言っては飲みに行ったり、楽しそうにしていました。私としても子供を通じて親同士が仲良くなるなんて嬉しいことだと思い、2人を信頼していましたし他の保護者の人達もいるので、2人の仲を疑うどころか逆に『今回もお疲れ様』なんて言って送り出していました。
あれは幼稚園の運動会が終わり、役員の打ち上げがあると言って夫が飲みに行った時のことです。役員であるママ友はもちろん、夫も運動会の駐車場誘導係を引き受けていましたので、飲み会に参加しました。私は何も疑うこと無く、送り出したのです。夕飯を作るのも億劫になった私は、その日の夕食は子供と2人で外食で済ませることにしました。近くのファミレスに行くと、そこにはちょうど入れ替わりで帰ろうとしていた、同じ幼稚園のご家族と遭遇しました。
『あれ?今日の打ち上げ行かなかったの?』遭遇したご家族のパパさんも夫と一緒に駐車場係を担当してくれていたので、何気なしに聞いたのです。そうすると『打ち上げは来週末ですよね?』という返事が…。『あれ~、じゃぁ私の勘違いかなぁ?』なんて苦しい言い訳をしながら、その場を離れた私でしたが、頭の中は混乱していました。
ファミレスで席についても落ち着かず、夫にLINEを送ってみましたが、既読はついても返事はありません。しばらくして『みんなで盛り上がってて。まだ遅くなりそう><』なんて返事が来ました。同時にママ友にもLINEを送ってみたところ『うちの夫が迎えに来てくれるから、Aちゃんの旦那さんも一緒に送っていくねー』という返事が来たのです。
その日食べた夕飯は正直味がしませんでしたが、子供の前で感情的になるわけにもいかず、ともかく家に戻って夫の帰りを待つことにしました。待っている間に、同じクラスのもう1人の役員さんに連絡をして、当たり障りが無いように今後のスケジュールを確認しておきました。
夜中12時を廻って、ずいぶんと経ってから主人が帰ってきました。『いやぁ~、みんな盛り上がっちゃってなかなか帰るタイミング掴めなくて』なんて言う夫。そんな白々しい芝居をしている夫に『へぇ~、みんなって誰と?運動会の打ち上げは来週なんだってね』と冷たく言い放つと、夫はあきらかに動揺しました。
ファミレスで同じ駐車場係のパパさん家族に会ったこと、夫とママ友だけが打ち上げで飲みに行っていると言うこと、役員のスケジュールを私が把握していて今日は打ち上げなんて無かったことを夫に伝えたのです。さらに問い詰めると『すまなかった…ほんの出来心で』と夫は土下座しました。ママ友との関係を認めたのです。
その後、役員関係のお手伝いは全て断るようにし、ママ友と別れることを固く約束させました。私はママ友と顔を会わせることすら嫌だったので、送迎時間を変えて、連絡先も削除しました。その後しばらくして、ママ友の旦那さんが転勤となり、県外に引っ越していったママ友一家。夫との関係もそれ以降は続いていないと思います。
不倫をしたこと自体許せないのに、子供関係の繋がりで知り合った同士で不倫関係になるなんて…私も子供も同時に裏切った夫に今さら信頼なんて持てるはずがありません。今は離婚という選択はしていませんが、私は密かに自立するための準備を進めている真っ最中です。」
エピソード3. 不倫相手から暴露!こってり絞られた夫
「昔は、浮気相手が自分の存在を匂わせるために、車にピアスや口紅を落としたり…なんて方法があったみたいですが。今はSNSが主流みたいですね。
夫の不倫相手は20代前半の若い女性でした。ある日見たSNSに、夫と同じ腕時計が映り込んでいる投稿を見つけました。そこには『お休みの日には会えないから…今日は憧れの休日デート』というコメントとともに掲載されていました。よく見ると、袖元の感じも夫が持っている服とよく似ています。投稿日をチェックしたら、その日はたしか夫が『休日出勤だ』と言って家を不在にしていた日でした。
すぐに『あ、これは相手の女の宣戦布告だな』とピンときました。だって、裏アカとかじゃなく全体公開で投稿してますしね。仕事から帰ってきた夫を問い詰めると、あっさりと認め『もう会わない』と言います。その場ですぐにその女の子に連絡してもらい、直接会う手はずを整えました。
その女の子と対峙して『うちの夫の気まぐれに付き合わせてしまって、ごめんなさいね。夫は私と別れる気は無いと言ってますよ?』と告げると、激しく言い返してきました。でも私の隣に小さくなって座っている夫が直接『今後、会うことは無いから』と告げると諦めたようでした。
相手の女性から、その後連絡が来ることはありませんが、とりあえず夫のSNSのアカウントは全て削除しました。そして、たまに私のアカウントで家族団らんのショットを、ストーリーで公開しています。そうすると、私には見覚えの無い女性のアカウントが見ているようなのですが。その度、夫はなんか青い顔をしています。
不倫をしていたことはいまだ心のどこかに引っかかっていますが、軽い女に引っかかったもんだなぁ…と夫自身にも呆れてしまいました。『次は無い』ということを、きちんと自覚してもらいたいですね。」
まとめ
不倫した夫を許した妻の末路について、エピソードとともにご紹介しました。いまだ心の傷となっている妻、これからの自分の在り方を考えている妻、夫にマウントを取って家庭内での立場を逆転した妻、さまざまですが皆さんに共通しているのは、夫が不倫した事実を忘れることができないという点です。
身近な人を傷付けてまで不倫に走る夫は、今一度何をもっとも大事にするべきなのか、自分の心に問いただしてみてはいかがでしょうか。
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