「手づくり節約」に向く食品3選…「自家製」って本当にコスパが良いの?
LIMO / 2020年7月27日 11時0分
「手づくり節約」に向く食品3選…「自家製」って本当にコスパが良いの?
最近、「自家製みそ」や「自家製梅干し」、「自家製石けん」など、食品や日用品を手づくりする人が増えているように思いませんか? 外出自粛期間が自宅での過ごし方を見直す機会となり、新たに家で何かをつくり始めたという話もチラホラ。
SNSなどにもよくアップされていて、自家製のものをつくること自体がトレンドになっているようです。筆者のまわりでもブームに乗って自家製にトライする人が多くなりました。
そこで今回は、「自家製」と「市販品」ではどちらの方がコスパがいいのか?にスポットを当ててみたいと思います。あわせて、自家製に特別な思い入れがなくてもトライできそうな、節約につながる手づくり食品3種をご紹介します。
何を「コスト」と見るかによってコスパは変わる
市販品を買わずにあえて自作するメリットと言えば、“わざわざ買いに出かけなくてすむ”ことや“自分好みにアレンジできる”ことなど。つくっている時間そのものに楽しみを見出して、どんどんハマってしまったという意見もよく聞きます。
一方、市販品は採算性を重視して大量生産されているため、均等な質のものを比較的安く手に入れられるのが特徴。“お店へ行けばほぼ必ず手に入る”、“安定した価格で買える”ことがメリットだと言えるでしょう。
自家製モノに興味を示す人の中には、「自分でつくるほうが安くすませられる」と考えている人もいます。確かに自分でつくることで、買うよりも安くすむモノもありますが、つくるのにかかる手間・時間・費用を全部コストとして考えると、コスパが悪いケースが多々あるのではないでしょうか。
自家製の場合には、“どれだけこだわるか”によってもかかる費用が変わってきます。例えばベーグル一つつくるにしても、スーパーなどで手に入りやすい一般的なドライイーストを使うのではなく、天然酵母のものにこだわって取り寄せれば当然、材料費が高くなります。
とは言え、自分でつくるのが好きな人にとっては、つくるための手間・時間は「コスト」ではない。むしろ、「楽しい体験」として認識されているものと思います。つまり、自家製vs.市販品におけるコスパは、つくる人の価値観に大きく左右されるもの。そして、自粛期間中に手づくりブームが突如起きたように、空き時間のある・なしに影響される部分も大きいと言えそうです。
自家製と市販品を使い分けて賢く節約
コスパの判断は人それぞれとは言うものの、金銭的な面から考えるなら、明らかに手づくりすることで出費が抑えられるアイテムがあります。市販品も使いながら上手に自家製を取り入れているAさんの実践例をご紹介することにしましょう。
Aさんは「自家製」にこだわるタイプではなく、市販品もふつうに使っています。そんなAさんがあえて自家製にしたのは、節約効果が顕著にあらわれる日常使いの加工食品。せっかく自家製にトライするなら、手づくりすると安上がりになるものを選ぶとモチベーションも上がる、と言います。
ヨーグルト
ヨーグルトは、市販のものを買うよりも家庭でつくったほうがお得な食品の一つ。ひと昔前までは、滅菌した容器の中でヨーグルトの種から大事に育てる…というやり方でしたが、今では家電店へ行けば多種多様なヨーグルトメーカーが販売されており、自家製ヨーグルトへのハードルはかなり下がりました。
Aさんはヨーグルトメーカーを使って、1リットル150円程度の牛乳を1パック丸ごとヨーグルトにつくり変えているそう。いわゆる“グルメ系”のヨーグルトなら、400g当たり220〜250円ぐらいはするところ。毎日ヨーグルトを食べる家族がいるのであれば、断然手づくりしたほうがお得だと言えるでしょう。
ジャム
いちごやオレンジなど、フルーツが安く手に入るときは、ジャムを手づくりするのがおすすめというAさん。大きさの不揃いなどが理由でフルーツが格安で売られている時がジャムづくりのチャンス。安価かつ一度にたくさんジャムを作ることができるのだとか。
ジャムは大手メーカーの普及品で小さい150g瓶が230円前後といったところでしょう。自家製なら甘さなども自分好みに調節できるので、費用以外の面でもメリットが大きいですね。
漬け物
旬を迎えている野菜は、栄養価が高いうえ安価に手に入るものが多くあります。スーパーなどでは、決まった曜日に青果市を行っているところも。Aさんは安く一度にたくさん野菜が手に入ったときは、保存がきく漬け物の材料にするそう。
使っている野菜や製法によって漬け物の価格には大きな幅がありますが、嗜好品という面もあってか、毎日食卓に漬け物を出しているとけっこうな出費になりますよね。
自家製なら好みの味に仕上げることができるうえ、必要な量だけつくることもでき、一人暮らしの人にもおすすめです。
まとめ
自家製と市販品、どちらの方が安いとは一概に言えないのがおもしろいところ。金額面だけではなく、手づくりするときの「楽しさ」や、市販品だからこその「手軽さ」など、それぞれのメリットに目を向けて選択することが大切です。
「節約、時短、楽しさ、味…我が家で優先したいことは何だろう?」
──と、さまざまな角度から見て、自家製にトライするのか市販品を購入するのか、ベストなバランスで選択していきたいですね。
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