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2万3000円台回復の日経平均、もみ合いを上抜け一段上のステージに?

LIMO / 2020年8月16日 12時0分

2万3000円台回復の日経平均、もみ合いを上抜け一段上のステージに?

2万3000円台回復の日経平均、もみ合いを上抜け一段上のステージに?

【日経平均株価】テクニカル分析 2019年8月16日

日経平均は円安などを受けて23,000円台を回復

2020年8月14日の東京株式市場で、日経平均株価の終値は前日より39円75銭高の23,289円36銭となりました。先週は、月曜日が山の日の祝日で営業日は4日間でしたが、4日続伸となりました。終値が23,000円を超えたのは6月10日以来です。

要因としてはまず、米国での新型コロナウイルスワクチン実用化への進捗に関するニュースがあります。トランプ米大統領がバイオ製薬のモデルナから1億回分の新型コロナウイルスのワクチンを購入すると発表したことから、経済活動正常化への期待が高まったとして、米株が上昇、日本株も連れ高となりました。

また円相場が1ドル=106円台後半と円安・ドル高傾向となったことも、日本株には追い風になりました。

今週の動きはどうなるでしょうか。14日の米株式市場でダウ工業株30種平均は反発し、前日比34ドル30セント高の27,931ドル02セントで終えています。円相場は週末にかけてやや円高に振れたものの、それでも1ドル=106円台中盤で終えていることから、日本株も週初から底堅い動きになることが予想されます。

今週17日~20日には米中西部ウィスコンシン州を拠点とし、オンラインで民主党全国大会が開かれます。ここで、11月の大統領選の民主党候補として、バイデン前副大統領が正式に指名される予定です。しかし、相場に影響を与えそうなのは、やはりトランプ米大統領の言動です。

13日には華為技術(ファーウェイ)など中国5社の製品を使う企業と米政府機関の取引を禁じる規制を施行しました。中国の動画投稿アプリ「TikTok(ティックトック)」および対話アプリ「微信(ウィーチャット)」についても、運営するそれぞれの企業との取引に関わる取引を禁じる大統領令に署名しています。

大統領選をにらんで、トランプ氏がさらに対中制裁策を打ち出してくる可能性があるので注意が必要です。また、新型コロナウイルスの実体経済への影響も引き続き注目すべきでしょう。

なお、国内では17日に4-6月期実質国内総生産(GDP)の速報値が発表されます。

75日線が200日線に近づき、ゴールデンクロス形成が期待される

先週の日経平均の値動きをテクニカル面から振り返ってみましょう。前週に直近の下げ分を「往って来い」のような形で取り戻しましたことから、先週にはそこからの反発上昇が期待されました。

その期待通り、週初から陽線で25日移動平均線を回復。13日には窓をあけて寄り付くとさらに上昇し、直近の戻り高値である7月15日の高値(22,965円)、6月9日の高値(23,185円)も突破しました。13日には終値ベースで23,000円台を回復し、翌14日も小幅に上昇しました。

今週以降の展開はどうなるでしょうか。チャートの形は悪くありません。目先意識されやすい23,000円をクリアしたことに加え、直近の上値メドを超えました。6月の中旬以来長く続いた21,500円~23,000円のもみ合いを上抜け、一段上のステージに上がったという印象があります。

25日線、75日線、200日線などの主要な移動平均線が水平から上向きに転じてきました。注目すべきは75日線が200日線に近づき、ゴールデンクロスが形成されようとしていることです。

前回の両者のゴールデンクロスは昨年の9月で、その後は今年1月17日の高値24,115円まで上昇を続けました。今回、ゴールデンクロスが形成されればそのあたりまでの再上昇も期待されます。

そのためには今週まず、23,000円台がサポートされるかどうかが大きなポイントになります。下値の固さが確認できれば、24,000円台も視野に入ってきます。逆に、週初に23,000円を割り込むようなことがあれば、再度、もみ合いになる可能性があります。

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