みんなの意識が変わった出来事とは…?コロナ禍で変わった「価値観」と「お金」
LIMO / 2020年8月31日 18時45分
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みんなの意識が変わった出来事とは…?コロナ禍で変わった「価値観」と「お金」
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染拡大防止のため、生活様式が大きく変化しました。当たり前だったことがそうでなくなり、価値観の変化、そして支出など家計に与える影響もあったことでしょう。
㈱ジャパンネット銀行が行った「コロナ禍前後の日常生活と価値観の変化に関する調査(https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000245.000003984.html)」を元にして、COVID-19との共存150日を振り返っていきましょう。
COVID-19への意識変化、ターニングポイントは3月下旬
COVID-19への感染者が日本で初めて確認されたのは、2020年1月下旬のことでした。それから6月下旬までの150日間での変化について、㈱ジャパンネット銀行が行った「コロナ禍前後の日常生活と価値観の変化に関する調査」を見ていくと、「新型コロナウイルス感染症への意識が大きく変わった出来事」で最も関心が大きかったのは3月下旬に起きたことで26%となりました。
この時期に「東京五輪の延期」や「志村けんさんの逝去」など心理的に大きな影響を与える出来事がありました。
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COVID-19への意識が変化したターニングポイント(出典:㈱ジャパンネット銀行の調査より)
また4月上旬には全世帯への特別定額給付金の支給が決定されたり、全国的な緊急事態宣言の発令があったため、18%の人がこの時期をターニングポイントとして挙げる結果となっています。
コミュニケーションの量が減らなかった人は7割以上
COVID-19の感染拡大防止のために緊急事態宣言があり、外出の自粛をすることになったわけですが、その状況の中でもコミュニケーションの量に変化があったのでしょうか。
緊急事態宣言が発令された4月7日から5月25日と昨年同時期を比較してみると、「増えた」と回答した人は12%、「変わらない」が59%で、両方合わせると71%がコミュニケーションが減らなかったことになります。
その背景には、「電話以外のオンライン通話・ビデオ通話の利用」や「メールやLINEなどのテキストを使ったチャットの利用」があるようです。
あらためて感じた「家族の大切さ」
COVID-19との共存の中で「大切だと思ったもの」を聞いたところ、「家族の存在」が64%、「趣味の時間」が30%、「お金」が29%となり、あらためて家族の大切さを実感した人も少なくないことがわかりました。
また「お金」と回答した人も3割程度いることから、経済の減退、収入の減少など不安を感じたこともあったのではないでしょうか。
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COVID-19を経て大切だと感じたことについて(出典:㈱ジャパンネット銀行の調査より)
今後も巣ごもり生活を続けたいと思う人は半数
COVID-19の影響でテレワークを導入し、自宅で仕事をするケースもありました。今でもそれを続けている人もいますが、今後も続けたいかと質問したところ、「続けたい」「続けたくない」はそれぞれ50%ずつという結果になっています。
テレワークは、オンラインでの会議ができるので仕事に支障がないと感じたり、通勤時間がないため時間を有効に使えるメリットもあります。逆に外出ができないストレスを感じるなどデメリットもあるために、半数ずつという結果になったと思われます。
増えた支出1位は…
COVID-19は家計にも影響を与えています。増えた出費、減った出費を質問したところ、最も回答が多かったのは「光熱費」で38%、次いで「食費」が20%、「日用品代」が10%になっています。
巣ごもり生活のために家にいる時間が増えたことで、電気代が増えたり、自宅での食事の回数が増えたことが影響しているのでしょう。
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増えた支出と減った支出について(出典:㈱ジャパンネット銀行の調査より)
逆に減った支出は「交際費」が76%、「娯楽費」が70%、「交通費」が68%となっています。外出自粛の影響がとても色濃く出た結果となりました。(回答者が「日々の生活におけるターニングポイント」として回答したタイミング前後で比較)
ネットショッピングで使うお金、どれくらい増えた?
巣ごもり生活の中では、ネット通販を利用して買い物をするケースも少なくありません。実際にネット上での買い物で使った消費金額に関しては、コロナ禍前では平均1万6,498円、コロナ禍後では平均1万9,396円となり2,897円増加しています。(回答者が「日々の生活におけるターニングポイント」として回答したタイミング前後で比較)
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ネットでの買い物における消費金額について(出典:㈱ジャパンネット銀行の調査より)
さらにネットサービスが今後さらに拡充されていく中で、「受け入れられる」と回答した人は76%にのぼります。具体的には「ネットショッピングサービスの拡充」が81%、「オンライン決済サービスの拡充」が76%、「キャッシュレス化やネットバンキングの拡充」が76%と、ネットサービスが身近になっていることもわかります。
まとめにかえて
COVID-19が日常生活やお金の面で与えた影響は決して小さいものではありません。しかしネガティブに捉えることなく、今後も上手に活かしていこうとする考えもありました。
今後もCOVID-19との付き合いは続きます。便利なサービスはどんどん利用していくなど、新しいスタイルを積極的に取り入れていきたいですね。
【参考】
「コロナ禍前後の日常生活と価値観の変化に関する調査」 ㈱ジャパンネット銀行(https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000245.000003984.html)
調査期間:2020年6月30日~7月1日
調査方法:インターネット調査
調査対象:20~60代男女1,000名(性別・世代均等割付)
調査結果は小数点第1位を四捨五入
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