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「貯蓄上手を目指そう!」レジ袋有料化で考える、“節約&お金の新常識”

LIMO / 2020年9月1日 11時45分

「貯蓄上手を目指そう!」レジ袋有料化で考える、“節約&お金の新常識”

「貯蓄上手を目指そう!」レジ袋有料化で考える、“節約&お金の新常識”

2020年7月より「レジ袋有料化」がスタートし、買い物の際にマイバッグを持ち歩くことが新常識になりました。うっかり忘れ、3円程度のレジ袋を買って、「もったいないな」と感じたことはありませんか?

節約上手になるためには、日々の生活でのうっかり無駄遣いをなくすのが近道。レジ袋と同じく、これまでの習慣を見直して「節約&貯蓄の新常識」を活用していきましょう!

「貯蓄」と「負債」、みんなはどれくらい?

2019年の「家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査](https://www.shiruporuto.jp/public/data/survey/yoron/futari/2019/)」(金融広報中央委員会)の調査結果によると、金融資産保有世帯(2人以上世帯)の金融資産保有額の中央値は800万円でした(平均値は1,537万円)。

また、現在の貯蓄が1年前と比べ増えた世帯は22.4%で、その理由は「定期的な収入が増加したから」40.8%、「定期的な収入から貯蓄する割合を増やしたから」27.6%でした。

「老後資金2000万円問題」が話題になったり、消費税増税が行われたことなどをきかっけに、家計を見直す世帯も増えたことでしょう。また、最近では「ポイント投資」や、小口の株式購入が、スマートフォンで気軽に利用できるサービスが増えています。

「ただ銀行に預けるだけ」ではなく、投資という視点で「賢く増やす」方法を意識する人も増えてくるでしょう。

一方で、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の流行はいまだ収束の兆しは見えません。さらなる感染症や、突然の自然災害など、不安をもたらす要素がいつ出現するかも予測は不可能です。そんなとき、家や車のローンといった借入金の返済で困ることはぜひ避けたいですよね。

同調査の結果によると、借入金のある世帯は全体の41.8%で中央値は1,200万円でした。借入の目的については「住宅(土地を含む)の取得または増改築」67.1%、「(車・家具・家電などの)耐久消費財の購入資金」24.3%、「こどもの教育・結婚資金」11.0%でした。

収入と貯蓄は比例しない!?

「収入が多ければ貯蓄だってできるでしょ」と思うかもしれません。ところが実際は、「同年代・同程度の収入」であっても貯蓄額にはかなりの幅があることがわかっています。先述の調査結果より、金融資産保有額の、年代別分布を見てみましょう。

(/mwimgs/a/9/-/img_a99363a5f7a16d329154b15f486d56ac133126.jpg)

拡大する(/mwimgs/a/9/-/img_a99363a5f7a16d329154b15f486d56ac133126.jpg)

※金融広報中央委員会の資料をもとに編集部作成

たとえば、上記の図のように、同年代においても貯蓄額にはばらつきがあります。年代別で最も多かった収入グループは20歳代・60歳代・70歳以上が年収300万円~500万円未満、30歳代・40歳代・50歳代が500万円~750万円未満でした。

つまり、高収入でも貯蓄額は高くない人がいる一方で、収入は高くないが堅実に貯蓄をしている人もいるということです。

節約&貯蓄の新常識。日常生活でのマネー活用術

かしこく貯蓄を増やしていくために、日頃の生活でちょっとした工夫を重ねていきたいですよね。

レジ袋をエコバッグに変える、という小さな積み重ねのように貯蓄も日常生活のちょっとした習慣で変わるもの。収入を増やすよりも支出を減らすほうが気軽にできる、という人も多いのではないでしょうか。日々の支出を減らすために、次の4つの新常識を意識してみませんか?

① 買い物は「まとめ買い」にチェンジ!

買い物をする曜日を決め、まとめ買いをする習慣はGOODです!1週間の献立をざっくり立てて、買い物リストを持参しましょう。

計画的に買い物をすることで、家庭内でのフードロスが減り、時間の余裕も生まれるなど、お金以外の面でも多くのメリットにつながりそうですね。最近は「鮮度が長持ち」を強みにする冷蔵庫も多く登場しています。(高機能な家電への先行投資も、日々の節約につながることが期待できるかもしれませんね。)

同時にセール品を買わないことも意外な節約術。買い物は「まとめて、本当に必要なものを」買うようにしていきましょう。

② 「キャッシュレス決済」はもう常識!

会計前にレジ前であたふたすることや、小銭を出す手間も省けるキャッシュレス決済。利用明細を簡単に確認し、お金の流れを把握できます。「予想以上にコンビニで使ってるかも?」など、ちょっとした無駄遣いに気づくことも。また、ポイントを賢く貯める「ポイ活」も、これからの節約には欠かせない活用術といえるでしょう。

③ サブスクの利用はメリハリを!

「音楽聴き放題」「ドラマ見放題」「乗り換え検索」など、生活を便利で豊かにするサブスクリプションサービス(サブスク)は次々登場しています。でも、気づかぬうちに間にクレジットカードの明細がサブスクの会費ばかりになっていませんか?

サブスクの見直しには、一度すべて書き出して整理するのがおすすめです。「あれば便利かも?」「この1カ月使っていない」程度の感覚で契約を続けている場合は、一度解約してみましょう。利用費を無駄にしているだけかもしれません。必要なときに再び会員になればいいのです。

④ お金の「見える化」で意識を高める!

“キャッシュレス”や“サブスク”など、私たちの生活をとりまくさまざまなものがデジタル化しています。でも、節約に効くのは意外にもアナログな手法だった、なんてケースは珍しくないんですよね。

手帳やカレンダーに毎日の出費をざっくりメモしてみましょう。「書き込む」という行動を通じて、自然とお金のことを意識するようになります。

スケジュール帳との併用はさらに効果がアップ!「この日は友人と遊んだから出費が多かった」「来月は父の誕生日があるから、今月は節約モードでいこう」など、「これまで」と「これから」のお金の出入りを把握しておくことで、無計画な出費を防ぐことにつながります。

ライフスタイルにあった、ムリのない節約を!

「お給料が少ないから貯蓄なんてできない」「まだ若いから、そんなに焦って貯蓄しなくても平気」、なんて思っているだけでは、お金は貯まりにくいかもません。

決して高収入とはいえなくても、日々の暮らしを工夫して節約術を実践し、着実に貯蓄している人はいるのです。年代・年収を問わず貯蓄へつながる日頃の心がけを大切にしたいものです。今回紹介した「節約&貯蓄の新常識」もご参考にしていただきながら、ご自身のライフスタイルに合わせた、賢い貯蓄術を身につけていきましょう!継続は力なり。無理なく続けられる節約方法を見つけていけるとよいですね。

【ご参考】貯蓄とは

総務省の「家計調査報告」[貯蓄・負債編]によると、貯蓄とは、ゆうちょ銀行、郵便貯金・簡易生命保険管理機構(旧郵政公社)、銀行及びその他の金融機関(普通銀行等)への預貯金、生命保険及び積立型損害保険の掛金(加入してからの掛金の払込総額)並びに株式、債券、投資信託、金銭信託などの有価証券(株式及び投資信託については調査時点の時価、債券及び貸付信託・金銭信託については額面)といった金融機関への貯蓄と、社内預金、勤め先の共済組合などの金融機関外への貯蓄の合計をいいます。

【参考】
「家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査] 令和元年調査結果(https://www.shiruporuto.jp/public/data/survey/yoron/futari/2019/)」金融広報中央委員会

 

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