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ボディカラーで買取額が変わる?「高く売れる車の色」と「売れない車の色」の違いとは

LIMO / 2020年9月13日 18時45分

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ボディカラーで買取額が変わる?「高く売れる車の色」と「売れない車の色」の違いとは

車を買う時にどうしても悩んでしまうもののひとつが「何色にするか」ということ。

無難な感じにするか、それとも自分の好きな色にするか、はたまた追加で費用がかからない色を選ぶか…と、選び方も人それぞれではないでしょうか。しかし、将来的に車を売却する際に買取額が変わり、損をするかもしれないということはご存知でしょうか。

そこで今回は、車のボディカラーによって買取額が変わる理由と、高く売れる色とそうではない色の違いについて解説していきます。

車の色によって買取額が変わる理由

はじめに、なぜ買取額が色によって変わるのか?ですが、単純明快で「人気のある色かそうでないか(中古車として流通したときに、売れやすいかそうではないか」)ということです。

塗料メーカーのAXALTA(アクサルタ)が発表している「第67回2019年版世界自動車人気色調査報告書」(https://www.axalta.com/jp/ja_JP/news/colorpopularity2019.html)によると、人気色のトップ3がホワイト(38%)、ブラック(19%)、グレー(13%)であることを明らかにしています。世界的に見ても車を購入する人の約8割の人がいわゆる「無難な色」を選んでいるのです。

つまり、白、黒、グレーといったベーシックな色は奇抜な色の車に比べて買われやすい傾向にあるとされていることから、中古車の価格が高めの傾向になります。逆に奇抜な色については、買い手がなかなか見つからないと想定されることから、中古車価格が低めになりやすく、その価格差は数万円~10万円以上となってきます。

販売価格が安ければその分仕入れの価格(買取価格)が安くなるので、そこで差が出てくるのです。

買取額が高くなる傾向の色はコレ!

無難な色とそうではない色では買取額に差が出てくるということで、次にどの色の買取額が高くなりやすいのか?という点も確認していきましょう。

前述したように「白、黒、グレー」に加えて「シルバー」の買取金額が高くなりやすい傾向にあります。ですが、これはあくまでもベーシックな考え方で、車の種類や車格によって変動が出てきます。

例えば、高級車の場合は基本色が黒か白という暗黙のルールがあり、それ以外の色の査定価格はマイナスと(安く)なります。

逆に、軽自動車やコンパクトカーのような大衆車の場合は例外もありますが、色による買取額の幅がとても狭くなります。

また、スポーツカーのような趣味嗜好の高い車においては、白や黒が高価買取されるというルールがまったく適用されないケースがあります。このケースに該当する車の一例としては、『R34型スカイラインGT-R』のベイサイドブルーやミッドナイトパープル、『インプレッサWRX STi』のWRブルー、『スイフトスポーツ』のチャンピオンイエローなどです。

高く売れる色には地域差もある

意外と知られていないことでもありますが、高く売れる色には地域差があるともいわれています。

例えば、雪が多く降る北海道や東北地方では、汚れが目立ちにくいシルバーやグレーが好まれやすい傾向にあるようです。そのため、これらの色の車の買取額が高くなるといったケースがあります。

関西の方に目を向けると大阪では黒色が、愛知ではホワイトパールが好まれる傾向にあるともいわれています。全国にチェーン店を構える大手の買取店ではこれらの傾向はあまり強くないですが、地域密着型のような買取店では地域で好まれやすい色の車の買取額が高くなりやすいようです。

買取額が高くなる「特殊ケース」とは

奇抜な色であっても高値で取引されるというケースがあります。それは「希少価値の高いボディカラー」の車です。

一時期話題となった「ピンククラウン」(ピンク色のクラウン)がいい例で、1カ月間という非常に短い期間限定で販売された車の台数は650台。中古車として出回っている価格はもはやプレミア価格が付いているといっても過言ではありません。

このように、奇抜な色であっても期間や台数を絞って販売されたボディカラーは価格が高騰しやすくなります。ご自身が検討している車に限定生産などで希少価値のあるボディカラーが用意されている場合、先行投資として検討してみるのも良いでしょう。

まとめ

車の色によって変わってくる将来の価値。無難な色を選んで数年後の乗り換え時に少し得をするか、それとも多少損をしてでも好きな奇抜な色を選ぶかは人それぞれでしょう。

一般的な知識としてこういったことを覚えておくと、購入時に役立つかもしれません。また友人知人と車の話題になった時に盛り上がるかもしれませんね。

参考

『第67回「2019年版世界自動車人気色調査報告書」』アクサルタ(https://www.axalta.com/jp/ja_JP/news/colorpopularity2019.html)
 

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