「妻の娯楽費」知らない夫、7割。ファン活、お高め衣類…あえて触れない理由
LIMO / 2020年12月6日 20時15分
「妻の娯楽費」知らない夫、7割。ファン活、お高め衣類…あえて触れない理由
最近は、共働きの影響もあり夫婦であっても財布は別で相手の懐具合を把握していないという家庭も増えてきている様子。実際に「相手の給料を知らない」という人は約3割も存在するようです。今回おこなわれた調査によると、お財布事情に関する把握度は男女で差があるようなのです。妻や夫、相手の財布の中身を把握しないのにはいったいどんな事情があるのでしょうか。
相手の給料は知っている。でも…
スパークス・アセット・マネジメント株式会社がおこなった「夫婦のマネー事情と夫婦円満投資に関する調査2020(https://www.sparx.co.jp/news/uploads/pdf/PressJ201112.pdf)」(2020年10月16日~10月17日の2日間、全国の20 歳以上の既婚(配偶者がいる)男女1000人を対象に調査)によると、「配偶者が働いている人」716人に「配偶者の給料を知っているか」を質問したところ、全体の68.7%の人が「把握している」と回答、31.3%が「把握していない」ことがわかりましました。
また、男女別で結果を比べたところ、男性は44.7%が把握していないと回答したのに対し、女性は22.6%が把握していないという結果に。よく「家庭の財布は妻が握っている」なんていわれますが、給料に関しても女性の方が全体を把握している傾向にあるようです。
続いて、調査では全回答者1000人に対し「配偶者の娯楽費・交際費を把握しているか」を質問。全体の61.1%が「把握していない」と回答しました。そして、こちらの男女別割合を見てみると、把握していないと回答した男性は73.8%、女性は48.4%という結果がでました。調査から、女性は約半数が夫の娯楽に関する使い道を把握しているのに対し、実に7割以上の男性が、妻の娯楽や交際に関する費用を知らないでいるという状況がわかりました。これは何か理由があるのでしょうか。
信頼?放任?リターンが怖い?夫が妻の娯楽費を知らない理由
それでは、夫が妻の娯楽費や交際費の内訳を把握していない理由としてどんな理由があげられるのでしょうか。
・「妻の会話から友人とのランチを楽しんでいるのは感じているが、家計簿もしっかりつけているようだし、家計全体にダメージを与えるようなものでなければそこは妻の自由な領域だと思うので。育児などで疲れていると思うのでうまく息抜きをしてくれるなら知らなくていい」
・「自分はゴルフとお酒が趣味なので、下手なことをいってこちらの領域にメスを入れられるくらいなら把握しておく必要はないと思う」
・「妻はあるだけ使ってしまう人なので、カードを渡していません。本人も自覚があるようで我が家は必要な時は申請するスタイルをとっています。このスタイルになってからは前の様にウィンドウショッピングで無駄なものをバンバン買うことがなくなったようなので、こちらが詳しく把握しなくても大丈夫なところまできたと思っています」
相手が息苦しくならないように、こちらの痛い腹を探られないように、など理由はさまざま。それで家族円満、家計もうまくまわるのであれば、わざわざ口出しする必要はないという考えなのかもしれませんね。
想像以上⁈理解できなかった妻の趣味
ただ、真実を知ってショックを受けたというご主人も。Mさんの奥様はあるミュージシャンのファンを長く続けているそうです。
「コンサートグッズなどを購入しているのは薄々気づいていました。『遠征』というのも、子供たちももう大きいし好きにすればいいと。ただ、最近の時世柄、妻の活動が家の中で行われるようになってから妻の課金が徐々にわかるようになってしまい。先日は僕から見たら同じに見えるコンサートを複数オンラインで購入していることを知り『今日も別途課金している』と聞いてしまいモヤモヤが残りました。『昨日観たんだし連日は高くない?』とつい口出ししてしまったら『1日目と2日目は全く別物!しかも実際に行くよりも全然安いんだから!』と不機嫌に。妻の趣味だからやめろとはいいませんが、目の前で軽々と購入しているのをみると複雑な気持ちになりました」
Mさんのご家庭の様に、コロナ禍の影響で「知らぬが仏」だったお互いの趣味の部分がわかり、驚いたというご家庭も少なくなかったかもしれません。ただ、これは男女逆の場合も多数あり、奥様からしたら「全部同じフィギアに見えるのでもう買わないで欲しい」なんて意見もあるので、お互いが大事にしているものに関して口を出すのは慎重にした方がいいのかもしれませんね。
知り尽くすことだけが円満なわけではない
お財布が別々の家庭とすべてを夫婦で知り尽くしている家庭。共働き家庭が増えたことで、それらのバランスが以前に比べ変化してきている様子。「夫婦といえど、すべて知られたくないし知る必要もない」なんて考えも耳にするようになりました。
今回の様に、自分にとって大切なものや息抜きになるものというのは人によって特に異なる分野です。「夫婦なのだからそのあたりも理解しあいたい」という考えもあるかもしれませんが「お互いを尊重しているからこそ踏みこまない」という考えも、実は家庭円満の秘訣なのかもしれません。
みなさんはパートナーのこと、すべて把握していたいですか?それともやっぱり「知らぬが仏」なのでしょうか。
【参照】
スパークス・アセット・マネジメント株式会社「夫婦のマネー事情と夫婦円満投資に関する調査2020(https://www.sparx.co.jp/news/uploads/pdf/PressJ201112.pdf)」
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