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こんな上司は嫌われる!若手社員に聞いた、3人の「残念な上司」

LIMO / 2020年12月25日 18時45分

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こんな上司は嫌われる!若手社員に聞いた、3人の「残念な上司」

上司も人間。その人柄から指導方法まで千差万別です。尊敬できる上司と一緒に仕事ができる人もいれば、残念な上司に日々憤りを感じているという人もいるでしょう。今回は、エピソードを挙げながら部下と接する際に気をつけたい行動・姿勢・言動を考えます。部下に好かれる、感謝される上司になるポイント、逆に人望のない上司の特徴とは?

会社員が感謝している対象1位は「上司」

(株)ラーニングエージェンシーが実施した「仕事と感謝に関する調査」(https://www.learningagency.co.jp/topics/20201118)の中で、「いま、誰に最も感謝を伝えたいですか?」という質問がありました。結果を見ると、「上司」という回答が最多(32.9%)でした。そのあとに同僚や先輩が続きます。また、回答者を階層別に分けて結果を見てみると、一般社員では「上司」がトップで37.3%、続いて「先輩」が27.9%となっており、目上の人への感謝を伝えたい人の割合が多いことがわかります。

部下に嫌われる上司のエピソード

頼れる存在であってほしい上司ですが、感謝とは真逆、部下たちを残念がらせる上司もいるようです。

業務中の露骨なえこひいき

生活用品メーカーで働くAさんは、「特定の社員だけをえこひいきする上司にはついていけない」と話します。「上司も人間なので好き嫌いがあるのは仕方ないと思う。でも、仕事中にえこひいきしたり、他の社員に接するときと態度が違うのは不快だし、モチベーションが下がる」と話します。

自分ばかり目立とうとする上司

金融機関で働くCさんの上司は、後輩や部下を差し置いて、自分が目立ちたがったり手柄を横取りしたりするタイプ。「上司が常にでしゃばるから、部下の誰が成果を出しているか上層部に見えない」と嘆きます。「上司は自分の評価のことしか考えず、部下のことは全く眼中にない。部下が作った企画書の名前を平気で自分の名前に変更する。しかも、自分がアイデアを出したようにふるまうための準備は怠らないから呆れる」といいます。

部下や後輩を信頼できない上司

あるメーカーで働くEさんは上司の管理職としての姿勢に不満を語ってくれました。「うちの上司はプレーヤー型。自分でやったほうが早いと思っているから、部下に任せるべき仕事も任せない。自分が残業して処理すればいいと抱え込むから、部下が育たない」とため息をつきながら話してくれました。「部下育成が自分の役割という意識が感じられない。成果を出すことが一番で、その成果は自分が出せばいいというスタンス。部下として信頼されていないと感じて仕事のモチベーションが下がる」と言います。プレイヤーとして優秀だった人が上司になった場合に起こることが多いケースです。

上司として心がけたい行動とは?

では、上司はとして何を心がければいいのでしょうか。

フィードバックをする

「フィードバックをくれないと、何がよくて何がダメなのかわからない。とにかく何かフィードバックしてほしい」と話すのは人材系企業で働くBさん。Bさんが作成した資料を「データで送って」といって自分で手直ししてしまう上司。Bさんは「何が悪くて、どういう意図で修正したのか理由も教えてほしい。じゃなきゃ次に応用がきかない」と話します。確かに、いいことも悪いこともしっかり伝え、次につながるように促し、育てていくのが管理職の大事な役割です。

褒める

「叱られてばかりで、全然褒められない。いい結果にも反応なし。上司にとっては当然の成果でも頑張りをもう少し褒めてほしい」というのは金融機関勤務のDさん。まだ経験の浅い若手社員にしてみれば、試行錯誤しながらやり遂げた仕事。若手社員と一緒に成果を喜び、褒めることが若手社員のモチベーションにもつながるのではないでしょうか。

部下と部下の仕事を尊重する

ネット系企業で働くIさんは、「自分はどんなことも頑張ってやる。それなのに、『そんな仕事いいから、こっちを早くやって』とか『それより優先するものがあるだろう』みたいにいわれるとツライ」といいます。部下が懸命に手を動かして頑張っていることを評価したり感謝したりする気持ちがない人は、疎まれても仕方ないでしょう。どんな仕事でもやり遂げることで成長にもつながります。優先順位を考えてほしいといういい分もあるかもしれませんが、「大事じゃない」というニュアンスより「この仕事は急ぎだから先にやって」と伝えれば相手が受ける印象も変わるかもしれません。

信頼して仕事を任せる

メディア企業で働くHさんは、「仕事を任せてもらえず『まだ実力が足りないと思われているんだな』と落ち込む」と話します。仕事を依頼される同僚がいる一方で、自分には「これは一緒にやろうか」といわれるのだとか。大事な仕事は一緒にやっても、多少ミスがあっても挽回がきく仕事や、上司がダブルチェックできるものは任せることも必要でしょう。時間がかかっても、仕上がりが不安でも、一度任せて後からチェックすることで、部下は自分の頭で考えて進める経験ができます。若手社員の意欲ややりがいをキープする一つの方法ではないでしょうか。

まとめ

若手社員のモチベーション維持やビジネスパーソンとして成長できる環境をつくるのも、管理職の大事な仕事の一つです。ジェネレーションギャップで扱いづらいと感じることもあるかもしれませんが、それはお互いさまともいえるでしょう。管理職の方はもちろん、今は部下の立場であっても将来管理職になったとき、嫌われる上司にならないために、日々の行動を見直してみる必要があるのかもしれませんね。

参考

「仕事と感謝に関する調査」(株)ラーニングエージェンシー(https://www.learningagency.co.jp/topics/20201118)

【調査概要】

調査対象者:全国のビジネスパーソン
調査時期:2020年10月20日~11月4日
調査方法:Webでのアンケート調査
サンプル数:1,087人

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