年収1000万円稼ぐ人とそうではない人の3つの違い
LIMO / 2021年1月16日 6時30分
年収1000万円稼ぐ人とそうではない人の3つの違い
日本人の年間の収入は400万円が平均的といわれていますが、世の中には年収が1,000万円以上稼いでいる人もいるのが現実です。何の違いがこの収入差を生んでいるのでしょうか。今回は、稼ぐ人の特徴と高学歴でも低収入・稼げない人の理由を探ります。
みんなの年収を大公開!
年間でどれくらいの収入があるかは千差万別。年収1,000万円以上稼げている人の割合はどれくらいなのでしょうか。国税庁の2019年度分の「民間給与実態統計調査」(https://www.nta.go.jp/publication/statistics/kokuzeicho/minkan2019/minkan.htm)のデータを見ていきましょう。
年間の給与所得者数は、およそ5,255 万人で、男女を合わせた全体の平均給与額は436万円です。年間の給与が300万~400万円の人の割合が最も多く、17.0%となっています。男女別で見ると、男性では年間給与額400万~500万円が最も多く(17.5%)、女性では100万~200万円が23.7%で最も多いという結果でした。このうち1,000万円以上の給与をもらっている人は男女合わせてもわずか4.8%で、およそ256万人でした。
年収1,000万以上の人は高学歴?
では、年収1,000万円稼いでいる人が高学歴かというとそうとも限りません。有名国立大卒の高学歴であっても低収入という人はいます。いったい、何が違うのでしょうか。
稼げる人の特徴
では、年収1,000万円以上の人の特徴をご紹介します。
過去にこだわらない思考
年収1,000万円の人は、現実、そして未来への思考を重視し、過去にはこだわらないといった考え方を持つ人が多いようです。年収が上がればあがるほど、過去の学力や成績の話はしなくなります。高所得者層にとっては、今の環境で成果を出すことが重要。過去の自分に対して忖度や扱いを受けるのはナンセンスだという考える人が多い傾向にあります。
思考を可視化する
年収が高いビジネスマンほど「思考を可視化」する傾向が見られます。手帳を2冊持ちしたり、フリースペースにいろんなことを書き込めるレフト式の手帳を使用したりする人が多いようです。管理する事柄も多様化、複雑化する高所得者層。可視化情報を、新たな発想や思考の深化に役立てながら成果につなげているようです。
情報に敏感になる
年収が高い人ほど、情報収集やキャッチアップに余念がありません。現在の仕事に直結するか否かに関わらず、新しい情報に対しても常にアンテナを張っています。この習慣が、あるとき素晴らしい仕事のアイデアに発展し、さらなる成功につなげているように思えます。
常識を疑う
年収1,000万円を超える人は、常に物事の一歩先を見て、常識を疑ってかかります。慣例に従うのではなく、今あるものを「疑う」ところから仕事がスタートします。常に、より良く改善や効率化を図る思考を働かせています。
常に「仕組み化」を考える
高年収の人は常に「仕組み化」することを重視します。明確な目標を掲げ、時間管理や具体的な計画に沿って動きます。やる気やモチベーションなどの精神論には頼りません。入念に練った計画と仕組みをもとに、一つひとつを着実にこなし、成し遂げていく傾向が見られます。
高学歴でも低収入の人の特徴・稼げない理由
その一方で、高学歴でも低収入の人たちにはどのような特徴があるのでしょうか。
コミュニケーション力の欠如
まず挙げられるのは、円滑なコミュニケーションが難しいという点です。
こちらの話を聞いていない
聞いたことに回答しない
自分の主張を延々と話す
コミュニケーションとは言葉のキャッチボールであり、日本に限らずグローバル規模での原理原則です。一方的なコミュニケーションでは、この原則が成り立ちません。話し方から絶対的な自信が感じられる人は多いのですが、ビジネスでは「語るより、顧客の内なる声を聞く力」こそが重要な要素です。
顧客への共感力がない
稼げない人は視野が狭い傾向が見られます。顧客への商品説明が難しすぎたり、クライアントの本当の課題や悩みを解決できなかったりといったことが起こりやすいといえます。顧客は自身の問題を解決してくれる相手を探していて、解決の対価として料金を支払います。自分が良いと思うものではなく、顧客目線で考えて顧客が良いと思うものを提供することでビジネスは成立しています。顧客の望みを汲む思考を持てない人は、業績や収入のアップは難しいでしょう。
素直じゃない
非常にプライドが高く、素直でない点も稼げない人たちの懸念点です。変化へのすばやい対応は、サバイバル能力に比例します。素直に相手の意見や自身の状況を受け入れ、時にはプライドを捨てて前へ進む心の柔軟さが必要です。「間違っているのは周囲だから自分が教育する」という考えでは利益には繋がりにくいかもしれません。
まとめ
年収1,000万円は自分にとって遠い額と思えるかもしれません。しかし、ご紹介したような高所得者の思考は極端に難しいものではありません。できるところから少しずつその思考を意識してみてはいかがでしょうか。稼げない人の特徴も反面教師にしながら、毎日の仕事や人との関わりに活かすことができたら、あなたの収入にも変化が訪れるかもしれません。
参考
2019年度「民間給与実態統計調査 統計表」国税庁(https://www.nta.go.jp/publication/statistics/kokuzeicho/minkan2019/minkan.htm)
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