「こんな会社辞めてやる!」と思った理由1位は?残念な上司4パターン
LIMO / 2021年1月22日 11時35分
「こんな会社辞めてやる!」と思った理由1位は?残念な上司4パターン
やる気が上がるも下がるも「言葉」次第?
仕事自体は嫌いじゃないのに人間関係で悩んでいる人も少なくありません。特に上司と部下の人間関係は、仕事のモチベーションや昇給にまで関わる大切なもの。せっかく就いた職なのに、上司と気が合わないという理由で辞めるのはもったいないですよね。今回は、思わず仕事を辞めたいと思った上司のNGワードに焦点を当てます。
「仕事を辞めたいと思ったことがある」人は9割!
(株)ビズヒッツが働く男女1,000人を対象に行なった「会社を辞めたいと思う瞬間に関する意識調査」(https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000025.000041309.html)によると、「会社を辞めたいと思ったことがある」人は約9割にのぼることがわかりました。
会社を辞めたいと思った理由1位は「職場の人間関係」
会社を辞めたいと思った理由として、「職場の人間関係が悪い」が最も多く、「理不尽な扱いや叱責を受けた」「仕事量や残業が多い/休みが取れない」「給料が安い/ボーナスや昇給がない」と続きます。辞めたいと思う理由は「人間関係」と「待遇」がキーワードのようです。
悪口やマウント合戦にうんざり
苦手な人とは距離を置きたいところですが、職場だとそうもいかないのが悩みどころ。辞めたい理由ランキング第1位の職場の人間関係について、「悪口の多い職場にうんざり」や「マウント合戦にストレスを感じる」などの声があがっています。また、理不尽な扱いのなかには「上司からの過剰な叱責」や「無茶ぶり」に辟易しているとのコメントも。加えて給料に満足していないとなると、辞めたくなるのもうなずけます。
辞めたいけど辞めない…そのワケは?
同調査では、会社を辞めない理由についても結果が出ています。会社を辞めない理由の第1位は「生活のため」、続いて「転職が難しい/仕事が見つかるか不安」「給料や待遇が良い」という結果に…。収入が絶たれることへの不安感で辞めることを躊躇する一方、仕事自体が好きだったり、給料や待遇の良さで仕事のマイナス面をカバーできたりしているため頑張れるという人も。
モチベーションを左右する上司と部下の人間関係
人間関係さえクリアになれば悩みなんてないのに…と思う人も多いはず。たとえば、上司と部下との人間関係は今後のワークライフを左右する重要なポイント。どういったときに仕事に対するモチベーションが下がるのでしょうか。上司のNG行動から部下が仕事のやる気をなくすシーンについて見てみましょう。
自分中心の上司に部下も飽き飽き
「生きている時代が違う!」と思わず叫びたくなるような上司の行動のひとつに「叱るだけで褒めてくれない」があります。「自分の時はもっとひどかった」と上司にいわれても、良い結果を出しても「それが当然」といわんばかりの態度が続くと、モチベーションも下がってしまうでしょう。また、叱られてばかりだと「嫌いだからツラく当たられている」と思ってしまいがちです。
上司の言葉にモヤモヤ…
上司にとっては優先度が低い仕事でも、軽視するような言葉をいわれたら、やる気をなくしてしまう人のほうが多いのではないでしょうか。「そんなこといいから、こっちを早く」「もっと優先するものがあるだろう」など、暗に「大事じゃない」といわれると、頑張っているのに報われず、モチベーションが徐々に下がってしまうという悪循環に陥ってしまうかもしれません。
プレイヤー型の上司にうんざり
部下に対して「自分のほうが仕事ができる」と見せつけてくる上司にもうんざりします。たしかに上司がやったほうが早い仕事もありますが、そういう「自分でやったほうが早いし」というスタンスに飽き飽きしている部下も。部下のほうも「この仕事お願いね」「一緒にやろう」「わからないことは聞いて」と、モチベーションをアップさせてくれ!と思っているはずです。
リモートワークで新たな悩みも?!
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染拡大のため、リモートワークが一気に進みました。通勤時間のストレスや苦手な社員と会わずに済むというメリットがある一方で、リモートワーク中の上司の過剰な監視や、個々の状況が見えないため相談しにくいなど、新たな悩みが出てきているようです。
やる気が上がるも下がるも言葉次第!
言葉によって、良くも悪くもなる部下と上司の人間関係。養命酒製造(株)が20歳~59歳のビジネスパーソン1,000人に対して行なった「東京で働くビジネスパーソンの疲れの実態に関する調査2018」(https://www.yomeishu.co.jp/health/survey/pdf/20180718_tsukare_tokyobizperson.pdf)によると、上司の言葉によって疲れが倍増した経験をもつ社員が41%という結果が出ています。
部下の疲れが倍増した言葉
「常識でしょ」/「当たり前でしょ」(24.4%)が最も高く、次いで「前にも言ったよね?」(23.9%)、「まだ終わらないの?」/「仕事遅いね」(21.0%)という結果に。
一方で、もし上司にいわれたら疲れが半減すると思うセリフについての調査結果も公開されています。
部下のやる気がアップする言葉
「君がいると安心だ!いつも頼りにしているよ」(21.3%)、「すごいね、よくやった!期待以上の出来だ」(20.1%)、「君の心配りや優しさにはいつも感謝してる」(17.3%)が上位にランクイン。ちゃんと見ている姿勢が伝わる言葉に、部下のやる気もアップするようです。
自分がかけてほしい言葉を相手にも
会社を辞めたいと思う理由で一番多い「人間関係」。毎日顔を合わせるからこそ、些細な言葉の積み重ねで関係が良くも悪くもなります。特に中間管理職だと上司にも部下にも気をつかって大変でしょう。仕事ですから、気楽な言葉ばかり交わせないのもわかりますが、余裕がないときこそ相手を思いやる言葉をかけたいですね。また、コロナ禍により、顔を合わせない中でのコミュニケーションの取り方も今後の課題になりそうです。職場のモチベーションをアップさせることも仕事のうちと割り切って、まずは「自分がかけてほしい言葉」をかけてみるのも良いかもしれません。
参考資料
「会社を辞めたいと思う瞬間に関する意識調査」(株)ビズヒッツ(https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000025.000041309.html)
【調査概要】
調査対象:会社勤務をしている全国の男女
調査人数:1,000人(女性594人/男性396人/未回答10人)
調査期間:2020年10月1日~10月4日
調査方法:インターネットによる任意回答
「東京で働くビジネスパーソンの疲れの実態に関する調査2018」養命酒製造(株)(https://www.yomeishu.co.jp/health/survey/pdf/20180718_tsukare_tokyobizperson.pdf)
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