半導体封止材料大手の住友ベークライト、海外で積極増産
LIMO / 2021年5月26日 11時35分
半導体封止材料大手の住友ベークライト、海外で積極増産
ベルギーで車載グレードの新ライン設置
住友ベークライトは、自動車をはじめとするモビリティー市場向けに需要拡大が見込まれるエポキシ樹脂封止材料の生産体制を海外で強化する。ベルギーにある生産子会社での新ライン設置が2022年3月ごろに完了するほか、今後は北米エリアでの生産も本格的に検討していく。
ベルギー新ラインは22年完成予定
同社の封止材事業は従来の半導体パッケージ向けに加えて、車載向けにも注力しており、20年4月には「モビリティー材料営業部」を発足させ、事業体制を強化していた。モーター磁石固定材料のほか、ECU一括封止材料などを提案しており、25年度(26年度)に車載用封止材料で売上高120億円の達成を目指している。
20年5月にベルギーの生産子会社であるVyncolit社で年産数千t規模の新ラインを設置することを発表。22年3月ごろの完成を目指しているほか、現在は北米市場での生産も検討しており、海外での生産体制強化に力を入れている。
半導体封止材料に関しても、中国・蘇州での増産投資を進めるほか、MUF(Mold Under Fill)材料も日中台の3極体制を確立していく方針で、さらなる能力拡大を進めていく。
巣ごもり需要など受け足元業績も好調
20年度通期業績のうち、封止材料が主力の半導体関連材料事業は売上高が前年度比15%増の573億円、事業利益が同22%増の94億円の増収増益となった。パソコンやサーバー向けなどがコロナ禍による巣ごもり需要などを受けて好調に推移。上期に低調であった自動車向けも下期以降は回復した。
21年度は売上高が同6%増の610億円、事業利益が同5%増の99億円と引き続き増収増益の達成を目指す。原料価格の高騰などを受けて、21年2月以降に封止材の値上げも一部で実施しており、今後こうした部分もプラス要因として寄与してくる見通し。
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
アイリスグループ 2024年度決算速報
PR TIMES / 2025年1月9日 14時15分
-
アイリスグループ 2024年度決算速報
Digital PR Platform / 2025年1月9日 13時7分
-
大河原克行のNewsInsight 第342回 商品力と収益構造に手応え、パナソニックが白物家電の成長戦略に自信見せる
マイナビニュース / 2024年12月25日 23時44分
-
「不二家」と「シャトレーゼ」で分かれた明暗。“ペコちゃん色”を薄める“脱ファミリー戦略”にかかる期待
日刊SPA! / 2024年12月19日 8時53分
-
高配当株ランキング~2025年相場での活躍期待が高い高配当利回り銘柄
トウシル / 2024年12月18日 16時0分
ランキング
-
11時間半の山越えバスが“タダ”!? 岐阜山間部の2大都市を結ぶ無料シャトルバス運行
乗りものニュース / 2025年1月15日 14時12分
-
2裏切られた気持ちでいっぱいです…月収25万円・65歳サラリーマン、毎年「ねんきん定期便」を必ずチェック、年金月19万円のはずが「初めての年金振込日」に知った衝撃事実に撃沈
THE GOLD ONLINE(ゴールドオンライン) / 2025年1月15日 8時15分
-
3悪質なデータ復旧事業者「レスキュー商法」の手口 多発する「納得できない作業結果と費用請求」
東洋経済オンライン / 2025年1月15日 8時0分
-
4松屋が「本気のガチ中華」で投入した商品の"正体" 「中華一番」の作者も唸る「水煮牛肉」の実力
東洋経済オンライン / 2025年1月15日 8時40分
-
5理想の体形や収入がいつまでも手に入らない理由 強い願いも「無意識」に打ち負かされてしまう
東洋経済オンライン / 2025年1月15日 8時15分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください