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日本株はそろそろ出遅れ修正か、上値を試す展開に期待

LIMO / 2021年6月21日 8時5分

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日本株はそろそろ出遅れ修正か、上値を試す展開に期待

【日経平均株価】テクニカル分析 2021年6月20日

米ゼロ金利政策解除示唆で日本株も売られる

2021年6月18日の東京株式市場で、日経平均株価の終値は前日より54円25銭安の28,964円08銭でした。

先週は週初14日、15日と続伸し終値ベースで29,000円を突破。しかし、米連邦準備制度理事会(FRB)の米連邦公開市場委員会(FOMC)を前に利益確定売りが出ました。さらに、16日のFOMCで2023年中にゼロ金利政策を解除する方針が示唆されたことから売りが広がりました。

今週の動きはどうなるでしょうか。投資家の間では、FOMCがテーパリング(量的緩和の縮小)に動くのではないかということが、ここ数週間の関心事になっていました。

一方で、今回のFOMCでは量的緩和は据え置きになるという見方もありましたが、実際には金利政策を解除する方針が示されたことで、市場では売られる展開となりました。

とは言うものの、2023年といえばまだ先の話です。週末にはまた買い戻しが入ることも考えられました。しかし、18日にFRB高官の一人が2022年にも利上げがあり得ると発言したことから、早期の利上げ観測が高まったとして米株が売られる展開になりました。

結局、18日の米株式市場でダウ工業株30種平均は前日比533ドル37セント安の33,290ドル08セントで取引を終えています。日本株も週初から売られる展開になるかもしれません。

国内では新型コロナウイルス対策の緊急事態宣言が20日で解除されました。また、ワクチン接種が当初の想定よりも早いペースで進んでいることなどから、経済活動の再開にも期待がかかります。

先週、米株が続落する中でも日本株の下げ幅はわずかでした。下落局面では押し目買いも入っています。そういう点では、さらなる調整が入るよりも、出遅れ感のある日本株がそろそろ上値を試す展開になるのではないかとも思われます。

週初に若干の下落があったとしても、その後は再度、心理的節目となる3万円を目指す動きになることも考えられます。

75日線を一時回復するが、再度下落

先週の日経平均の値動きをテクニカル面から振り返ってみましょう。先週は週初からローソク足の実体が75日線を回復、15日火曜日には窓をあけて上昇して寄り付くと、大きな陽線となりました。

ただ、翌16日は実体が短く上ヒゲの長いローソクになっています。その後は75日線も割り込み、陰線が続きました。

今週以降の展開はどうなるでしょうか。75日線を回復したことで、しばらく続いたもみ合いを上抜けたかのように思われましたが、その後は往って来いで下落し、振り出しに戻ってしまいました。

ただし、ここからつるべ落としのように下がっていくことは考えにくいところです。25日線で下値をサポートされそうで、また25日線も徐々に上向いてきています。

方向感を出しづらいところですが、75日線を上抜けるか、25日線を下抜けるか確認してから出動しても遅くはないでしょう。

上値メドとしては、心理的節目となる29,000円、さらには、6月15日の高値(29,480円)、5月10日の高値(29,685円)あたりになります。

直近は下降トレンドラインのチャネルの中にありますが、その上限が29,500円あたりになりますので、これらの上値メドと重なります。このあたりを突破できるかどうかがポイントです。

逆に下値メドは、5月13日の安値(27,385円)あたりで、ここまではだいぶ距離がありますので、若干の調整があったとしても押し目買いの好機と考えていいでしょう。

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