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【家庭菜園】おしゃれで便利「ハーブの寄せ植え」基本の作り方と上手に育てるコツ

LIMO / 2021年11月4日 19時15分

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【家庭菜園】おしゃれで便利「ハーブの寄せ植え」基本の作り方と上手に育てるコツ

色々なハーブを育てたいけど、外は寒いし、プランターも場所も足りない…それなら、ハーブの寄せ植えに挑戦してみませんか。

ハーブは種類にもよりますが、一年を通じて室内で育てられるものも多く、ポット苗なら値段も200~300円で販売されています。手軽に入手しやすいのも魅力です。

丈夫で繁殖力も強く、挿し木や株分けで簡単に増やすこともできるのでお得感もあります。今回は、ハーブの寄せ植えの基本の作り方と上手に作るコツを紹介します。

ハーブの寄せ植えを作るメリット

ハーブを寄せ植えで育てると、いろいろなメリットがあります。

例えば、料理用にちょっと使いたいとき、スーパーで購入すると少量でも200~300円程度、費用がかかります。寄せ植えを作ると自宅で収穫できてフレッシュなハーブを味わえます。

香りを楽しむアロマ用など、育てたいハーブをまとめて一鉢で栽培できるので、一鉢ずつ育てるよりも場所を取りません。ハーブの目的別に寄せ植えを作ると楽しみも広がります。

また、ハーブは組み合わせ次第でおしゃれに寄せ植えができます。花の咲くものや、葉の色や形が異なるものをバランスよく寄せ植えすることで、かわいらしいハーブの寄せ植えが完成します。

おしゃれなプランターで寄せ植えを作り、エントランスなど人目につく所に飾るのも良いですね。実用的でおしゃれなハーブの寄せ植えは、日々に癒しを与えてくれるでしょう。

ハーブの寄せ植え作りのポイント

寄せ植えを作るときは、あらかじめテーマを決めておくことがポイントです。植えこむ苗選びもスムーズになります。ここでは、様々なテーマの寄せ植え例を紹介します。

料理に使えるハーブの寄せ植え

ローマンカモミール、ルッコラ、クレソン、パセリの寄せ植えは、料理にも使いやすい組み合わせ。

ローマンカモミールは「植物のお医者さん」とも呼ばれ、コンパニオンプランツとして害虫を予防したり、弱った植物を元気にしてくれます。

一緒に植えることで、コンパニオンプランツとしてルッコラやクレソンの風味を良くする力も持っています。

ハーブティーを楽しむハーブの寄せ植え

繁殖力の強いハーブは、ハーブティー向きのものが多いのも特徴です。これらを寄せ植えして、ハーブティー用の寄せ植えを作ってみてはいかがでしょう。

花が咲くものも多いので、実用的な上に華やかな寄せ植えになります。カモミールやワイルドストロベリーもハーブティーに人気です。

害虫対策に効果的なハーブの寄せ植え

害虫対策に効果的なハーブの寄せ植えを作ることで、さらなる効果が期待できるかもしれません。

香りづけやサラダの具としても人気のコリアンダー(パクチー)、レモンバームは害虫忌避に効果的です。コリアンダーは独特の香りでアブラムシ・コナガなどを予防し、レモンバームはカメムシを予防します。

ハーブの寄せ植え、基本の作り方

寄せ植えの基本の作り方を紹介します。

【1】底穴に鉢底ネットを敷いて、鉢底石を入れます。

【2】プランターの半分くらいまで、培養土を入れます。※ハーブ用の土もあります。

【3】土の上で苗を仮置きをしてレイアウトを決めます。大きく育つことを想定して、ある程度間隔を開けておきましょう。

【4】苗をポットから出し、土に置きましょう。根鉢を崩さないで植えたほうがよいハーブもあるので、注意書きなどの説明はよく読んでおきます。

【5】根が埋まるように培養土を足していきます。鉢を時々トントンとしながら土を入れると隙間がなくなりやすくなります。

※割りばしなど先が細いもので株間を埋めるように差し込んでもよいでしょう。その際は根を傷つけないように注意します。

【6】鉢底から水があふれ出すまで、たっぷりと水をあげたら出来上がりです。

ハーブの寄せ植えを上手に育てるコツ

ハーブ苗は年間を通して多くの種類が流通していますが、ハーブの特徴も種類によって多種多様です。ハーブの特徴に合わせて寄せ植えしたり、育てていきましょう。

ここでは、ハーブの寄せ植えを上手に育てるコツをまとめました。

ハーブの性質をよく知る

育ててみたいハーブを見つけたら、まずその性質について調べてみましょう。ハーブはそれぞれ、栽培適期や耐寒性、生育環境など、様々な性質の違いがあります。

育てたいハーブの性質を知ることで、上手に育てることができます。

ハーブの耐寒性や生育適期を見て組み合わせを考える

ハーブにも非耐寒性の一年草から、冬でも元気に育つ耐寒性のものがあります。生育適期が同じハーブ同士を組み合わせると、管理もしやすく、寄せ植えも元気でキレイな状態を長く保てます。

同じ時期に出回るハーブの苗は、生育適期もよく似ています。組み合わせに迷ったら、これらの中から寄せ植えを作るのが簡単です。

春は多くのハーブ苗が出回るので選択肢も増え、寄せ植え作りにはおすすめの時期でしょう。

寄せ植えは一年草だけでまとめても、多年草と混ぜても大丈夫です。多年草と一年草を混植する場合は、枯れた一年草を途中で入れ替えることを前提として寄せ植えを作ります。

【一年草と多年草の違い】

一年草とは?
種を播いてから1年以内に開花し、結実して枯れてしまう草花のこと

多年草とは?
2年以上生存し、常緑か地上部の葉などは枯れてしまうが、地中の根は生き残り、翌春ふたたび芽吹いて成長する草花のこと

適した生育環境が同じものを組み合わせる

ハーブによって好む環境も様々です。日なたを好むものや日陰を好むもの、乾燥を好むものから湿度を好むものまで品種によってさまざまな適性があります。

例えば、日本でも古来から親しまれてきたシソやミツバは半日陰~日陰を好みます。

同じ適性のハーブ同士を組み合わせると、管理がしやすくなります。また、株への負担もかかりにくいため、寄せ植えを健康な状態で長持ちさせることができるでしょう。

高さや形を意識するとおしゃれに見える

ハーブは背丈も葉の色も形も様々。高低を意識したり、色や形の異なるテイストの葉を持つハーブを組み合わせると、葉だけでもおしゃれに見せることができます。

おしゃれな鉢を使うと、それだけでオシャレ度は抜群に上がります。

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ダイソーの鉢カバー。サイズは小さいが、色違いでそろえるとオシャレ。(LIMO編集部)

繁殖力の強すぎるハーブは寄せ植えには不向き

元来ハーブは繁殖力の強い草木です。混植すると繁殖力の強すぎるハーブは他のハーブを浸食してしまうため、寄せ植えには向いていません。

下記のハーブは繁殖力が強く寄せ植えには避けたほうが無難です。

【繁殖力の強いハーブの例】

ミント

ローズマリー

ラベンダー

バジル

フェンネル

ディル

タイム

セージ

オレガノ

レモングラスなど

ハーブは環境が合えば、どんどん生育します。特にローズマリーなどの草木類は成長すると幹もしっかりしてきますので、混植は避けたほうが無難です。

大きな鉢に寄せ植えできるなら、小さい鉢に植えて、鉢ごと植えてしまい根域制限するのも手です。

同じくらいの強さの繁殖力を持つハーブ同士なら寄せ植えがうまくいくことがあるので、挑戦してみても良いでしょう。その際、他のハーブより大きく育つようなら、植え替えもかねて株分けなどして適宜整理をしましょう。

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生育旺盛なローズマリー(LIMO編集部)

まとめにかえて

寄せ植えを作って育てることで、よりたくさんのハーブを栽培することができます。

好きなものだけを集めた寄せ植えや、テーマを決めた寄せ植えは見た目もオシャレ。収穫して食事に活用すると、フレッシュで彩り豊かなハーブを楽しむことができて、節約にもなります。

ハーブの寄せ植えで日常の楽しみが増えたらいいですね。

参考資料

みんなの趣味の園芸「園芸用語集」NHK出版(https://www.shuminoengei.jp/?m=pc&a=page_w_top)

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