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【終活】おひとりさまこそ必要「プレ・エンディングノート」に書くべき4つのこと

LIMO / 2022年2月15日 12時30分

【終活】おひとりさまこそ必要「プレ・エンディングノート」に書くべき4つのこと

【終活】おひとりさまこそ必要「プレ・エンディングノート」に書くべき4つのこと

おひとりさまがアラフォー・アラフィフ世代になると、自分の親の介護や相続などが他人事ではなくなるケースが増えます。そして、自分自身の「これから」に対する不安にも繋がりますね。

今回はおひとりさまでアラフォー・アラフィフ世代の人に向けて、今を楽しみながらできる終活のひとつとして、「プレ・エンディングノート」の作り方をご紹介します(※編集部注)。

【※参考記事】年賀状が終活に使える?アラフォー・アラフィフ必見の技とは(https://limo.media/articles/-/25800)

「エンディングノート」の固定観念を、まずは捨てる!

みなさんは「エンディングノート」にどのようなイメージを持っていますか?

「自分が介護状態になったらこうして欲しい」とか「お葬式は身内だけでして欲しい」といった、人生の終盤に向けて書くもの、という固定観念をお持ちの人も多いでしょう。

実は、年齢にかかわらずエンディングノートを準備しておくことが非常に望ましいと言えます。私たちは、常に事故や天災と隣り合わせで生きていますから、「万一の事態」は突然やってくるのです。

「エンディングノートなんて、四十路の自分にはまだ早い」なんて思わないでください。人生の各ステージに合ったエンディングノートの書き方があります。

エンディングノートに書く内容を、自分の年齢や環境に応じてカスタマイズしていきましょう。

「おひとりさまの自分にも、エンディングノートって必要なの?」

エンディングノートは「後を託す家族」に伝えておきたいことを記すもの、という認識が一般的ですね。まずは、誰に向けてエンディングノートを作成するかを考えてください。

その人に向けて伝えておきたいこと・感謝の言葉・これからどのように生活していって欲しいかなどを書きます。

このように伝えると「私はシングルで、後を託す家族がいない。だからエンディングノートなんて関係ないわ」という人もいらっしゃいます。

実はおひとりさまこそ、エンディングノートは必要です。家族以外であっても「自分のことを最期まで見守ってくれる人」向けに、伝えたいことを書いておくのです。

この場合、家族にあてて書く場合とは、内容が異なりますので、注意が必要です。

【おひとりさまの終活】エンディングノートに書くべき4つのこと

ではおひとりさまがエンディングノートに「最低限」書いておきたい4つのこと挙げましょう。

その1 住まいのこと

「判断能力や行動能力もあるけれど、年を重ねてやや健康面に自信がなくなってきたな……」と感じたときに、考えておきたいことがあります。

それは「終の棲家」をどうするのか、という問題。

ある程度元気なうちに最期まで過ごせる施設に移るのか、あるいは身動きができなくなるまで今の住まいで過ごすのか、ということです。

住まいの移動は、やはり元気なうちが一番です。全国にいろいろ存在する介護施設を見学しながら旅行を楽しむ、というのも1つです。

その2 いざという状態になった時の連絡先

万一のときは突然にやってきます。ここでは長期入院や介護状態になる、または亡くなるといった自分の判断能力や行動能力に制限のある状態をイメージしてください。

その時に周りの人たちにどうして欲しいのか、ということです。

ここで一番重要なのは連絡先です。

親戚や知人または財産管理を頼んでいる人など、自分を取り巻く人が、たいてい誰かはいるでしょう。そういった人の連絡先を書いておくことです。

そのためには、若いうちから、その相手に自分の「プレ終活状況」を伝えておくことが望ましいといえるでしょう。

「アラフォー・アラフィフで、こんなことを頼むのはちょっと抵抗がある……」という人もいらっしゃいますが、元気なうちからコミュニケーションをとり、人との繋がりを絶やさないことは、おひとりさまにはとても大切なことです。

楽しい時間を過ごしつつ、自然な終活がスタートできると考えれば、ポジティブな気持ちになれそうでしょうか。

その3 自分の財産管理を誰に頼むのか

おひとりさまに限りませんが、「終活」にまつわる悩みの多くは財産管理です。

どのような状況になったら財産管理を人に頼むのか。そして、頼む相手は誰を選べばよいのか。さらには、現状の資産で果たして最期まで過ごせるのか、といったことです。

財産管理は「信頼関係」のみがカギとなります。親戚や知人といった人に頼む場合は慎重に人選が必要となります。ここで活きてくるのが、それまでの人間関係といえるでしょう。

信頼して託すことができる人が身近にいれば理想的ですね。

一方で専門職(弁護士や司法書士等)に頼む場合は、費用が発生することを忘れないようにしてください。生涯必要になる費用なので、少額とは言えない金額です。ご注意ください。

その4 自分の死後の整理を誰に頼むのか

死後の整理のことを考えると少し寂しい気持ちになるかもしれません。しかし、ここは避けられません。

死後の様々な手続きは正直面倒です。専門職の人に頼むにしても親戚や知人に頼むにしても、費用のことは考えておきましょう。

考え方としては財産管理を頼む人にそのまま死後の整理もお願いするのが自然の流れです。

そのうえで、その財産整理、具体的には「不動産の処分」「相続(引継ぎ人がいなければ国の財産に)」の後に、自分の財産を差し上げる、ということを「遺言書」に残しておくのも1つかもしれません。

面倒な死後整理を頼むのですから、最後の気遣いです。

エンディングノートは「年に1度」見直しましょう

エンディングノートには法的効力はありませんが、書き方の決まりもありません。

「1度書いたら終わり」というルールもなく、書きたいときに書いて、書き直したい時に書き直します。

アラフォー・アラフィフ世代にとって大切なのは「今を充実させて、楽しむこと」です。

そのため、周りと心地よいコミュニケーションを構築し、信頼できる人や弱音を吐ける人を見つけ、いざというときのために人間関係を作っていきましょう。

その準備として「プレ・エンディングノート」を自分なりに作ってみてください。

そして年を重ねるごとに書く内容を本当の意味でのエンディングノート(介護状態になったときの対応やお葬式やお墓のあり方など)を、具体的に追加していくとよいでしょう。

前向きな終活の1つとしてのエンディングノート。若いうちから準備しておけば、あなたの人生を縁の下から支えてくれる存在になります。書けるところから書いていきましょう。

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