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「富裕層の人の特徴」を元金融機関社員が解説!資産1億円以上のお金持ちの割合は

LIMO / 2022年4月14日 5時20分

「富裕層の人の特徴」を元金融機関社員が解説!資産1億円以上のお金持ちの割合は

「富裕層の人の特徴」を元金融機関社員が解説!資産1億円以上のお金持ちの割合は

富裕層は会社員でも目指せるか

昨今、SNSの普及によりInstagramやYouTubeで富裕層の暮らしぶりを目にする機会が増えたように感じます。そこにはスーパーカーを運転する様子だったり、リゾート地のスウィートルームで寛ぐ姿だったりとなんとも贅沢な生活ぶりです。

「他人事」とか「自分には縁のないこと」など思う方もいると思いますが、一般的な会社員勤めの方でも実は意外と手が届く可能性があります。

今回は、会社勤めの方でも「富裕層」が目指せる「時間とお金の使い方」についてお話していきたいと思います。

富裕層の「時間」に対する価値観

富裕層といっても、代々資産家として財を継承している家系もあれば、会社経営で事業を拡大させて成功された方など様々です。

しかし原点を辿れば、皆寝る間を惜しみ、身を粉に努力を重ね得られた財に他なりません。

そういった方たちは何より「時間」を大切にします。

皆さんは友達と会う約束をしていて土壇場でキャンセルされた経験などは有りませんか。
筆者は以前法人営業をしていましたので経営者の方にお会いする機会が多かったのですが、成功を収めている方たちは時間を奪われることを極端に嫌います。

中には、「時間を守れない人とは付き合えない」と言って縁すら切ってしまう人もいるほどです。

それだけ「時間」に対する「価値」が非常に高いのです。優秀な経営者は「判断力が高い」「決断力が高い」「スケジュール管理がうまい」など評価されることが多いですが、改めて考えるとこれもすべて「時間」なのです。

日本に「富裕層」はどのくらいいるのか

ところで、「富裕層」とはよく言うものの、はっきりした線引きは難しいです。本稿では、野村総合研究所の公表するマーケットの分類を参考に考えてみましょう。

世帯の保有する金融資産(預貯金・株式・債券・投資信託・保険など)の合計額からローンなど負債を差し引くと「純金融資産保有額」を割り出すことができます。

この純金融資産保有額をベースに総世帯を5段階にランク付けしたものがマーケットの分類になります。

5つの階層の定義と、各層における世帯数・保有資産は以下のとおりです。

マーケットの分類(世帯の純金融資産保有額)

超富裕層(5億円以上)

8.7万世帯/97兆円

富裕層(1億円以上5億円未満)

124.0万世帯/236兆円

純富裕層(5000万円以上1億円未満)

341.8万世帯/255兆円

アッパーマス層(3000万円以上5000万円未満)

712.1万世帯/310兆円

マス層(3000万円未満)

4215.7万世帯/656兆円

純金融資産保有額が1億円以上5億円未満の「富裕層」、5億円以上の「超富裕層」を合わせると132.7万世帯となりました。

準富裕層であれば誰でも目指す事はできる

富裕層の資産額ごとに分けて見てきました。

冒頭でもお伝えしましたが。一般的な会社勤めの方でも準富裕層程度であれば目指すことは可能です。

昨今は、つみたてNISAやiDeCoといった投資信託を活用した積立型の資産運用を取り入れる方が増えました。これらの積立型の投資信託も複利効果を最大限に活かすためには長い「時間」を要します。

ざっくりした計算にはなりますが、年6%の複利で30年間運用することができれば、月5万円の積立で約5000万円程度の資産を作れる計算になります。

先述したような、「時間」に対する価値観を高めることは決して富裕層に限ったことではありません。「時間」に対する価値観を高め、行動に移すことが「お金」を生み出します。迷われているうちにも「時間」は刻々と過ぎていきます。

これまで投資には馴染みがなくて不安という方は、「行動」をおこしてみることから始めてみてはいかがでしょうか。

参考資料

野村総合研究所「日本の富裕層は133万世帯、純金融資産総額は333兆円と推計」(https://www.nri.com/jp/news/newsrelease/lst/2020/cc/1221_1)

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