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終身生命保険・新契約での60歳代の割合は「28%」。若年層の年度別割合の変化とは

LIMO / 2022年7月24日 5時50分

終身生命保険・新契約での60歳代の割合は「28%」。若年層の年度別割合の変化とは

終身生命保険・新契約での60歳代の割合は「28%」。若年層の年度別割合の変化とは

夏を迎える中、休暇をどこで過ごそうか考え中の方もいらっしゃるのではないでしょうか。

夏は海や川、山などが人気スポットです。

しかし、こういった場所での遊びは、気を付けないと思わぬ事故につながってしまうこともあります。

当然皆さん「無事故」を心がけているかと思いますが、それでも「万一に備えること」もまた大切です。

そこで今回は、一般社団法人生命保険協会「2021年版 生命保険の動向」のデータをもとに、国内の生命保険の実態について振り返っていきます。

生命保険の契約動向

同調査によると、2020年度の生命保険の新規契約件数(契約転換制度による転換後契約の件数を含む)は1702万件と、前年度比▲18.2%減となりました。

また、新規契約高(転換による純増加金額を含む)は44兆1290億円(同▲11.2%減)となりました。

出所:一般社団法人生命保険協会「2021年版 生命保険の動向」

出所:一般社団法人生命保険協会「2021年版 生命保険の動向」

以下、2016年度から2020年度までの各データです。

個人保険の新契約件数の推移

2016年度:1559万件

2017年度:1404万件

2018年度:1563万件

2019年度:1371万件

2020年度:1135万件

個人保険の新契約高の推移

2016年度:73兆円

2017年度:62兆円

2018年度:70兆円

2019年度:53兆円

2020年度:46兆円

近年、新契約件数・新契約高はそろって減少傾向にあり、この動向について生命保険協会は「新型コロナウイルス感染症の拡大に伴う対面販売の休止」が主な原因という見解を示しています。

生命保険の新契約の年度別・年代別動向

次に、生命保険の新契約について、年度別・年代別の動向を見てみましょう。

出所:一般社団法人生命保険協会「2021年版 生命保険の動向」

生命保険新契約の年代別構成比(2016年度)

20歳未満:14.9%

20歳代:17.4%

30歳代:19.6%

40歳代:17.7%

50歳代:12.3%

60歳以上:18.0%

生命保険新契約の年代別構成比(2017年度)

20歳未満:12.8%

20歳代:17.7%

30歳代:18.9%

40歳代:17.6%

50歳代:13.0%

60歳以上:20.0%

生命保険新契約の年代別構成比(2018年度)

20歳未満:12.2%

20歳代:18.6%

30歳代:18.9%

40歳代:17.7%

50歳代:13.1%

60歳以上:19.5%

生命保険新契約の年代別構成比(2019年度)

20歳未満:12.2%

20歳代:20.0%

30歳代:19.3%

40歳代:17.4%

50歳代:13.0%

60歳以上:18.0%

生命保険新契約の年代別構成比(2020年度)

20歳未満:12.1%

20歳代:20.0%

30歳代:19.4%

40歳代:17.5%

50歳代:12.9%

60歳以上:18.1%

こうしてみると、20歳未満の比率は緩やかながら減少傾向にあり、一方で20歳代の比率は増加傾向にあります。

30歳代~60歳以上については、比率はおおむね変化なしで推移しています。

生命保険の新契約の年代別・種類別動向

次に、生命保険の新契約の2020年度の年代別・種類別動向を見てみましょう。

出所:一般社団法人生命保険協会「2021年版 生命保険の動向」

生命保険の新契約の年代別・種類別動向(20歳未満)

終身保険(定期付終身含む):6.0%

定期保険:13.9%

養老保険:1.7%

その他:78.4%

生命保険の新契約の年代別・種類別動向(20歳代)

終身保険(定期付終身含む):10.9%

定期保険:20.5%

養老保険:3.0%

その他:65.6%

生命保険の新契約の年代別・種類別動向(30歳代)

終身保険(定期付終身含む):12.8%

定期保険:22.1%

養老保険:3.2%

その他:62.0%

生命保険の新契約の年代別・種類別動向(40歳代)

終身保険(定期付終身含む):11.7%

定期保険:20.3%

養老保険:3.7%

その他:64.4%

生命保険の新契約の年代別・種類別動向(50歳代)

終身保険(定期付終身含む):14.9%

定期保険:14.7%

養老保険:2.9%

その他:67.5%

生命保険の新契約の年代別・種類別動向(60歳以上)

終身保険(定期付終身含む):28.2%

定期保険:6.1%

養老保険:1.1%

その他:64.6%

こうしてみると、終身保険(定期付終身含む)の比率は年齢が上がるにつれて大きく増える傾向があります。

一方、定期保険の比率は年齢が上がるにつれて減少しています。

まとめにかえて

いかがだったでしょうか。

夏に限らず、「有事に備える」姿勢は重要です。

今回ご紹介したデータを踏まえ、今一度、保険の見直しなども検討されてはいかがでしょうか。

参考資料

一般社団法人生命保険協会「2021年版 生命保険の動向」(https://www.seiho.or.jp/data/statistics/trend/pdf/all_2021.pdf)

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