【夏のガーデニング】ハーブは暑さに弱い?猛暑の夏をうまく乗り越える方法
LIMO / 2022年7月27日 16時45分
【夏のガーデニング】ハーブは暑さに弱い?猛暑の夏をうまく乗り越える方法
豊かな香りが生活に役立つだけでなく、カワイイ花も観賞できるハーブ。
今回はハーブを夏の暑さから守る方法を紹介します。
夏から秋にかけてカワイイ花を咲かせる品種もお伝えしますので、さっそくみていきましょう。
暑さから守る!上手に夏を乗り越える方法
ハーブにはさまざまな種類があり、熱帯育ちで暑さに強い品種もあれば、涼しい地域が原産の品種もあります。涼しい気候を好むハーブにとって、高温多湿の夏は過ごしにくい季節。夏を乗り越えられず枯れてしまうことも。
適切な管理をおこなえば、夏を乗りきって秋に可愛い花を咲かせる品種もあります。猛暑の夏が続きますが、上手に乗り越えましょう。
強い日差しから守る
夏は日差しが強く、気温が上昇する真昼から西日の当たる夕方までの時間帯は注意が必要です。暑さに強い品種でも、強烈な直射日光が当たり続けると株が弱る原因に。
鉢植えは午後から明るい日陰に移動するのがオススメです。地植えの場合は遮光ネットやよしずなどで日陰を作ってあげるとよいでしょう。
照り返しを軽減する
真夏の日中は地面やコンクリートの床も光を受けて高温になります。低い位置にある植物にとっては照り返しの熱を受けやすい状況に。
鉢植えは地面に直接置かず、すのこやレンガを敷いて地面とすき間を空けましょう。地植えの場合は株元にウッドチップや腐葉土でマルチングすると、照り返し防止に効果的です。
水の与え方に気をつける
夏は水分の蒸発が早いので、水切れしないようにタップリ水やりしましょう。
水をたくさん欲しがる品種には、1日2回朝夕の涼しい時間帯に与えます。一方多湿を嫌うタイプは、蒸れを起こさないように水を与え過ぎないことが大切。
どちらのタイプも水は葉にかけず根元に与えるのがポイントです。
病害虫に気をつける
夏に活発に活動する害虫は、ハダニやアブラムシ、アザミウマ、コナジラミなど。乾燥すると発生しやすくなります。乾燥を防ぐため、気温が低い時間帯に霧吹きで葉水をかけると効果的。
害虫はあっというまに大量に広がります。日頃から葉の表裏をこまめにチェックして、見つけたら早めに駆除するのがオススメです。
夏にカワイイ花が咲く!おすすめのハーブ5選
夏の暑さに負けず、元気に可愛い花を咲かせるハーブを紹介します。庭や花壇の彩りにオススメです。
ベルガモット
炎が燃えているような花姿で「タイマツバナ」という和名を持つベルガモット。花が散ってガクだけになっても個性的な花はそのままで、ドライフラワーとしても人気です。
柑橘系のサッパリとした香りが清々しく、夏の庭に爽快感を与えます。土壌を選ばず育ち、地下茎でどんどん広がるほど強健な性質です。※参考価格:300~500円前後(3号ポット苗)
アニスヒソップ
アニスヒソップは穂状に咲く紫や白の花が涼しげ。葉や花から漂う香りはアニスやミントに似て爽やかです。
開花時期が初夏から秋までと長く、直立する花姿は乱れることなく自然に整います。
繁殖力が旺盛で、こぼれダネからもよく増えて群生することも。やや湿った土壌を好むので、夏の水切れには気をつけましょう。※参考価格:300~500円前後(3号ポット苗)
ロシアンセージ
別名「サマーラベンダー」と呼ばれるロシアンセージ。シルバーグリーンの葉や青紫の花が、夏の花壇をクールな印象に。花はベルベットのような質感があり、フンワリとした優しい雰囲気です。
背丈が比較的高くなるので、花が少なくなる夏の庭で存在感を発揮します。乾燥に強く多湿になると根腐れを起こすこともあるので、水やりは土が乾いてからタップリとあげましょう。※参考価格:300~500円前後(3号ポット苗)
サポナリア
サクラにそっくりなピンクや白の花が可憐なサポナリア。
葉を水に塗らして揉むと泡立つことから、「ソープワート」とも呼ばれています。ヨーロッパでは実際に洗濯などで使われていました。
耐暑性や耐寒性が高く強健な性質。日本で野生化している品種もあり、ナチュラルガーデンにピッタリです。※参考価格:300~500円前後(3号ポット苗)
タンジー
黄色い丸ボタンのような花が集まって咲くタンジー。深い切れ込みが入る葉もキレイです。背丈が1メートルほど伸びるので、花壇の後方に植えるのがオススメ。
ショウノウに甘さをプラスしたような香りを放ち、ヨーロッパでは昔から虫除けとして利用されてきました。黄色い花は絹やウールの染色用にも使われています。※参考価格:300~500円前後(3号ポット苗)
まとめにかえて
比較的冷涼な地域を原産とする品種が多いハーブは、冬越しより夏越しが難しくなります。とくに近年の日本の夏は高温多湿で、まるで亜熱帯の夏のよう。ハーブにとっても過酷な環境といえます。
日よけや水やりを工夫しながらうまく夏越しして、秋には再びみずみずしいハーブガーデンを楽しみましょう。
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