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三菱UFJ銀行【そうぞくガイド調べ】最大7億円!?4人に1人は相続周りのトラブル経験者

LIMO / 2024年1月21日 18時5分

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三菱UFJ銀行【そうぞくガイド調べ】最大7億円!?4人に1人は相続周りのトラブル経験者

トラブルになりやすい隠れ資産「美術品」「骨董品」の対応方法は?

株式会社三菱UFJ銀行が、20〜70代の男女600名を対象に「家族のじかんと相続に関する実態調査」を実施しました。 その結果、年末に帰省した際の、親とのお金を話をする方はわずか5.3%。 ほとんどの方が、準備をしないまま相続を行っています。

親からの相続平均額は2300万円。最大の相続額はなんと7億円の事例も。 多大な相続税を支払えず、貴重な財産を泣く泣く手放すケースも少なくありません。

時間は有限です。もしものときに備えて、思い切って相続の話をしてみてもいいかもしれません。 そこで、本記事では相続時の資産やトラブルについて注目。 また、美術品や骨董品などの隠れ資産についての対処について触れていきます。

家族と話しづらい話題3割が「家族の資産」

出所:株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループ「【三菱UFJ銀行】家族のじかんと相続に関するインターネット調査を実施~年末年始は家族で過ごす時間を大切にしつつ、もしもに備えて相続の話もしてみてはいかがでしょうか?~」(2023年12月13日)PR TIMES(https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000063.000079050.html)

高齢になれば、相続のことを現実的に考えるもの。綿密に計画を組んで相続を行いたいはず。 しかし、調査結果では約30%の方が相続の話は避け、実際に相続について話す方は5.3%とのことです。

特に、ゆっくりしたい年末年始に「遺産」の話題をしたくない気持ちもわかります。しかしながら、子どもが20代の場合、一生で両親と会話できる時間はわずか約180時間(約7.5日)とのこと。手遅れになる前に話をしたほうがよさそうです。

※編集部注:外部配信先では図表などの画像を全部閲覧できない場合があります。その際はLIMO内でご確認ください。

相続のトラブル経験者は4人に1人 「もしも」のときには手遅れ?

出所:株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループ「【三菱UFJ銀行】家族のじかんと相続に関するインターネット調査を実施~年末年始は家族で過ごす時間を大切にしつつ、もしもに備えて相続の話もしてみてはいかがでしょうか?~」(2023年12月13日)PR TIMES(https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000063.000079050.html)

「ドラマのような相続トラブルなんて起きるわけが無い」と考える方も多いかもしれません。 しかし、生前に相続ついて話さない方は約8割で、現実には4人に1人が相続関連トラブルを経験しています。

<相続時のトラブルトップ3>

    遺産分割について(14.1%)

    独占を主張する(6.0%)

    不動産をめぐるトラブル(5.4%)

最大7億!? 両親の資産平均額は2297万7000円

出所:株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループ「【三菱UFJ銀行】家族のじかんと相続に関するインターネット調査を実施~年末年始は家族で過ごす時間を大切にしつつ、もしもに備えて相続の話もしてみてはいかがでしょうか?~」(2023年12月13日)PR TIMES(https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000063.000079050.html)

調査結果によれば、両親の資産平均額は2297万7000円。 子どもに隠している資産がある方は全体の約20%で、平均金額は3147万円といわれてます。 さらに、子どもに隠していた資産は最大で7億円あった事例も……。

事前に把握できなかった資産ランキングでは、意外にも「貯金・生命保険・有価証券・不動産」など。 わかりやすそうな財産も把握できていないことが多いようです。

相続の落とし穴?高い価値の品物

出所:筆者作成

相続をするには期間が設けられていて、膨大な事務処理をしなくてはいけません。 抜けがあると、大きなトラブルに発展しがちです。 隠れ資産の中でも高額で、見落としがちな品物は下記が挙げられます。

宝石

貴金属

ブランド品

美術品

骨董品

特に、わかりにくいのは「美術品や骨董品」ではないでしょうか。 専門家でなければ価値を見抜くことが困難な上、どうやって時価評価(市場価値)を把握すればいいか悩むところです。 面倒だからといって、安易に価値を決めつけてしまうのはトラブルの元です。

税務署の判断で、美術品・骨董品に高額の価値がついてしまうと、税務調査に入る確率が高くなります。 相続税の申告漏れや修正申請につながる恐れがあるため、正確な時価評価を把握したいものです。

美術品・骨董品の評価はどうすればいいの?

出所:筆者作成

美術品・骨董品の価値の申告は、個人で税務署に申請します。その際には、専門の鑑定業者・買取業者に正確な時価評価額(精通者意見価値)を出してもらうとよいでしょう。

相続は精神的に疲労する場合が多いですから、確実に行っていきたいものです。

〝美術品、宝石、ブランド品、その他これに類する動産について、その真贋鑑定を行い、鑑定書又はそれに類する証明書等を付すことでその価値が高まると認められる場合は、鑑定人等に鑑定を依頼するものとし、また、見積価額が比較的低額と認められる財産で、適当な取引事例があり評価可能と認められるときは、精通者意見等を参考にするなど、合理的かつ簡易な方法で評価して差し支えない。
 なお、美術品等の評価に当たっては、その種別、作者別、年代別等による市場価格又は類似品の取引における価格を参考として評価すること。(国税庁(https://www.nta.go.jp/law/jimu-unei/tyousyu/140627/05/03.htm))”

美術品・骨董品を鑑定してくれる業者3社

出所:筆者作成

※特定の企業・団体を推奨するものではありません。

日本アート評価保存協会

美術品・骨とう品の時価評価を行い、その美術品評価書(価額)を提供しています。日本で流通しているほとんどのジャンルの美術品が取り扱い対象です。刀剣、コイン、古文書は対象外です。

美術品の真贋を定める鑑定は行っていません。

費用は評価査定額に応じた手数料が発生します。

100万円未満:11,000円

100万円以上~500万円未満:33,000円

500万円以上~1000万円未満:55,000円

日本税理士協同組合

日本税理士共同組合は、全国7万6000人を超える税理士を対象とした組合です。 美術品の鑑定サービスも行っています。

鑑定料金は有料で、書面確認の場合は3万4500円~。 現物確認の場合には日当や交通費などの実費がかかります。 利用前には見積もりを取ってみましょう。

美研鑑定

株式会社美研鑑定は、相続する資産等の保険・資産の査定評価を専門の企業。日本税理士協同組合連合会指定会社で、美術品や工芸品、宝石貴金属等の査定評価しています。

税務申告する上で必要な評価を行い、対象物件の処分方法などの相談も受け付けています。 気になった方は見積もり依頼をしてみましょう。

親との相続は生前時に計画を立ててみましょう

膨大な事務処理がある相続は大変です。もしものことを考え、前向きに考えてみてはどうでしょうか。

特に、美術品や骨董品は申告漏れが発生しやすい資産ですから早めに対応することをおすすめします。

参考資料

株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループ「【三菱UFJ銀行】家族のじかんと相続に関するインターネット調査を実施~年末年始は家族で過ごす時間を大切にしつつ、もしもに備えて相続の話もしてみてはいかがでしょうか?~」(2023年12月13日)PR TIMES(https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000063.000079050.html)

「三菱UFJ銀行 相続手続きサポートWebサービス『そうぞくガイド』」(https://sozoku-guide.bk.mufg.jp/)

国税庁「動産の評価」(https://www.nta.go.jp/law/jimu-unei/tyousyu/140627/05/03.htm)

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