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米9月雇用統計、足りない足りない足りない! 足・り・な・い!雇用の分かれ目はどこ?

トウシル / 2020年10月2日 9時49分

写真

米9月雇用統計、足りない足りない足りない! 足・り・な・い!雇用の分かれ目はどこ?

本日のレンジ予測

[本日のドル/円]

上値メドは106.05

下値メドは105.07

今朝の天気マークは「くもり」

※天気の判定基準は記事末尾にあります
↑上値メド:106.05↓下値メド:105.07

見かけの強さに
だまされるな!

 今日は9月の米雇用統計が発表されます。
市場予想の中心値は、失業率8.2%、非農業部門雇用者数85万人増加。失業率は一段と低下する一方で、非農業部門雇用者数の増加はペースダウンしています。

 労働市場をもっと元気にするにはどうしたらいいのか?追加の大型景気対策が必要だ。しかし、共和党と民主党では金額の隔たりが大きくすぐの合意は難しい。だったら、ワクチン。これさえできたら、コロナの心配はなくなって経済は安定する。というように、雇用をゴールにした追加景気対策とワクチンが今のマーケットテーマになっているのです。

 9月雇用統計の分析と予想は、「なぜ今、雇用が増えている?「見かけの強さ」にだまされてはダメ!」をご覧ください。

 NFP(米国非農業部門雇用者数)の強い、弱い、の判断基準はどこに?「今日の注目通貨」をご覧ください。
 

毎ヨミ!FXトップニュース

1日のドル/円のNY市場終値は105.56円

 前営業日の終値比+0.12円だったので、今朝の天気マークは「くもり」です。

今日の格言:

あなたの心が正しいと思うことをしなさい。どっちにしたって批判されるのだから。- ルーズベルト大統領夫人

各国・各通貨トピックス

新型コロナウイルス:
    ハワイは東京でいえば毎日1,000人レベルの感染者数
    フランスの感染者が24時間で1万人超え  

ドル:
    メスター連銀総裁「FRB(米連邦準備制度理事会)にこれ以上細かいフォワードガイダンスは必要ない」  
    米経済に明るいニュース  大企業だけでなく中小企業にも業績回復のサイン  
    景気刺激策の減額は経済回復の期待を妨害する  
    貿易戦争による「需要ショック」は、中央銀行の利下げでは解決できない

米大統領選:
    バイデン氏、重要スイングステートのアリゾナ州でもトランプ氏にリード  

ユーロ:
    マクロン政権に抗議する「黄色いベスト運動」フランスで再び活発化
    難民キャンプの火事でドイツが難民受け入れ問題に直面 

ポンド:
    中国の英不動産投資が急速に冷え込む  英中関係悪化で

NY株式市場:
    BIS(国際決済銀行)「超低金利がなければ株価上昇は現在の半分」  

原油先物:
    運輸燃料としての石油需要は2020年がピーク

トルコリラ:
    ムーディーズがトルコ格下げでトルコは過去30年で最も低い格付け水準

その他:
    UBS、クレディスイスを吸収か  ドイツ銀行買収も視野
    トム・クルーズ 「スタントは還暦まで」
    インドの高級ホテルがプールで魚を養殖  コロナ禍による経営悪化で

主要指標終値

出所:楽天証券が作成

本日の注目通貨

ドル/円: 雇用統計の「Cheap Thrills」

 米国の雇用市場は、まるでどこかの国の証券取引所のように、突然停止したかと思ったら、瞬く間に再起動しました。今年2月までは半世紀ぶりの低失業率を謳歌していたのに、翌月には一気に戦後最悪の水準まで悪化したのは、コロナウイルスが米国の労働市場から3月と4月のわずか2カ月間で2,200万人もの職を奪ったからです。

 しかし、それを5月と6月のたった2カ月間で750万人も取り戻した。一度失業した人が、従来の景気サイクルでは起こりえないスピードで、仕事に戻っているのです。これまでの経済が経験してきたような「景気が段々良くなって、いつの間にかバブルが膨らんで、そして破裂してまた不況になる」といったアナログ的なサイクルとは異次元のことが起きているのです。

 8月の米労働市場は、失業者がさらに280万人減って1,360万人になりました。しかし、新型コロナ拡大前に比べると失業率はまだ780万人多い状況。もし、トランプ氏が「第2次世界大戦以降で任期の4年間に雇用を減らした初の大統領」という不名誉な称号を免れたいなら、あと2カ月で800万人、月平均で400万人の雇用が必要。もちろん、今月の予想を見る限りその可能性はゼロです。

 トランプ大統領は、共和党全国党大会のスピーチにおいて、2期目の政策目標について「10カ月で1,000万人の雇用創出」を公約に掲げました。

 つまり、トランプ大統領は、雇用を1年以内で元通りにすると宣言しているのです。10カ月で1,000万人ということは、「1カ月平均100万人」。これが、今後の雇用統計を判断する重要なベンチマークになるでしょう。

 今週のドル/円のピボット(ブルベア判断の分かれ目)は105.08円。105.08円より上ならばドル買い優勢、105.08円より下ならばドル売り優勢。28日のNY終値は105.35円。

108.16円 : 07月 高値 (07月01日)
108.09円 : 05月 高値 (05月19日)

107.86円 : 第3レジスタンス(HBO)
107.05円 : 08月 高値 (08月13日)

106.78円 : 第2レジスタンス
106.55円 : 09月 高値 (09月03日)
106.16円 : 第1レジスタンス

105.08円 : ピボット

104.47円 : 第1サポート
104.00円 : 09月 安値 (09月21日)

103.39円 : 第2サポート

102.77円 : 第3サポート(LBO)

101.17円 : 2020年安値(03月06日)

100.07円 : 2016年 09月 安値

出所:MarketSpeed FXより、楽天証券作成

09月 ドル/円 データ

トレード前に必ずチェック!今週発表の重要指標!

経済指標過去データは楽天証券サイトにてご確認ください。 出所:楽天証券作成

◎天気の判定基準とは?

天気マークを見るだけで、ドル高で引けたのか、それともドル安で引けたか、ひと目で確認することができます。

・「晴れ」
当日の終値が、前日の終値に比べて0.20円を超えるドル高/円安だった場合は、「晴れ」の天気マークを表示します。

・「雨」
反対に、終値が0.20円を超えるドル安/円高だった場合は、「雨」の天気マークを表示します。

・「くもり」
終値が上下0.20円の範囲にあった場合は「曇り」のマークを表示します。

※天気マークは、前日の終値との比較を示したもので、今日のマーケットの方向を予想するものではありませんので、ご注意ください。

※ちなみに2018年は、「晴れ」80日、「雨」82日、「くもり」98日 でした。
また、2018年は延べで43.33円上昇、延べで46.41円下落。差引3.08円の円高(2017年末に比べて)でした。

(荒地 潤)

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