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節約オタクふゆこさんがズバリ答えます!トウシル読者のお悩み相談Q&A

トウシル / 2024年12月22日 11時0分

節約オタクふゆこさんがズバリ答えます!トウシル読者のお悩み相談Q&A

節約オタクふゆこさんがズバリ答えます!トウシル読者のお悩み相談Q&A

 ますます厳しくなる一方のインフレ。あなたは節約を心がけていますか?

 トウシルでは、トウシルアンケートを通して、節約の達人「節約オタクふゆこさん」への質問を大募集しました! その中から、特に多かったものや、ぜひ答えていただきたい質問をピックアップ。節約下手に悩む皆さんのお悩みや、YouTubeを見ているふゆこさんファンの素朴な疑問質問などに、ふゆこさんにズバズバ回答していただきました!

▼節約オタクふゆこさんプロフィール
理系の大学院修了後に開発職として電子系メーカーに就職したものの、奨学金477万円を抱えたマイナスからのスタートとなる。浪費癖と生活苦、将来のお金に対する不安に悩み、一念発起して1カ月10万円生活にきりかえ浪費体質を改善、年間300万円を貯金するなど資産づくりに励む。20代で資産2,000万円を達成。現在は脱サラに成功し、資産4,000万円超え
YouTube:節約オタクふゆこ(チャンネル登録者数 約58万人)
X:@fuyuko190(2.9万 フォロワー)

貯金はこれでつくれます 本当にお金が増える46のコツ』  2023年12月20日発売/アスコム/1,540円(税込)

Q 節約をしたいけれど何から手を付ければいいか分からない…。誰にでもできる節約初級術を教えてください!

A 「先取り貯金」で使わないお金をよけておこう!

 いちばん早いのは「先取り貯金」だと思います。まずは月々の収入から、先に数万円でもいいので、生活に支障がない程度の余裕資金を別の貯金口座に分けておき、放置しておきます。そもそもそのお金は「なかったもの」として、残りの生活口座で生活していきましょう!

 もう一つ、できれば家計簿をつけるのもおススメなのですが、細かいところで節約に励むより、まずは「なんとなく月々数万円ずつ貯金できている」という状態をつくってしまいましょう! これなら始めやすく、分かりやすく、そして継続もしやすいと思います。

Q 住居費などの固定費はだいぶ減らせました。でも変動費がなかなか減りません。どこを見直せばいいでしょうか?

A 1カ月限定で、極端に減らしてみよう!「なくても案外平気」なものがあるかも!

 変動費というと、食費、被服費、趣味に使うお金ですね。どこが圧迫しているのかが分かる人は、重い部分から順番に見ていくのがいいと思いますが、何が圧迫しているのかが分からないなら、いっそ、「全部、極端に下げてみる」というのも一手かと思います。

 ご家族がいるなど、生活スタイルによってはやりづらい人もいるかもしれないんですが、例えば食費だと、月々1万円!など、1カ月くらい極端に減らしてみたり、服やゲームなど趣味のものも、1カ月限定で買わずに我慢してみる、というのを実践してみるというのはどうでしょうか?

 1回やってみると、「あれ、外食しなくても案外辛くなかったな…」「趣味のゲームを削るのはやっぱり辛いな…」と、自分の中で「これはいらない」「これはいる」の優先順位がみえてくると思います。

 減らしやすいのは食費ですね。まずは500mlの水筒を買って、水やお茶を入れて持ち歩くことから始めましょう。ペットボトルを安易に買わないだけでかなり支出が減るはずです。また、以前「1カ月1万円生活!」みたいな番組が過去にありましたが、あれを自分の心の中で勝手に放映して(笑)、ゲーム感覚で挑戦してみるのもいいと思いますよ!

Q 多忙すぎてレトルト食品を多用してしまい、価格と罪悪感に悩みます。ふゆこさんは完全自炊ですか?

A 安いレトルトに野菜を追加して1皿の満足度を上げよう!

 高いレトルトじゃなくて、安いレトルトを探しましょう。私も、パスタのソースとか安いレトルト商品、よく使いますよ! 罪悪感があるならば、安いレトルト食品を買って、そこへキノコや鶏肉、ちくわなんかを追加して、栄養バランスの取れたいい1皿に仕上げればいいんじゃないでしょうか。

 私としては、価格よりも、健康に悪いかな…というほうが気になるので、栄養面が偏らないようにうまくレトルト食品を使ったらいいと思います。

 ただ、食費を削るのが辛い、切り詰めるのが大変、という方は、ほどほどにしておいて、ほかのところで節約するよう、方向転換してみてはどうでしょうか?

Q 友達からの遊びの誘惑にはどう対処しましたか?

A 将来の夢とてんびんにかけて、大事なほうを取る!

 私、実は友達と飲みに行くことが、年に1回以下なんです。脱サラした際、家賃の安い場所へ転居してしまったので、高校や大学の同級生が近くにいないから、友達と街に出て食事したり買い物するような遊びの機会があんまりないんです。半年に1回ぐらい、会う機会はあるんですけど、その時は惜しまずにガッツリお金を使います(笑)。

 ただ、しょっちゅう遊びに誘われちゃう環境の人なら、年単位でかかるお金を試算してみてはどうでしょうか。週に1回、1万円かかるなら、月4万円、年間48万円、5年だと250万円近くになります。それだけあったら何ができるだろう?って考えてみるのがいいと思います。

 旅行でも趣味でも投資でもいいんですけど、5年後、かなえたい夢があるなら、それと飲み会、どっちが大事かをてんびんにかけてみる。「いや、飲みの時間、大事です」っていうなら飲みに行ってぜんぜんOKです。何かかなえたい目標や夢を具体的に持つと、日々の遊びをセーブするブレーキにできるかもしれません。

Q 節約のための家計簿がどうしても続きません。アプリを入れてもダメ。どうしたら続けられますか?

A 何円貯める、などの目標を作って、アプリを見る習慣をつけよう!

 アプリを入れただけで見ていない…という状態なんでしょうか。たぶん、「いつまでに何円貯めたい!」みたいな目標がないと、やっぱり続かないかもしれないですね。貯金目標額が決まっていればアプリを見る習慣もついて「お、また1万円近づいた!」とモチベーションも湧くと思います。

 でも、数字に対してそんなに執着がない人もいますよね。そういう人はもう家計簿は諦めて、過度な支出は控えつつ、最初から数万円を使わないお金として取り分ける「先取り貯金」に切り替えるほうが向いている気がします。

 勤務先に財形貯蓄が福利厚生にある人はそれも活用しましょう。あれは、引き出す手続きがけっこうめんどくさい場合が多いので(笑)、ブレーキになると思います。

 ただ、家計簿ってやっぱり細かくて大変なのは確か。家計簿をつけることがストレスになるならば、先取り貯金や財形貯蓄でざっくりと資金を取り分けて「私はそれをやっているから大丈夫!」と開き直るのも手です。

Q ますますきれいでうらやましい!ふゆこさんのスキンケアアイテムを教えて!

A ワセリン+安い化粧水を使ってます。あとはメイク技術といい撮影機材でカバー!

 浪費家時代はデパコスなどもガンガン買ってたんですが、ワセリン1本に切り替えてしばらくたちます。ただ最近、ちょっとニキビが出るようになってしまったので、成分をしっかり調べて、良質でコスパのいい化粧水もつけるようになりました。今使っているのはスーパーやドラッグストアで売っている肌ラボ白潤(ロート製薬)などです。

 肌に関する医学的な論文を読むと、化粧水ってあんまり意味がないとか、高価な理由は香料や広告費がかかるからだ、ということが分かってきたので高いものは使いません。

 ただ、肌がキレイって褒めていただくことが多くてありがたいんですが、人並みに加齢が進んでいるので、シミとか普通に増えてます。白状すると、実物よりもYouTube画面のほうがキレイに見えてます。これは、化粧の技術が上がったのと、カメラの性能がいいからなんです(笑)。皆さんも、高いものじゃなくて、自分の肌に合うコスパのいいものを探してみてください!

Q 「お金を惜しまず使う!」というときはありますか?それはどんなとき?

A 仕事道具と、思い出づくりには、お金は惜しみません!

 YouTuberという仕事上、仕事道具はしっかりお金をかけています。最近引っ越したんですが、この部屋だと声が反響するようになったので、ピンマイクを買ったんですが、それはさすがに6万円しましたね。でも、スゴイ音質がよくなったので満足です。同じようにカメラやパソコンなどの仕事道具系はお金をしっかりかけています。

 あとは、たまに会う友達との時間にはお金を惜しまず使います。5,000円くらいするホテルのアフタヌーンティーとか行っちゃいますよ。ふだん節約してる分、メリハリをつけてお金を使っています。

 さらに、最近ワンコを飼うようになったんですが、愛犬と毎日散歩するので、シンプルに体力がついて健康になりました。脱サラしてストレスを感じる機会も減ったのでメンタルも健全。

 浪費体質時代は、とにかくモノを買う、集める、というお金の使い方をしていたんですが、今はお金の使い方の軸が変わって、体験するとか、誰かへのプレゼントとか、親孝行とか、そういうプライスレスなものにお金をかけています。

Q 新NISAをしています。将来取り崩すとき大暴落したらイヤなので、ある程度のところで現金化したほうがいいのか、と迷っています。ふゆこさんはどう思われますか?

A 暴落は予想できない。淡々と積み立てて、必要なときに必要なだけ取り崩せばいいかも

 暴落や急騰なんて予想しても無駄です(笑)。投資できる間は、できるだけ長期分散積立で投資を淡々と続けていくのがやっぱり正解だなと思います。

 2024年8月の日経平均株価大暴落のときも、過去最大の下落幅となった翌日に、過去最高の上昇幅を記録していて、こんなの、誰も予想できないですよね。慌てて売ったり買ったりするよりも、淡々と積み立て投資を継続していた方が、上昇幅の恩恵も受けられたわけですよ。

「めっちゃ下落した! ヤバい!」って慌てて売ったあと、めちゃくちゃ上昇して悔しい思いをする、なんて、「投資あるある」なので、暴落はひとまず心配しすぎないほうが効率的です。

 また、取り崩し方のルールは大きく分けて二つ。資産をしっかりつくって、収入が減ったら毎年3%または4%と決めて地道に取り崩すか、結婚や教育費など、大金が必要になったときに必要なだけ売却して引き出すか。

 質問者さんが今、どのライフステージにいるのかによって、判断が変わってきますが、とにかくマーケットに振り回されず、自分のペースでとにかく積み立てを続けるのがお勧めです。

▼トウシル編集部取材後記
手取り20万円を切っているのにも関わらず、毎月、2万7,000円も奨学金で持っていかれるという生活は、金銭面だけでなくメンタルも激しくすり減ったはず。「そのストレスで浪費に走ってしまった」というふゆこさんがどう立ち直って、現在の悠々自適&ストレスフリーな生活にたどりつけたのか、ぜひインタビューもご覧ください! 今の生活が正直シンドイと思っている方が、今すぐできる工夫やヒントが満載です!

企画/構成/取材/執筆:金井雪子

(トウシル編集チーム)

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