1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 経済
  4. ビジネス

東大医学部卒語る「共通テスト前にやるべき事」 今年は例年よりも難易度が高まる可能性も

東洋経済オンライン / 2023年12月12日 11時20分

西岡:今年で4回目の試験ですが、今年も、例年よりも難しい、なんだったら『今までで一番難しい試験』になる可能性も十分あるということですね。

宇佐見:その可能性はあるかと。あまり世間一般的には騒がれてはいませんが、去年の共通テストの英語リーディングの平均点は53.81点とかなり低かったです。

センター試験のときは200点満点でしたが、平均点が55%(110点)を切る年はほとんどありませんでした。こう考えると、やはり毎年1科目は、『今までで一番難しい試験』になる可能性があると考えられるかもしれません。

西岡:2021年は数学、2022年は英語ときていますから、2023年は国語が難しいかもしれませんね。


宇佐見:その読みは若干短絡的かもしれませんが、可能性はあると思いますよ。

自分のルールを決めることが大切

西岡:共通テストで点数を取るうえで、試験前にやっておくべきことは何だと思いますか?

宇佐見:やっぱり、自分のルールを決めておくことだと思います。例えば、一度選んだ選択肢を見直したときに、『なんだかやっぱり間違っていそうだ、こっちの選択肢が正しいんじゃないか』と考えたとします。

そういうとき、はじめに選んだほうと2回目に選んだほう、どちらを選ぶのか、その場で選択するのは判断力が求められます。ですが、共通テストというのは時間との戦いであり、1分1秒で5点10点が変わってしまうんです。

西岡:迷っている時間が長いとダメなんですね。

宇佐見:その分、試験で不合格になる確率が上がってしまいます。『迷ったら2回目に選んだほうを信じる』とか、そういう迷ったときのルールをあらかじめ決めておくというのが重要だと思いますね。

西岡:これに関しては『ドラゴン桜』の漫画の中でも触れられていますね。


※外部配信先では漫画を全部閲覧できない場合があります。その際は東洋経済オンライン内でお読みください

西岡:この漫画でも描かれている通り、あらかじめルールを決めておく、というのは大切かもしれませんね。ある意味、機械的に判断をくだせる状態のほうが、合格率は上がりそうです。

本番と同じリズムの生活を心がける

宇佐見:また、試験本番と同じリズムで生活する経験をするのも大事です。共通テストの時間割は、社会の次に国語、その次は英語となっています。

このリズムで試験問題を解く習慣がある人のほうが合格率は上がると思います。普段の練習から、試験のリズムに身体を合わせておく必要があります。例えば、私たちは共通テスト直前にYouTube LIVEで、本番と同じ時間割で、Z会から発売されている実戦模試の問題を解くという取り組みをしています。

西岡:共通テスト本番の流れに慣れることができるわけですね。よく、昼夜逆転している人は落ちやすい、と言いますが、試験本番が午前中から始まるため、夜型の生活をしている人は朝だと実力を発揮しづらい、ということも理由の1つだと考えています。朝起きてからの流れも、同じ日を作って、リハーサルをするのはとても有効な手段だと言えそうですね。

西岡 壱誠:現役東大生・ドラゴン桜2編集担当

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください