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お金が増える人が密かに実践「価値ある使い方」 自分は人生の経営者、目標を立て長く続く運営を

東洋経済オンライン / 2023年12月20日 16時0分

「人生とは経営そのもの」だと、肉乃小路氏はいいます(写真:Xeno/PIXTA)

慶応義塾大学在学中から女装をスタート。大学卒業後は証券会社、銀行、保険会社など金融業界を渡り歩き、夜は新宿2丁目の夜の社交場で、人間観察力を磨いてきた異色の経歴を持つ経済愛好家の肉乃小路ニクヨさん。

自らを経済愛好家というだけあって「お金が大好き」という肉乃小路氏ですが、幸せになるための最強の道具「お金」を「どう使うか」は、お金を貯めることよりも大切と力説します。

そんな肉乃小路氏が「お金が集まってきて、生きるのがさらに楽しくなる」ために、今シェアしたいことをすべて書ききった『元外資系金融エリートが語る価値あるお金の増やし方』(KADOKAWA)を上梓。その中から今回は、「自分を不幸にしないためのお金の使い方」を抜粋してお届けします。

「人生は経営」が一番しっくりくる

人生は「長い旅」とか「マラソン」など、色々な「たとえ」があります。どれもそうだなと思ったりするのですが、私が一番しっくりきたたとえは「人生は経営だ」ということです。自分という資源を与えられて、それを開発していき、利益を出すように運営して、社会に還元しながら生きていく。まさに経営そのものです。

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だから色々な判断をする際も「自分株式会社」の社長として判断をすると良いと思います。商品は「自分自身」です。経営者としてはどう開発して、どう売っていくべきか、そのためにはどういう生活や経験をさせていくべきかを考えていきます。

人によって様々な経営戦略があるでしょう。「薄利多売」の戦略もあれば「高付加価値」の戦略もあります。同時に大切な資源である「自分自身」は放っておくと「日に日に劣化していく」のも事実です。あまりに「薄利多売」で働かせ過ぎると劣化が早くなり、割と早く寿命を迎えてしまいます。

だから、そこそこ良いものを食べさせて、しっかり休養も取らせて、劣化を抑えながら長く働いてもらう。そして経験を積ませて付加価値を上げていく。それが一番社会に還元できて、自分自身も幸せな生き方なのではないかと私は思います。そのための経営判断を日々していくのが人生ではないでしょうか?

そういう視点に立つと、お金の使い方もおのずと「自分(家族)」という資源を開発し、長く働くために「お金を使う」という考えになってきます。つまり「お金を使うこと(支出)」は自分(家族)を開発し、維持し続けるための「費用(経費)」という概念に変わります。どこに費用と時間をかけて、どう使うか。そこに経営者の腕の見せどころがあります。

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