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吉田カバン、コロナ後売れ筋の「仕事バッグ」事情 年齢や役職を問わずに実用性が重視される

東洋経済オンライン / 2023年12月21日 11時0分

男性用で圧倒的人気の色はブラックだが、最近は鮮やかな色合いも増えてきた。ダイバーシティの時代を反映して、メンズ用・レディース用の垣根も低くなっているようだ。

「展示会」の視察時は、カタログやサンプル品などをもらう機会が多い。国内出張も同様だ。お土産を買ったり、名産品をもらったりするなど、行きよりも帰りの荷物が重くなる。

これまでの取材では「2バッグ制」にする人が複数いた。

「1泊の出張の場合、いつもの通勤リュックにPCなどを入れるスタイルに加えて、宿泊用の荷物をサブバッグに入れて行きます。折りたためる大きめの布バッグも入れて、臨機応変にバッグを増減させています」(30代の女性)

「荷物が増えそうな日」に向くバッグは?

こうした需要に対応するバッグが、吉田カバンの商品にもある。

「『ポーター フレックス』の2wayダッフルバッグ(3万0800円)が人気です。折りたたんで持ち運びしやすいパッカブル仕様です。メイン素材はパラシュートクロスとも呼ばれるもので軽くて丈夫。もし穴が開いても破れが広がりにくい裂け止め効果もあります。非常に軽いのでメインのバッグの中に入れる方が多いです」(名倉氏)

在宅勤務+出勤を使い分ける人もいるが、通勤日は荷物が重くなりがちだ。

「オン・オフ兼用にもなる『ポーター シングス』のバックパック(6万6000円)が支持されています。丸みのあるラウンド型でPCや小物収納にも対応。背負った時に目を引く底部のストレッチコード(黒と蛍光グリーンの2色)は伸縮性があり、寒暖対策で、もう1枚の衣類を入れたりする用途にも使えます。ビジネス用は黒のストレッチコード、休日用は蛍光グリーンにして付け替えを楽しむこともできます」(名倉氏)

最後に、実店舗で選ぶ場合とネットで選ぶ場合のポイントを聞いてみた。

「店舗で接客する場合は、好みのバッグ、中に入れる荷物、入れ方、ご予算などをお聞きしながら商品をご案内しています。今回はリュックを中心に話しましたが、開口部が大きく、パッと開けて荷物を入れられるトートバッグが好きな方もいます。できれば店舗に足を運んで、お好みのバッグを探していただきたいと思います。

また、お客さまと店舗スタッフとのやりとりで多いのが『A4サイズ』への認識。思った以上に大きく思われている方も多く、バッグの現物をお見せしながら『A4が入るジャストサイズはこれですよ』とご説明したりします」(名倉氏)

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