1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 経済
  4. ビジネス

なぜ"夢"を掲げるだけでは成果が出ないのか 原田メソッド"いつ""何を"達成するかクリアに

東洋経済オンライン / 2024年1月2日 16時0分

しっかり「ゴール」まで到達するには、漫然と夢を見るだけではダメなようです(写真:チキタカ “tiquitaca”/PIXTA)

新年の始まりにあたり、今年の抱負や夢を考える方も多いことでしょう。今年は、ただ「なんとなく」ではなく、せっかくならしっかり達成できる方法で「目標」を設定してみませんか?

目標達成の「技術」を伝える原田隆史氏著『はじめての目標達成ノート』から、前々回の記事「大谷翔平も使った目標達成ツール、そのノウハウ」などでも具体策をご紹介してきましたが、今回は改めて目標の立て方について同書から一部を抜粋・再編集してお届けします。

がむしゃらに頑張るだけでは成果は出ない

夢や目標を掲げるときには、それを「いつ」達成するのかを、クリアにすること。それは夢や目標を実現させるための大事なセオリーです。

【図表で見る】目標を決めるときに書き込むべきこととは?

「夢」と「目標」は実は同じではありません。その違いはどこにあるかわかりますか? それは達成の「期限」が明確かどうかです。言い換えるなら、「いつかこうなりたい」「いつかこれをやりたい」という夢は、期限を決めた時点で、夢ではなく目標になるのです。

例えば「オリンピックで金メダルを取る」というのは、「いつ」が定められていないので、この時点ではただの夢です。期限を決めず、たとえば「次がダメなら、その次のオリンピックでもいいか」と考えてしまうかもしれません。「いつ」と決めないうちは、夢はぼんやりしたままなのです。

夢を確実に実現させる一流のアスリートなら「2024年のパリオリンピックで金メダルを取る」というところまでクリアにして、目指すべき目標として設定します。そして、それに向けての計画や戦略を決め、着々と実行していくのです。

2024年ではなく、2028年のロサンゼルスをターゲットにする人もいるでしょう。その場合は、計画や戦略もまったく違ったものになるはずです。

年中「5キロくらい痩せたいなあ」と思っていてもなかなか痩せられないのは、期限を決めないからです。期限を決めないうちは「5キロ痩せる」ことはいつか叶えたい夢にすぎません。だから結果も出ないのです。

期限が決まらなければ戦略も決められないので、「とにかく痩せたい」と闇雲に頑張るしかなく、それだと無駄な努力に終わってしまいかねません。

「31カ月後までに5キロ痩せる」というふうに期限を決めれば、それは目標になります。当然戦略も決まり、やるべきことも決まります。だから結果にもつながりやすくなるのです。

目標設定をクリアにし成果につなげる

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

複数ページをまたぐ記事です

記事の最終ページでミッション達成してください