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なぜ"夢"を掲げるだけでは成果が出ないのか 原田メソッド"いつ""何を"達成するかクリアに

東洋経済オンライン / 2024年1月2日 16時0分

真面目な人ほど、とにかくがむしゃらに頑張ります。頑張ることは確かに素晴らしいのですが、頑張ることそれ自体が目標になってしまいがちです。残念ながらそれでは成果は出せないのです。

成果を出せる人というのは、ただ漫然と頑張ったりはしません。努力する前に達成すべきゴールを明確に決めてから、その実現のための戦略を考えます。ターゲットがはっきりしていれば、戦略の精度も上がります。だから、成果が出るのです。

「いつ」「何を」達成するかをクリアにする目標設定は、あなたの努力や頑張りを成果につなげる大きなカギです。これこそまさに、目標設定・目標達成の「技術」の第一歩なのです。

【Step 1】

下図の記入例を参考に、あなたの夢を思いつく限り書き出してください。

【Step 2】

それぞれの夢に、いつまでに実現したいかの「期日」(期限となる日付)を入れましょう。

目標設定の技術として大事なことは、一度決めた目標は簡単に下方修正しない、という覚悟を持つことです。

とりあえず「来年の●●大会で日本一になる」を目指してみて、途中で無理そうと思ったら3番くらいに変えればいいや、などと考えるようでは、目標設定する意味がありません。

「適切なレベル」を把握する

だからこそ、目標を設定する時点で、その目標が自分にとってどれくらい難しいものであるかを理解する必要があります。

難しいとわかっていれば、気を引き締めたり、よりハードな戦略を検討することもできるし、もちろん、自分にとって妥当だと思われるレベルにあらかじめ引き下げることもできます。

いずれにしても、あとからむやみに下方修正するような事態は避けられます。

1. まずは過去のデータや実績にはとらわれず、「こうなったらいいなあ」という自分にとって「最高の目標」を書き出す

2. 次に、これまでの経験からすると、「これは確実に達成できる」という「最低限の目標」を書き出す

3. 難易度としての「中間の目標」を書き出す(これは「感覚としての難易度の中間」であり、最高の目標と最低限の目標の数字的な「中間」というものではない点に注意)

4. 達成までの期限も考慮しながら、1、2、3の目標を比較して、今回の目標はどのあたりが適切なレベルかを考える

ここで大事なのは、客観的で測定可能な目標を立てることと、比較ができるように目標の単位を揃えることです。「一生懸命やる」といった情緒面の目標や、最高の目標が「売上」で、最低限の目標が「顧客数」というのはダメです。

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