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専門医が教える「本当に眠りやすくなる」習慣 「羊の数を数える」よりも圧倒的に効く方法

東洋経済オンライン / 2024年1月2日 18時0分

例えば、就寝の1時間半前に入浴し、お風呂上がりに30分ほど雑誌をめくって床につく。こういった行動パターンを毎日続けていけば、脳が睡眠の合図を認識して、多少の考えごとがあっても眠れるようになるのです。

また、別の方法としては、不安や考えたことを淡々と書き出すというのもいいと思います。

じっと考えるのではなく、いったん思い切って起き上がり、考えたことをメモしてみてください。

これで案外、気持ちが落ちつくものです。

さらに、意外と知られていない「眠るために特に良くない習慣」というのがあります。

それは、就寝前のタバコと消化の悪い夕食です。

タバコに含まれるニコチンには覚醒作用があり、吸えば目が冴えてきます。

しかも、その効果は約1時間持続。これから眠ろうと思っている人が吸うのはおすすめできません。

注意したい就寝前のNG習慣

事実、喫煙者の入眠障害リスクは非喫煙者の2倍で、日中に感じる眠気についても同様に2倍という調査報告があるほど。

なかには、睡眠中に身体が無意識のうちにタバコを欲して目覚めてしまうケースもあります。

また、眠りにつけたとしても、いびきのトラブルは無視できません。

1994年にアメリカの研究チームが、「非喫煙者に比べ、喫煙者のほうがいびきをかく割合が2.29倍多く、タバコを吸う本数の多い人ほどいびきをかきやすくなる」という調査結果を発表しています。

さらに恐ろしいことに、喫煙者の周囲にいる家族なども、いびきをかく確率が高まる傾向にあることが、この研究によって明らかになりました。

受動喫煙によって、いびきをかきやすい体質になってしまうのです。

また、タバコとあわせて気をつけたいのが、夕食です。

夕食では栄養素のことだけでなく、ぜひ「交感神経をできるだけ刺激しないメニュー」にすることを心がけてください。

睡眠にとって自律神経の調節はとても重要で、副交感神経が優位な状態になってくれると、自然といい睡眠を呼び込むことができます。

そういった観点から夕食に避けたいのが、「消化の悪いもの全般」です。

油っこい料理やかたいものを食べると、交感神経が刺激されてしまいます。そして、消化を終えて胃腸が休めるようになるまでにも時間を要するため、寝たい時間になっても体が休まらなくなってしまうのです。

今は、睡眠をサポートしてくれるサプリメントもたくさん出ています。

寝る時間になかなか気持ちが落ち着かない人には、GABAやテアニンが配合されたサプリがおすすめです。

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