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「弱い日本」を悲観する人は、世界を知らなすぎる 治安も食事も最高な日本で生きていく"リスク"

東洋経済オンライン / 2024年1月3日 7時0分

その企業にとっては由々しき問題なのですが、社員からしてみたら日本を離れたくないという気持ちもわかります。だって今のところ、海外に出なくても十分生きていけるのですから。

私の会社ではグローバルマインドセットを鍛えるために、「アウェイな環境での殻破り」と呼ばれる研修を提供しています。いわゆる越境学習で、コンフォートゾーンを飛び出す体験をさせるのですが、参加前の受講生たちからは「正直、不安しかありません」という声もあがってきます。

しかし1週間の研修を終えた後、受講生たちからは「チャレンジは楽しい」「やればできる!」という感想ばかりが聞こえてきます。この10年間でアジアの新興国を舞台に、グローバルマインドセットを鍛える研修を1500人以上に提供してきました。そこで私が実際に見て実感したことは、アウェイな環境でこそ人は成長するということです。

日本に未来はあるのか?

今の日本はいい国、つまり完全なるホームです。しかし少しずつダメになっているとしたら、いずれは「やるしかない!」という必然の場(=アウェイな環境)が訪れることになるでしょう。その時はIMF危機後から飛躍を遂げた韓国が、ロールモデルになるのかもしれません。

そういう意味で、私は日本に未来を感じています。

ただ、その前に危機が訪れるはずです。それを甘んじて受け入れたくない個人や企業は、チャレンジするしかない。「日本はダメになった」とグチるなら、今からチャレンジすればいいのです。人を行動に駆り立てるものは「必然」か「欲望」です。年齢も性別も関係ありません。

必然が起こるまで待つ必要もありません。ガンガン行動に移したいならば、欲望のままに行動に移すべきです。

豊田 圭一:株式会社スパイスアップ・ジャパン代表取締役

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