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転職時に「同じ職種か、異職種か」で悩む人の盲点 年収や地位など要素がある中で考えるべき事

東洋経済オンライン / 2024年1月3日 10時0分

現時点においては、研究職を継続するか・コンサルという新しい業界に挑戦するかの二択で検討されているようですが、いずれにせよ本質は「今の延長か・新しい挑戦か」、の選択で悩んでいるということだと思います(なお、頂戴した相談からはどんな業界の研究職なのかや、どのようなタイプのコンサルなのかは不明ですので、ここではその双方の将来性などについては言及致しません)。

年収や勤務地、(どのような意味かはわかりかねますが)地位、などさまざまな要素を勘案しているようですが、要するに問われているのは自分を変える勇気があるか否か、であり、長期的な目線に立ってどちらの選択肢を取るべきか、です。

どちらの選択肢にせよ、よい面もあれば悪い面もあるでしょう。どちらかが全面的に魅力的な選択肢であれば、そもそも最初から迷わないハズです。

今回の転職「のみ」を考えていないか?

そうではなく、双方に魅力と不安があるからこその悩みだと思います。

もちろんキャリアに関する選択ですから、100パーセント正しい選択肢なんてありませんし、正解も存在しません。

将来、過去の選択肢を振り返ったときに、その選択肢が正解であったか否かがわかるのが関の山です。

とは言え100パーセント言えることは、どちらの選択肢を選んだとしても、その結果が凶と出るか吉と出るかはYSさん次第です。

それだけYSさんが選んだ道で工夫し、努力し、情熱を燃やしたか次第で、結果は大きく変わるものです。

キャリアにおいて結果を出すためには、自分の持っている経験やスキルなどを踏まえて、自分にとって勝負するのに適切な場所を選び、その場所でどれだけ真剣に覚悟を決められるか、が大切です。

今回のケースにおいては、その勝負するべき場所で悩んでいる、ということであり、その選択にあたって、何となく先行きが見えている現状の延長である研究職か、それとも新しい挑戦であるコンサルか、ということだと思います。

いずれにしても、YSさんが決断できないのは、恐らく今回の転職「のみ」を見ているからでしょう。

キャリアとは長期的な話ですから、長期的な目線で考えたほうがよいでしょう。

加えて言いますと、キャリアはその積み重ねが大事です。だからこそ、個々の場面における決断や選択の場合は、長期的なゴールに照らし合わせて、どちらがよいのかを選んだほうがよいのです。

恐らくその視点が欠けているため、目の前の選択肢のみにフォーカスしてしまい、そして双方によい面も悪い面もあるので、悩んでしまう、ということかと思われます。

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