1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 経済
  4. ビジネス

「プレゼン・スピーチが劇的に上達」意外な"裏技" 話し方のプロが「魔法の1分練習」を教えます!

東洋経済オンライン / 2024年1月12日 12時30分

実際に声量もあるし、いい声なのに滑舌が悪いがために損をしている人は少なくないのです。

でも、滑舌は誰でもちょっと練習するだけで、みるみる上達します。

その意味でも朗読は役に立ちます。

朗読は嫌でも舌の動きを意識するし、口のまわりの筋肉もほぐれるから、自然と滑舌が良くなっていくのです。

口の動きが良くなる!「滑舌トレーニング」のススメ

また、人前で話す前に滑舌トレーニングをするのもオススメです。

走ったり泳いだりする前にはストレッチやウォーミングアップをしますよね。それと同じで、口のまわりの筋肉を事前にほぐしてあげると、見違えるように「口の動き」が良くなります。

もちろん私も人前で話す前には必ず行っています。

私がいつも行っているおすすめの滑舌トレーニングは、「『滑舌が悪い人』劇的に改善する"魔法の1分練習"」で詳しく紹介しているので、試してみてくださいね。

【プレゼン・スピーチが劇的に上達するコツ③】「強調」をしっかり行う

これは魚住式朗読スキルの最重要ポイントでもあるのですが、原稿や資料を読むときに「強調すべき言葉」をしっかり意識して読み上げるのです。

これをすることで段違いに「伝わる」話し方ができます。その効果は次の「魔法の1分練習」で実感していただけると思います。

プレゼン・スピーチが劇的に上達「魔法の1分練習」

下記は小林秀雄『考えるヒント』の一文です。

まずはそのまま読んでみてください。

私は、徒(いたずら)な空想をしているのではない。人間の良心に、
外部から近づく道はない。無理にも近づこうとすれば、
良心は消えてしまう。これはいかにも不思議な事ではないか。
人間の内部は、見透しの利かぬものだ。

次に以下のポイントに従って読んでみてください。

・∧の部分で軽くポーズを取る(間をおく)
・→は読点があるが区切りをつけずに続けて読む
・赤字部分(良心/外部/無理/見透しの利かぬ)を高い声で読む
・青字部分(消えてしまう/不思議)を感情を込めて読む(ご自分の表現で大丈夫です)
アンダーラインを強く読む

私は、徒(いたずら)な空想をしているのではない。人間の良心に、
外部から近づく道はない。無理にも近づこうとすれば、
良心は消えてしまう。これはいかにも不思議な事ではないか。
∧人間の内部は、→見透しの利かぬものだ。

いかがでしょうか。ほんの少しのことで全然違うのが、おわかりいただけたのではないでしょうか。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

複数ページをまたぐ記事です

記事の最終ページでミッション達成してください