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「暗く見られる人」が印象を変えるためのひと工夫 ちょっとした行動で気分も印象も大きく変わる

東洋経済オンライン / 2024年1月14日 10時0分

それでは、どうしたらよいのでしょうか?

それは、覚醒水準を上げる、つまりテンションを上げることです。覚醒水準を上げることによって、身体は、感情を受け入れる器を用意しようとします。心臓がドキドキすることで、脳は「このドキドキは何だろうか?」と考え、ドキドキの原因を求めます。

では、どうすれば、覚醒水準を上げることができるのでしょうか?

「ドキドキ」と書いたように、単純に、心拍数を上げることが手っ取り早い方法です。例えば、走る。健康に不安があるならば、ちょっと早歩きをしてみます。そうすると、身体から鼓動を感じると思います。

一方、覚醒水準が上がっても、脳はその原因をポジティブにもネガティブにも求め得ますので、早歩きしながら、好きな音楽を聴く、あるいは、楽しいことを考えるとよいでしょう。

「風が気持ちいいな」「ランチに何、食べようかな」「今度の休みに映画を観に行こうかな」などです。

覚醒水準が上がってくると、表情としては、目がパッと見開きます。楽しいことを考えていると、口角が上がってくるはずです。ドキドキを感じながら、自身の表情が変化し、身体の中から感情が生じてくる様を体感してください。

走る、早歩き以外でも、身体を目覚めさせられるならば、何でもOKです。腕立て伏せをする。腹筋をする。文章を音読する。熱いシャワーを浴びる等々、いろいろあると思います。心と身体はつながっていて、身体が目覚めることで、気持ちもシャキッとするフィードバック機能があるのです。

子どもの驚き体験をいつまでも

こうした身体を動かす方法のほかに、驚く経験を日々するという手もあります。

驚きは、覚醒水準を引き上げます。驚きは、未知のもの、新しいものに対して生じます。幼き日々を思い出してください。周りに小さなお子さんがいれば、観察してみてください。「何!これ?」「見せて、見せて!」「私に触らせて」「僕もやってみたい」と、未知のものに近づき、元気いっぱいです。

これをマネしましょう。知らないこと、触れたことのない世界などいくらでもあります。ちょっとしたことでよいのです。例えば、普段通らないコースで通勤してみる。普段観ないようなジャンルのドラマを観てみる。普段食べないようなものを食べてみる……等々です。身体を動かすのが嫌な方は、ちょっとした驚き体験で心を動かすきっかけを得ることができます。

人を暗く見せる悲しい気分ですが、悲しみ以外にも、もう一つ、大切なものがあります。それは、ミスをしたときのリアクションです。これも人を暗く見せるか、そうでないかの分岐点となりえます。

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