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「TOEICのスコア」をAI活用で引き上げるコツ 紙の教材を使いつつ効率化、最適化、習慣化

東洋経済オンライン / 2024年1月16日 8時0分

それでは、実際のところ、どんなAI搭載アプリ、ツールを使えばよいのだろうか。 

苦手な問題を自動選定

「スタディサプリENGLISH TOEIC® L&R TEST対策コース」(アダプティブ講座)はテレビCMでもおなじみだ。関正生先生によるわかりやすい講義動画、シャドーイングやディクテーションを用いた実践的なトレーニングなどがある。リリース当初から非常に学習効果の高いアプリだが、2022年にAIを搭載した「アダプティブ講座」が追加され、さらに効率的に学習できるようになった。

AIが4000問の中から苦手な問題を自動選定して出題してくれるため、限られた日々の学習時間を有効に使うことができるのだ。

次の注目点は15段階の自動実力判定。目標スコアを決めたり参考書を選んだりするうえで、現在のレベルを把握することは必要不可欠だ。実力を把握する時間が短縮できるという点、またレベルアップが小まめに可視化されモチベーションアップにつながるという点でも、有用な機能である。

苦手な問題形式の分析と対策もよい。AIが自分の苦手な形式を導き出してくれ、解説動画や演習問題で集中的に強化できる。

学習の習慣化に貢献

「Santaアルク」は、AIを搭載したTOEIC対策アプリの中でも人気だ。得意・不得意箇所の分析やランクづけをしてくれる。例えばリスニングのナレーターの国ごとの正答率、リーディングの解答時間まで出してくれるため、スタディサプリと同様に、分析と対策に要する時間を大幅に短縮できる。目標スコアに向けたランクも表示されるため、現在地と今後到達すべきレベルもつかみやすい。

パーソナライズされた学習提案もよい。自分に合ったカリキュラムをAIが自動でアレンジ。苦手部分を中心に出題してくれる。難易度も調整できるため、効率的・効果的に学習に取り組める。

最後のポイントは精度95%を誇るスコア予測。現時点の実力で本番のTOEICを受けると何点になるのか。学習者にとっては非常に気になるところなので、これが可視化されるのはモチベーションアップにつながる。頻繁に学習してチェックしたくなるため、学習継続・習慣化に貢献する。

「abceed」は、前述の2つと同様にAIがおすすめ問題を出してくれる機能がある。忘却曲線を利用しており、復習するのに最適なタイミングで出題してくれるのが特長だ。一問一問の解答に要した時間がわかるのも重宝する。

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