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「就寝前のガム」が良質な睡眠に効果的なワケ 知ってますか?「リベンジ夜更かし」の恐怖

東洋経済オンライン / 2024年1月17日 20時0分

その瞬間、おそらく心は満たされることでしょう。しかし、一日(点)ではなく、日常生活という長いスパン(線)で考えると、リベンジ夜更かしは歓迎できる行為とはいえません。翌日以降に、大きな代償を払う必要が出てくるからです。

結果的に、学生は成績の低下、不登校、留年などを、社会人は遅刻や欠勤が増えるといった状況をまねき、今や社会問題のひとつになりつつあります。

プラス思考であっても結果はマイナス

ポーランド国内の大学生や一般人766名を対象としたオンライン調査によると、男性よりも女性、高齢者よりも若者、働いていない人よりも働いている人、非学生よりも学生が、夜更かしをしがちだそうです。

リベンジ夜更かしをしてしまうと、翌日のパフォーマンスの質は一気に落ちます。そうなると再び「日中にやりたいことができなかった」となり、またしても夜更かしをしてしまうという、負のスパイラルに陥りやすくなります。

最悪の場合、うつ病になってしまうことさえありますし、睡眠不足が高血圧、糖尿病、心筋梗塞、脳梗塞、がんなど、ありとあらゆる病気のリスクを高めることもわかっています。

リベンジとは、相手から傷つけられたり不当な扱いを受けたりしたことに対し、仕返しをする行為を意味しますが、日本ではスポーツの試合で負けた相手に次の試合で勝利を収めることや、失敗したことやうまくいかなかったことに再挑戦して成功することなど、前向きな意味合いで使用されるケースも目立ちます。

リベンジ夜更かしも、仕返しや復讐といった後ろ向きの意味合いではなく、失ったものを自分の努力で取り戻すという、どちらかというとプラス思考から生まれる行為に対して使われている印象です。

しかし、たとえプラス思考から生まれる行為であったとしても、それがまねく結果は明らかにマイナスです。いいことなど、ひとつもありません。

自覚のある方は、まずは眠ることに集中し、じゅうぶんな睡眠時間を確保すること、そして、規則正しい生活をすることを心がけましょう。

リラックスするために口にしたいものとは?

リベンジ夜更かしをしてはいけない――そういわれても、自らの意思ですぐにやめることは難しいでしょう。忙しい現代人にとって、ひとりになれる貴重な時間は寝る前だけというケースも多いですからね。

スマホを手放すのが不安という方も多いはず。「SNSのコメントやメッセージに全部返信するまで寝られない」という、重度依存症と表現してもいい若者も少なくありません。

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