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「就寝前のガム」が良質な睡眠に効果的なワケ 知ってますか?「リベンジ夜更かし」の恐怖

東洋経済オンライン / 2024年1月17日 20時0分

だから私は、「眠りに集中すること」を推奨しています。自分の体を意識的に、リベンジ夜更かしをできないような状態にもっていくのです。

「あれもしたい、これもしたい」と思っていても、知らず知らずのうちに眠りに落ちてしまったら、リベンジは叶いませんからね。

まず、その日のすべきことをすべて終えたら、「これから休息モードに入る」というスイッチを入れましょう。自分に「今から休む」といい聞かせたり、誰かから「休め」といわれたりしても、気持ちの切り替えはなかなかうまくいかないものですが、そのきっかけづくりならできます。

推奨できるのは、ノンカフェインのお茶やコーヒーを飲んだり、ガムを噛んだりすること。これらが体にモード切り替えの合図を送ってくれ、さらには体をリラックスさせる役割を担う副交感神経を優位にし、自律神経を整えてくれます。良質な睡眠を得るためには、自律神経が整った状態であることが不可欠といわざるを得ません。

とくに効果的と考えられるのが、ガムを噛むことです。咀嚼などのリズム運動は、幸せホルモンといわれるセロトニンの分泌を促し、リラックスした状態のときに発生するα波が出ることも判明しています。

セロトニンは、睡眠ホルモンといわれるメラトニンの原料になるので、体がより眠りを求める状態になっていくのです。

また、自律神経を整え、心身ともにリラックスした状態にいざなってくれる要素のひとつに「香り」を挙げることもできます。

おすすめは、アロマやお香をたくことです。人間はいい香りをかぐと交感神経の働きが抑制され、副交感神経が優位な状態になると考えられています。やさしい音色の音楽をかけるなどして、リラックスできる雰囲気を作ると、さらに高い効果が期待できるでしょう。

アロマやお香以外では、ハーブティーやコーヒーから立ち込める香りをかぐのもOK。また、ガムを噛んで、鼻腔から直接香りを感じるのも効果的です。

眠りに集中するためのもうひと工夫

万全を期すために、もう一段階、工夫をこらすようにしましょう。リベンジ夜更かしを習慣化させないために、手を打てるところはしっかりカバーすべきです。

良質な睡眠を得るためには、自律神経が整った状態が理想的であることは先に述べたとおりですが、それを強力にバックアップしてくれるのが入浴です。

ベストは就寝の1時間30分ほど前にお風呂に入ること。40度くらいのややぬるめのお湯に15分程度つかるのがおすすめで、そうすると深部体温が上昇します。

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