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「企画が通らない人」は上司との話し方を知らない 「気になってしょうがない」と相手は動く

東洋経済オンライン / 2024年1月17日 12時30分

さて、こんな風に話された後、私が脳の仕組みについてお話ししたところで、あなたは上の空ではないですか?

「ストレスなく相手をムズムズさせる秘訣」のことが気になってしょうがないはずです。これが「相手の脳に空白をつくる」ということです。

目的のものが出てくるまで、何度もカプセルトイを回したり、映画の予告に惹かれて、公開日に見に行ったことはありませんか? チラッと見せたり、含みを持たせたことを言ったりすると、核心に触れないからこそ、人はその核心が気になります。

脳は、答えがわからない状態に居心地の悪さを感じます。だからこそ、空白があると、興味がより一層膨らみ、それを見たくて聞きたくて手に入れたくてしょうがなくなる。確認するには、足を運ぶしかない、質問してみるしかない、購入するしかない……となるのです。

すべてを話さず、要点だけ話し、結論を言わないこと。そうすることで、人は、脳の中の空白を埋めるべく未来像をイメージし、人はワクワクムズムズします。

そして、「私にできる? というか、やりたいな」「できたとしたら……」など、ワクワクする「?」をたくさん生む会話をしましょう。

まずは相手を知ること

「伝える」と「伝わる」は違います。だからこそ、まずは相手を知ること。そのうえで、ドラえもんのように、相手に合った道具を差し出していくといいですね。

そして、誰もが「自分を理解してほしい」と思っているので、相手の気持ちを組んでいくことです。すると、理解された相手は、さらにあなたに心を開き、本音で語ってくれるようになり、ムズムズも引き出しやすくなります。そして楽しみを後にとっておいてあげれば、ムズムズは引き出せるはずです。

市川 浩子:一般社団法人ジャパングッドリレーションアカデミー代表理事

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